最後の4マスを数える:残り手数で勝敗が決まる局面集
遊びを見つける執筆にClaudeを使用しています。

オセロの終盤で盤の空きが4マスになったとき、「どこに置くか」より先に数えておきたいことがあります。この4マスで、黒と白はそれぞれ何回置けるのか。置けなくなって先にパスするのはどちらか。最後の一手を置くのはどちらか。この3つです。最後の一手は石を返せるうえに、相手が応じられません。そのため、手数の差は石数の差に直結しやすくなります。 ただし、実際の盤面を8×8の全マスで文章にすると、読むだけで疲れてしまい、数えるという本題がぼやけます。そこでこの記事では、空き4マスだけを取り出した簡易モデルで5問を出します。解いたあとに、実際の対局で同じ形を探す手順も示します。
5つの問題:空き4マスの数え方
まず、モデルの約束を決めます。
- 空きマスはA〜Dの4つです。各マスは「黒だけ置ける」「白だけ置ける」「共有(どちらも置ける)」「無効(どちらも置けない)」のどれかです。
- 誰かが置いても、ほかのマスの分類は変わらないものとします。実際の対局では変わることがあり、その話は後半で扱います。
- 置けるマスがない側はパスします。両者とも置けなければ終局です。
- どの問題も黒番です。答えるのは次の3点です。①最善を尽くしたときの黒と白の手数、②先に置けなくなる側、③最後に置く側。
- 1、黒だけ:A, B、白だけ:C、共有:D、無効:なし
- 2、黒だけ:なし、白だけ:なし、共有:A, B, C、無効:D
- 3、黒だけ:A, B, C、白だけ:D、共有:なし、無効:なし
- 4、黒だけ:A、白だけ:B, C、共有:D、無効:なし
- 5、黒だけ:なし、白だけ:C、共有:A, B、無効:D
紙に自分の答えを書いてから、次の節に進んでください。
解答:共有マスの取り合いを読む
問題1:共有マスを先に取る
最善手は共有のDです。黒D、白C、黒A、白パス、黒Bと進みます。黒3手、白1手で、先に置けなくなるのは白、最後に置くのは黒です。
黒が専用のAから置くと、白が共有のDを取ります。続いて黒B、白Cとなり、2手ずつで最後は白です。専用マスは相手に取られる心配がないので、あとに回せます。取り合いになる共有マスを先に置くのが基本です。
問題2:置けないマスは数えない
置けるのは共有の3マスだけです。黒、白、黒の順に置いて、Dは空いたまま終局します。黒2手、白1手で、最後は黒です。
共有マスだけで争うときは、数が奇数なら先に打つ側が、偶数なら後から打つ側が最後に置きます。無効なマスを数に入れないのがこの問題の要点です。「空き4マスだから偶数」と数えると結論が逆になります。
問題3:専用同士なら順番は関係ない
黒、白、黒、白パス、黒の順で、黒3手、白1手です。どの順で置いても結果は変わりません。白は1手置いた時点で置けなくなります。黒はその後、白に邪魔されずに連続で2手置けます。
問題4:問題1と形は近いのに結果が逆になる
共有マスはDの1つで問題1と同じですが、専用マスの数が違います。最善手はやはりDで、黒D、白B、黒A、白Cとなります。2手ずつで、最後は白です。
黒がAから置くと、白がDを取ります。黒は置ける場所がなくなって2回パスし、白がBとCを続けて置きます。黒1手、白3手です。この問題は、最善でも最後を取れないことがあると示しています。その場合の目標は、手数の差をできるだけ小さくすることです。
問題5:共有を取られると専用が残る
黒がAを置くと、白は共有のBを取ります。黒はパスで、白がCを置きます。黒1手、白2手で、最後は白です。黒がBから置いても同じ結果です。
白がBでなく専用のCを先に置くと、黒がBを取って黒2手、白1手になります。そのため白は共有を先に取ります。専用マスを持つ側は、共有マスを取り合う段階で有利になります。
実戦で同じ形を探す手順
「潮目のオセロ」のひとり対局では、返る石のプレビュー、理由付きヒント、一手戻すが使えます。これらを使って、空き4マスの数え方を自分の対局で確かめる手順を考えてみます。
- 3段階の相手のどれかと普通に対局します。空きが4マスになったら、手を止めて紙に4マスを書き出します。
- 各マスについて、黒が置けるか、白が置けるかを調べ、上の表と同じ形にまとめます。置けるかどうかは、そのマスから8方向のそれぞれで「相手の石が1つ以上続き、その先に自分の石がある」並びがあるかで判断します。
- 自分の側は、置けるマスを選ぶと返る石のプレビューで確認できます。相手側は、同じ規則で紙の上で調べます。迷ったときは、手を置いてプレビューを見てから一手戻すで戻す方法もあります。
- 問題1〜5のどれに近いか当てはめ、黒と白の予想手数、最後に置く側を書きます。
- そのまま最後まで打ち、予想と実際の手数を比べます。
記録は、1局につき「4マスの分類」「予想手数」「実際の手数」の3項目で足ります。数局分たまれば、自分がどの形で読み違えやすいかが見えてきます。
比べるときの目安は次のとおりです。予想と実際が一致していれば、数え方はできています。ずれた場合は、石を置いたあとに別のマスの分類が変わっていないかを調べてください。多くの場合、原因はそこにあります。
模型が崩れる場面
実際の盤では、石を置くと周囲の石が返り、ほかのマスの分類が変わります。共有だったマスが専用になることも、無効だったマスが置けるようになることもあります。この記事の5問は「分類が変わらない」と仮定しているため、そのまま当てはまらない局面があります。
とくに注意したいのは、空きマスが隣り合っている場合です。1つ置くと、隣のマスの並びが直接変わります。離れたマス同士なら、変化は小さいことが多いです。
もう1つ、手数が多いことと勝つことは別です。最後の一手で返せる石が1枚だけなら、そこまでの石数の差を逆転できないこともあります。数えた手数は、石数を読む前の整理として使ってください。石の枚数は最後に別途数える必要があります。
次の行動
次に対局して空きが4マスになったら、手を止めて4マスを表にしてみてください。黒と白が置けるマスを書き出し、予想と実際を比べるだけで十分です。外れたら一手戻すで巻き戻し、どの手で分類が変わったのかを探すと、数え方の精度が上がります。


