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自作ゲームが無断転載されたときの対処法

遊びを届ける

執筆にClaudeを使用しています。

遊ばれた回数、好意、感想を表す三種類の小さな札を比べる人の手。
記事のテーマをもとに制作したAI生成イラスト。

自分が作ったゲームが、許可なく別のサイトに転載されている。そのことに気づいたとき、まず何をすべきか迷う方は少なくありません。「どうせ個人では太刀打ちできない」と諦めてしまうケースもありますが、実際には取れる手段がいくつかあり、順番に動けば状況を改善できる可能性があります。 この記事では、無断転載を発見してから削除を求めるまでの具体的な手順と、途中で判断が必要になる場面の考え方を整理します。法的な判断は個別の事情によって大きく変わるため、ここでは一般的な考え方の説明にとどめ、具体的な対応は専門家や公式情報で確認することをお勧めします。

この記事の目次
  1. まず証拠を確保してから動く
  2. 相手への削除要請:直接連絡が最初の一手
  3. プラットフォームへの申告と著作権侵害申請
  4. 解決しないときに検討できること
  5. 今後の転載リスクを減らすために
  6. 次の行動
  7. 参考資料

まず証拠を確保してから動く

転載を発見しても、すぐに相手に連絡を取る前に証拠を残すことが先決です。削除要請を出した後に相手がページを消してしまうと、「転載されていた事実」の証明が難しくなるからです。

記録すべき内容は次のとおりです。

  • 転載されているURLと、そのページ全体のスクリーンショット
  • 自分のゲームのファイルやコードが含まれていると分かる部分の拡大スクリーンショット
  • 転載が確認できた日時
  • 可能であれば、WebアーカイブサービスでそのURLを保存したときのURL

自分のゲームが先に存在することを示す資料も合わせて手元に置いておきます。アソバースなどのプラットフォームに投稿している場合は、投稿日時が記録されているページのスクリーンショットも有効です。コミットログやファイルの更新日時なども根拠になります。

相手への削除要請:直接連絡が最初の一手

証拠を確保したら、転載先のサイトやサービスに対して削除を求めます。多くの場合、まず転載した本人や管理者への直接連絡が最初の手順になります。

連絡文には次の内容を含めると伝わりやすくなります。

  1. 自分がそのゲームの制作者であること
  2. 転載されているURLの具体的な場所
  3. 無断転載であり、許可を出していないこと
  4. 削除を求めていること
  5. 返答の期限(例:連絡から1週間程度)

感情的にならず、事実と要求を短く書くのが基本です。相手が意図せず転載している(「共有していいものだと思っていた」など)場合もあるため、最初の連絡は穏やかな文調でも問題ありません。

連絡先が見つからない、あるいは返答がない場合は、プラットフォーム側への申告に移ります。

プラットフォームへの申告と著作権侵害申請

個人への連絡が届かない・無視されるときは、転載先のサービス運営者に著作権侵害として申告します。

多くのプラットフォームやホスティングサービスは「著作権侵害の申告フォーム」または「DMCAテイクダウンリクエスト」の受付窓口を持っています。DMCAはアメリカの法律に基づく手続きですが、日本のサービスでも同様の申告制度を設けているところが増えています。申告には通常、以下の情報が求められます。

  • 申告者(自分)の氏名と連絡先
  • 著作権を侵害されているコンテンツの説明
  • 侵害しているとするURLの具体的な場所
  • 自分がその著作権者または権利を持つ者であるという申告

フォームの様式や必要事項は各サービスによって異なるため、該当サービスのヘルプページで確認してください。申告後は受付番号や確認メールを保存しておきます。

検索エンジンのキャッシュや検索結果に転載ページが残り続けることがあります。コンテンツ自体が削除された後でも検索に表示される場合は、検索エンジン各社が提供するURL削除ツールから申請できます。

解決しないときに検討できること

プラットフォームへの申告をしても動きがない、あるいは転載の規模が大きく実害が生じているときは、さらに踏み込んだ手段を検討することになります。

内容証明郵便の送付は、削除要請を書面で記録に残す手段として使われます。相手に「法的な手続きに進む可能性がある」と伝えるシグナルにもなります。

弁護士への相談は、被害の規模が大きい場合や相手が法人の場合に特に有効です。著作権に詳しい弁護士に相談すると、損害賠償請求や差し止め請求の現実的な見通しを教えてもらえます。法テラス(日本司法支援センター)では一定の条件のもとで無料相談を利用できる制度もあります。

プロバイダ責任制限法に基づく発信者情報開示は、相手が匿名の場合にサービス運営者から情報を開示させる手続きです。手続きが複雑なため、弁護士と一緒に進めるのが現実的です。

どの手段が適切かは、被害の内容・規模・相手の属性(個人か法人か・国内か海外か)によって異なります。状況に応じて専門家に相談することを強く勧めます。

今後の転載リスクを減らすために

転載への対処と同時に、今後の予防も考えておくと安心です。

ゲームのHTMLやJavaScriptのコメント欄、ゲーム画面内のクレジット表示に「作者名・公開日・公開URL」を入れておくと、「誰のものか」が伝わりやすくなります。転載されても出どころが残るため、申告時の証拠にもなります。

利用規約や著作権表示を明示することも有効です。「このゲームの無断転載・再配布を禁じます」という一文をゲームページや投稿ページに書いておくだけで、意図せずシェアしてしまう人へのリーチャブルな抑止になります。

ゲームのZIPやHTMLファイルを直接配布している場合は、ファイル内にもクレジットを残しておくと、転載後にファイルがそのまま使われた場合でも自分の作品だと示す根拠になります。

次の行動

転載を発見したら、削除要請より先にスクリーンショットとURLの記録を取ってください。記録が揃ったら転載先に連絡し、反応がなければプラットフォームの著作権侵害申告フォームへ進みます。被害の大きさによっては弁護士や法テラスへの相談も選択肢に入れ、個別の事情に合った判断を専門家に確認することをお勧めします。

参考資料

  • 文化庁「著作権」(著作権法の基本的な考え方)
  • 法テラス(日本司法支援センター)公式サイト
  • プロバイダ責任制限法(総務省)
  • 各プラットフォームのヘルプセンター内「著作権侵害の申告」ページ