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チェスの駒を英語で呼ぶ:盤面の会話に必要な10語

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執筆にClaudeを使用しています。

ゲームを実際に動かしながら、下書きの説明カードを鉛筆で確かめる手元。
記事のテーマをもとに制作したAI生成の写真風イメージ。

対局が終わった直後に、相手と「あの場面は何がよかったか」を英語で話したくなる場面を考えてみます。ここで言葉が出てこなくなる原因は、英会話の力不足とは限りません。「あの白い馬みたいな駒」を何と呼ぶかが分からないだけ、ということがよくあります。 そこで、この記事では感想戦に必要な語を10語に絞ります。駒の名前6語と、出来事を言う4語です。手の名前はほぼすべて「駒の名前+マス目」で言えるので、残りの語彙は、この10語が口から出るようになってから足せば間に合います。 読者がその場で実行できるよう、番号付きの手順で進めます。最後に、公式作品の「灯りのチェス」を使って、実際の対局の中で10語を使う方法も示します。

この記事の目次
  1. 先に決める:10語と、マス目の読み方
  2. 手順1〜3:駒の6語を、声と記号に結びつける
  3. 手順4〜5:出来事の4語を足す
  4. 手順6〜8:灯りのチェスで感想戦をする
  5. つまずきやすい点
  6. 次の行動

先に決める:10語と、マス目の読み方

まず10語の一覧です。右の列は、チェスの棋譜で使われる標準の記号(代数記法)です。英語の会話と棋譜の読み書きがつながるので、一緒に覚えておくと役に立ちます。

  • king、読み方の目安:キング、意味:キング、棋譜の記号:K
  • queen、読み方の目安:クイーン、意味:クイーン、棋譜の記号:Q
  • rook、読み方の目安:ルーク、意味:ルーク、棋譜の記号:R
  • bishop、読み方の目安:ビショップ、意味:ビショップ、棋譜の記号:B
  • knight、読み方の目安:ナイト(kは発音しない)、意味:ナイト、棋譜の記号:N
  • pawn、読み方の目安:ポーン、意味:ポーン、棋譜の記号:付けない
  • capture、読み方の目安:キャプチャー、意味:駒を取る、棋譜の記号:x
  • check、読み方の目安:チェック、意味:王手、棋譜の記号:+
  • checkmate、読み方の目安:チェックメイト、意味:詰み、棋譜の記号:#
  • castle、読み方の目安:キャッスル(tは発音しない)、意味:キャスリングする、棋譜の記号:O-O、O-O-O

ナイトの記号がNなのは、Kがキングで使われているためです。ここで間違えやすいので、最初に押さえておきます。

10語の外に、マス目の読み方が一つだけ必要です。縦の列をa〜hの文字、横の段を1〜8の数字で表し、「e4」は「イー・フォー(e four)」と読みます。文字と数字を続けて言うだけなので、新しい単語を覚える必要はありません。

手順1〜3:駒の6語を、声と記号に結びつける

  1. 6つの駒を英語で順に言います。king, queen, rook, bishop, knight, pawn の順です。駒の価値が高い順に並べてあるので、覚えやすくなります。
  2. 「駒+to+マス目」の形で手を言います。たとえば最初の数手は、棋譜では 1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 と書きます。声に出すと次のようになります。
  • Pawn to e4. Pawn to e5.
  • Knight to f3. Knight to c6.
  • Bishop to b5.
  1. 棋譜の記号を見て、頭の中で駒の名前に変換します。Nf3 は「Knight to f3」、Bb5 は「Bishop to b5」と読みます。ポーンの手は駒の記号が付かず、マス目だけ(e4)で書かれている点に注意してください。

3つ目までを、駒の名前が詰まらずに言えるまで繰り返します。暗記より、口に出す回数のほうが効きます。

ひとりで練習するときのために、カードを一枚ずつ出して音声を鳴らす単独動作のHTMLを置いておきます。保存して index.html として開くだけで動き、外部通信は使いません。読み上げの声は、使っている端末やブラウザに入っている音声によって変わります。鳴らない環境もあります。

html
<!doctype html>
<meta charset="utf-8">
<title>Chess words</title>
<button id="b" style="font-size:2rem">Next</button>
<p id="w" style="font-size:3rem"></p>
<script>
const words = ["king","queen","rook","bishop","knight","pawn",
               "capture","check","checkmate","castle"];
const b = document.getElementById("b");
const w = document.getElementById("w");
b.onclick = () => {
  const x = words[Math.floor(Math.random() * words.length)];
  w.textContent = x;
  const u = new SpeechSynthesisUtterance(x);
  u.lang = "en-US";
  speechSynthesis.speak(u);
};
</script>

