英語の音楽用語:テンポ・スウィング・ステップ
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「WAVE / WAVE」をサイトの英語設定で開くと、日本語で触っていた操作が英単語の並びに変わります。テンポ、スウィング、ステップ、ミュート、取り消し。どれも日本語の画面ではカタカナで見慣れた語ですが、英語の画面では単語として読むことになります。そこで、意味を知っているつもりだった語が、実は少し違う角度から読めることに気づく場面があります。 この記事が確かめるのは、次の問いです。「tempo」「swing」「step」という英語は、WAVE / WAVEの操作と音の変化にどう対応しているか。作品に表示される正確な英語の文言は、記事側で決めつけません。作品を開いて、自分の目で書き写して確かめる手順にしています。 WAVE / WAVEは、4つの音を16ステップに並べてループ再生するリズムスタジオです。パッド演奏の録音、テンポ、スウィング、トラックごとのミュート、3つのお手本、取り消しがあり、保存にも対応しています。音楽用語の英語を、音を鳴らしながら身につける題材として向いています。
この記事の目次
先に押さえる三語の英語の意味
手を動かす前に、三語の一般的な意味を整理します。作品内の表示ではなく、音楽用語としての説明です。
- tempo、英語としての意味:速さ。もとはイタリア語で「時間」、音楽での使われ方:曲の速さ。BPM(beats per minute、1分あたりの拍数)で表すことが多い
- swing、英語としての意味:揺れる、揺らす、音楽での使われ方:均等な刻みを「長・短」の組に崩して、跳ねるノリを出すこと
- step、英語としての意味:一歩、段階、音楽での使われ方:ステップシーケンサーでは、音を置ける1つの位置
「step」だけは、日本語の「ステップを踏む」の印象と離れています。踊りの一歩ではなく、時間の流れを区切った1マスと読むのが近いです。16ステップなら、ループが16個の位置で区切られているということです。
一般的なステップシーケンサーでは、16ステップを1小節の16分音符として扱うことが多いです。ただしWAVE / WAVEがどう区切って見せているかは、ここでは断定しません。次の手順で、画面から読み取ります。
手順1:日本語表示で「基準」を作る
英語表示で迷子にならないよう、先に日本語表示で操作の位置を押さえます。
- 日本語表示のままWAVE / WAVEを開きます。
- 3つのお手本のうち1つを選んで再生します。まずは何も変えず、ループを2〜3周聞きます。
- 画面の並びを数えます。音の種類(トラック)がいくつあり、ステップがいくつ並んでいるかを確かめます。4つの音と16ステップという構成が、画面の見た目と合っているかを見ます。
- テンポ、スウィング、ミュート、取り消しの操作がどこにあるかを、ノートに書き出します。
- 画面が狭い場合は、ステップが横スクロールになります。16個すべてを見るには画面を動かす必要があることも、メモしておきます。
この段階で、紙かメモアプリに次の表を作ります。
- テンポ、英語表示(あとで記入):、自分の推測する意味:、触った結果:
- スウィング、英語表示(あとで記入):、自分の推測する意味:、触った結果:
- ミュート、英語表示(あとで記入):、自分の推測する意味:、触った結果:
- 取り消し、英語表示(あとで記入):、自分の推測する意味:、触った結果:
「触った結果」の列は、実際に操作してから埋めます。記事側で結果を用意することはしません。
手順2:英語表示に切り替えて、語を書き写す
サイトには日本語/英語の表示切り替えがあります。作品側は、言語を変えても進行が保たれる作りになっています。WAVE / WAVEは保存にも対応しているので、作りかけのパターンがあっても、基本的には安心して切り替えられます。ただし、念のため再生を止めてから切り替えると、変化を比べやすくなります。
- サイトの表示言語を英語に切り替え、WAVE / WAVEを開き直します。
- 手順1で書き出した操作を、1つずつ探します。見つけた英語の表示を、そのままの綴りで表の「英語表示」の列に書き写します。
- 写したあと、意味の推測を書きます。ここで辞書を引きます。たとえば「mute」が表示されていれば、動詞として「音を消す」の意味かを確かめます。
- 日本語で想像していた意味と、英語の語義にずれがあれば、その行に印をつけます。
書き写すときは、略語や記号だけの表示があるかどうかにも注意してください。「BPM」のような略語が出てくる場合は、先ほどの「beats per minute」と対応するか確かめます。表示が想定と違っていたら、それが今回の発見です。表の想定を直してください。
