マガジン

Xでゲームを宣伝する:動画・ハッシュタグ・投稿時間

遊びを届ける

執筆にClaudeを使用しています。

入れ子のフォルダーを赤い糸でたどり、画像カードの場所を示す写真風イメージ。
記事のテーマをもとに制作したAI生成イラスト。

ゲームを完成させた後、最初にぶつかる壁が「どうやって知ってもらうか」です。Xはゲーム開発者とプレイヤーが最も活発に交流しているSNSの一つで、フォロワーがゼロに近い状態でも、投稿の質と構造次第でインプレッションが跳ね上がることがあります。 この記事では「動画をどう作るか」「ハッシュタグをどう選ぶか」「いつ投稿するか」の三点に絞って、判断基準と具体的な手順を示します。一般論ではなく、ブラウザゲームをXで宣伝する場面を念頭に置いています。

この記事の目次
  1. 動画:最初の3秒で判断される
  2. ハッシュタグ:「広すぎず、死んでいない」を選ぶ
  3. 投稿時間:「見てもらえる時間帯」に送り出す
  4. 投稿文そのものの密度を上げる
  5. 次の行動

動画:最初の3秒で判断される

Xのタイムラインは自動再生です。ユーザーは音なしで流し見しながら、面白そうなものだけを止めます。つまり動画の冒頭3秒が「見続けるかどうか」の唯一の判断基準になります。

よくある失敗は、タイトルロゴやローディング画面から始める動画です。作り手には愛着がありますが、見る側には「ゲームの中身」が何も伝わりません。冒頭には「ゲームの一番派手な瞬間」か「一番わかりやすいゲームループ」を置きます。たとえばパズルゲームなら、ピースがぴたりとはまる瞬間。アクションなら、敵を倒すエフェクトが出る瞬間。最初のインパクトを先出しするのが基本です。

動画の長さは15〜30秒を目安にします。長い動画はXの仕様上再生完了率が下がりやすく、アルゴリズムの評価にも影響するとされています。伝えたいことを一つに絞り、「続きはプレイして確かめて」という形で終わらせると、リンクへの誘導が自然になります。

録画と編集の最低限の手順

  1. ブラウザのウィンドウサイズを固定する(1280×720 か 1920×1080)。録画ソフトはOBSや各OSの標準録画機能で十分です。
  2. ゲームの「見栄えがいい30秒」を複数テイク録っておきます。失敗なしのクリーンなプレイを2〜3本用意するのが現実的です。
  3. 編集はカット・トリミングだけでもかまいません。テキストオーバーレイでゲーム名と遊び方を一言添えると、無音で見ているユーザーにも内容が伝わります。
  4. 書き出し形式はMP4(H.264)、解像度は元素材に合わせます。Xへのアップロード上限は公式サイトで確認してください。

字幕や効果音は加点要素ですが、なくても構いません。まず公開することの優先度が高いです。

ハッシュタグ:「広すぎず、死んでいない」を選ぶ

ハッシュタグの目的は、フォロワー外のユーザーに投稿を届けることです。しかし選び方を間違えると、誰にも見られないか、まったく関係のない層にしか届きません。

外してはいけない二つの基準

① 投稿量が多すぎるハッシュタグは避ける。#ゲーム や #game のような超汎用タグは、投稿された瞬間に大量の新しい投稿に埋もれます。そのタグで検索するユーザーも多い一方、タイムラインの流れが速すぎて実質的な露出時間は数秒しかありません。

② 投稿がほぼない「死んでいる」タグも避ける。ニッチすぎるタグは検索する人自体がいないため、インプレッションにつながりません。Xの検索窓でハッシュタグを入れたとき、直近1週間以内の投稿が複数あることを確認します。

ブラウザゲーム宣伝で使いやすいタグの種類

  • ジャンルタグ:#パズルゲーム #インディーゲーム #ブラウザゲーム など。ゲームの種類を正確に示します。
  • 開発者コミュニティタグ:#ゲーム制作 #ゲーム開発 など。開発者同士が互いの作品を見る文化があり、初動のリアクションを得やすいです。
  • ツールや技術タグ:使ったAIツールやエンジン名のタグ。同じツールを使っている人が検索します。
  • イベント・企画タグ:季節イベントやゲームジャムに関連するタグは、その期間だけ爆発的に検索が増えます。タイミングが合えば積極的に使います。

1投稿に使うタグの数は2〜4個が一般的な目安です。多すぎると「スパムっぽい」という印象を与え、リプライや引用が減る傾向があります。文章の自然な流れの後に置き、投稿本文と切り離して末尾にまとめるのが読みやすい形です。

投稿時間:「見てもらえる時間帯」に送り出す

どれだけ良い投稿でも、見ている人がいない時間に出すと埋もれます。Xのタイムラインは時系列が基本(アルゴリズム枠もありますが)なので、アクティブユーザーが多い時間帯に投稿することが基礎的な戦略です。

日本のXユーザーの行動パターンとして、一般的によく知られているのは以下の時間帯です。

  • 朝7〜9時:通勤・通学中のスマホ閲覧
  • 昼12〜13時:昼休みのタイムライン確認
  • 夜20〜23時:帰宅後・就寝前の閲覧

ゲームのプレイに向かいやすいのは夜の時間帯なので、「今すぐ遊んでほしい」という意図があるなら夜20〜22時が最もストレートです。一方、開発者コミュニティへのリーチを狙うなら平日昼間も有効です。

曜日の考え方

土日は絶対量のユーザーが多いぶん、投稿数も増えます。埋もれやすい反面、届いたときの反応は大きくなりやすいです。平日、特に水曜〜木曜の夜は投稿の競合が少なく、比較的露出が安定するとされています。最終的にはどちらが良いかは発信者のフォロワー構成によるため、同じ内容を異なる曜日・時間帯で試して比較することが現実的な改善手順です。

同じ投稿の使い回しを避ける工夫

ゲームのアップデートや修正のたびに「また同じ動画を出す」のは避けます。見たことがあると判断されると、既存フォロワーにもスルーされます。動画を撮り直すか、切り口を変えた短いテキスト投稿(「こんなプレイができます」「こういう人に刺さります」)と組み合わせることで、同じゲームを繰り返し紹介できます。

投稿文そのものの密度を上げる

動画・ハッシュタグ・時間帯がそろっていても、投稿文が「新作ゲームを作りました!ぜひ遊んでください」だけでは弱いです。読んだ人が「これは自分向けだ」と判断できる情報を入れます。

具体的には、ジャンル・操作方法・プレイ時間の目安を一文で示すのが効果的です。「マウスだけで遊べる5分完結のパズルです」という一文は、ハードルを下げながら対象者を明確にします。ゲームの制作背景や、詰まりやすいポイントのヒントを添えた投稿は、開発者コミュニティで引用リツイートされやすい傾向があります。

投稿文の文字数はXの仕様の範囲内ですが、長文よりも要点を絞った短文の方が読み飛ばされにくいです。「ゲームの説明」と「遊んでほしいという呼びかけ」は1〜2文に収め、残りを動画とハッシュタグに任せるバランスが実用的です。

次の行動

まずゲームの「一番見せたい30秒」を録画し、冒頭3秒に最もインパクトのある場面を置いた動画を一本作ってみてください。ハッシュタグはXの検索で直近の投稿があることを確認してから2〜3個選び、夜20〜22時に投稿して反応を観察します。作ったゲームをアソバースに公開しているなら、投稿文にそのURLを入れることで、リンク先でそのまま遊んでもらえる導線を作れます。