画面に単語が出たら、押す前に意味を声で言い、そのあと音声と照らし合わせます。

手順4〜5:出来事の4語を足す

駒の名前が言えるようになったら、盤面で起きることを言う4語を足します。

  1. capture と takes:駒を取るときの動詞です。会話では「Bishop takes knight.」のように takes がよく使われます。棋譜では x を使い、Bxc6 なら「Bishop takes c6」と読みます。感想戦では、少し丁寧に「Your bishop captured my knight.」と言うこともできます。
  2. check、checkmate、castle:
  • 王手は「Check.」、詰みは「Checkmate.」と言います。棋譜では + と # で表します。
  • キャスリングは動詞として使い、「I castled.」と言います。キング側は O-O、クイーン側は O-O-O と書きます。

この4語で一局の流れを読み上げられるか、よく知られた短い棋譜で確かめます。1.e4 e5 2.Bc4 Nc6 3.Qh5 Nf6 4.Qxf7# は、詰みまでが4手で終わる有名な手順です。声に出すと、最後は「Queen takes f7. Checkmate.」になります。10語のうち、queen、takes(capture)、checkmate が一度に出てきます。

手順6〜8:灯りのチェスで感想戦をする

練習の場として、「灯りのチェス」の次の機能が使えます。

  • 3段階のCPUとの対局
  • 同じ画面でのふたり対局
  • 取った駒の表示
  • 全棋譜の表示
  • 一手戻す、ヒント

対局の勝敗よりも、終わったあとの10語の使いどころが目的です。

  1. 対局中に駒を呼ぶ:自分の手を指すたびに、小声で「Knight to f3」のように言います。CPUとの対局なら、相手の手も「Their pawn to d5」と読みます。慣れないうちは遅くて構いません。
  2. 終局後に全棋譜を見て、5手ずつ読み上げる:棋譜の表示形式は作品を開いて確かめ、前の節の標準の記法と見比べてください。形式が違っても、各手で「どの駒が、どのマスへ」を言う練習はそのまま使えます。取った駒の表示を見ながら、「My knight captured your pawn.」のような文を一つ作ります。
  3. 局面を指して理由を言う:気になった場面では、一手戻す機能で別の手を試せます。そのとき「What if I move the bishop here?(ここでビショップを動かしたらどうなる?)」と言ってみます。この機能は対局中に使うものなので、終局後に使えるかどうかは作品で確かめてください。

そのまま使える文型を、10語に日常語を足した範囲で挙げておきます。

  • My knight captured your pawn.
  • Your bishop gave check.
  • I should have castled earlier.
  • Why did you move the rook?
  • That was checkmate.

ふたり対局を同じ画面でする場合は、感想戦を二人で言い合えます。招待リンクでのオンライン対局の場合、アソバースにはチャット機能がありません。話すなら、通話など別の手段が必要です。招待リンクは、知っている相手一人にだけ送ってください。部屋は24時間、対戦履歴は作成から7日後に削除対象になるため、振り返りたい手は終局後に早めに書き留めておくと安心です。

つまずきやすい点

  • ナイトの記号を K と書く:キングが K、ナイトは N です。この取り違えが一番多い誤りです。
  • knight と night の混同:音は同じです。文字で見ると、駒の話か夜の話かは文脈で分かります。
  • ポーンの手に駒の記号を探す:ポーンの手は記号なしで、マス目だけです。
  • check と checkmate の使い分け:check は「王手、まだ続く」、checkmate は「詰み、終局」です。感想戦で「Check」と言うべき場面で「Checkmate」と言うと、対局が終わったという意味になってしまいます。
  • 語を増やしすぎる:stalemate(ステイルメイト)、en passant(アンパッサン)、promote(昇格)などは、盤面で実際に出会ってから足せば間に合います。灯りのチェスは、キャスリング、アンパッサン、選択式の昇格、標準の終局判定に対応しているので、その局面に出会ったときが覚えどきです。

次の行動

今日の一局を、駒の名前を英語で言いながら指してみてください。終わったら全棋譜を5手分だけ英語で読み上げ、言えなかった語にノートで印をつけます。3局ほど続けると、自分に足りない語が見えてきます。語が出てこない相手と話すときは、ゆっくり「Knight to f3」と言うだけでも、盤面があれば十分通じます。