手順3:テンポとスウィングを一つずつ動かす
英語の意味と音の変化がつながるのは、一度に一つだけ動かしたときです。二つを同時に変えると、どちらが効いたのか判別できません。
- お手本を再生し、ループが安定したところでテンポだけを動かします。大きく上げて数周、大きく下げて数周聞きます。
- 「速さが変わったが、音の並びは変わらない」ことを確かめます。tempoが時間の速さを指す語だと、耳で確認できます。
- テンポを元に戻します。次にスウィングだけを動かします。最小に近い値と最大に近い値で、それぞれ数周ずつ聞きます。
- 聞き取るポイントは、均等に並んでいた刻みの「後ろの音」がどう動くかです。遅れて跳ねるように聞こえるか、変化がほとんど分からないかを記録します。
- 記録は、「語」「操作」「聞こえ方を一言」の3項目で、各操作につき2回行います。同じ操作を2回聞けば、聞き違いに気づきやすくなります。
スウィングの考え方を数式で確かめたい場合は、次の最小のコードが使えます。HTMLファイルとして保存してブラウザで開き、開発者ツールのコンソールで出力を確認します。外部ライブラリは使いません。
<script>
const bpm = 120; // tempo: 1分あたりの拍数
const swing = 0.6; // 2つ1組のうち前の音が占める割合(0.5なら均等)
const step = 60000 / bpm / 4; // 16分音符1つの長さ(ミリ秒)
const pair = step * 2; // 2つ1組の長さ
console.log("均等のとき:", step, "ms ずつ");
console.log("前の音:", pair * swing, "ms");
console.log("後ろの音:", pair * (1 - swing), "ms");
</script>120BPMなら、16分音符1つは125msです。swingを0.6にすると、2つ1組の250msが150msと100msに分かれます。後ろの音が短くなり、その分だけ前の音が長くなります。これは一般的な考え方を示した計算です。WAVE / WAVEのスウィングの数値が同じ意味かどうかは、作品を開いて耳で確かめてください。
手順4:ステップとミュートで「位置」と「消す」を読む
stepの意味を最も実感しやすいのは、1つの位置だけを動かす操作です。
- 1つのトラックで、ステップを1つだけ置き換えるか、追加します。
- ループの中で、そのステップがどの位置で鳴るかを数えます。1周を声に出して「1、2、3、4」と刻み、16ステップのうちどこに当たるかを確かめます。
- 画面の区切りの見え方も観察します。4つずつのまとまりが見える場合は、1小節を4拍で数える一般的な見方と合っているかを確かめます。
- 次にミュートを使います。1つのトラックをミュートして、そのトラックのステップの配置が残ったまま音だけが止まっているかを確認します。解除すると元に戻るかも試します。
- 取り消しは、置いたステップを消すものか、直前の操作を戻すものかを、英語の表示と動きの両方で確かめます。undoは「元に戻す」、clearは「全部消す」と、英語では別の語になることが多いです。
ミュートでは「音を消す」ことと「データを消す」ことが別だという区別が、英語の語義からも読み取れます。muteは音を黙らせる語です。deleteやclearとは意味が違います。表示がどちらの語かで、操作の性質を先に予想できます。
判断のしかたと、起こりやすい誤り
結果の読み方を整理します。
- 英語の語義と音の変化が一致したなら、その語はその操作の意味として理解できています。表に「確認済み」と書きます。
- 一致しなかったなら、語の意味か、画面上の対応づけか、どちらかを読み違えています。表示を書き写し直し、辞書の語義を再確認します。
- 変化が小さくて判断できないなら、極端な値で聞き直します。スウィングは、テンポが速すぎても遅すぎても違いが聞き取りにくくなります。
起こりやすい誤りは3つあります。
- 複数の操作を同時に変えて、原因が分からなくなること。
- 耳が疲れたあとに判断すること。スウィングの違いは疲れると聞き分けにくいので、休んでから聞き直します。
- 英語表示のまま推測で終えること。語を読んだだけで満足せず、必ず操作して音で確かめてください。
次の行動
まず日本語表示で、お手本を1つ再生し、手順1の表を作ってください。次に英語表示へ切り替えて、tempo、swing、stepに当たる語を書き写し、一つずつ動かして音を聞きます。自分で作った16ステップのパターンは保存して、日本語と英語の両方の表示で開き直してみてください。どの語がどの操作を指しているかが、自分のメモとして残ります。

