マガジン

ゲームの公式サイトに必要なページ一覧

遊びを届ける

執筆にClaudeを使用しています。

単独で動く小さなゲーム箱と、中央の装置へつながる複数のゲーム箱を並べた模型。
記事のテーマをもとに制作したAI生成イラスト。

ゲームを公開するとき、「公式サイトを作ろう」と思い立っても、何ページ用意すればよいか迷うことがあります。トップページだけ作って力尽きたり、逆に凝りすぎて公開が遅れたりするのはよくある失敗です。 公式サイトに必要なページは、「プレイヤーが判断するために必要な情報」と「作者が運営を続けるために必要な仕組み」の二軸で決まります。この記事ではゲームのジャンルや規模を問わず汎用的に使える構成の考え方と、各ページで書くべき内容・省略できる条件を具体的に示します。

この記事の目次
  1. まず「最小構成」を決める
  2. 各ページで書くべき内容と判断基準
  3. 省略してよいページ・後から追加するページ
  4. ページ構成よりも先に決めること
  5. 次の行動

まず「最小構成」を決める

公式サイトの目的は、初めてゲームを知った人が「遊んでみよう」と決断できるまでの情報を過不足なく渡すことです。その判断に必要なページは、規模を問わず次の3種類に絞られます。

  1. ゲーム紹介ページ(何のゲームで、どんな体験ができるか)
  2. プレイ導線(どこで・どうやって遊べるか)
  3. 連絡先または問い合わせ先(バグ報告やコンタクトをどこに送ればよいか)

この3つが揃っていれば、単一ページ(いわゆるランディングページ型)でも公式サイトとして機能します。ページ数を増やすのは、コンテンツが増えて一ページに収まらなくなったとき、または特定の目的(プレス向け・採用向けなど)が生じたときです。

各ページで書くべき内容と判断基準

トップページ/ゲーム紹介ページ

最初に目に入るページで答えるべき問いは「これは何のゲームか」「自分が楽しめるか」の二つです。そのためにスクリーンショットまたは動画、ジャンルと対象プレイヤー、プレイ時間の目安(「1回5分」「全クリア約3時間」のような具体感)、対応環境(ブラウザ・OS・スマホ可否)を入れます。

キャッチコピーだけで終わらせると離脱率が上がります。「どんな操作をするか」を一文で説明するだけでも、プレイヤーが自分に合うかを判断しやすくなります。

遊び方ページ

操作説明・ルール・目的をまとめたページです。ゲームが複雑なほど必要性が高く、操作が直感的なパズルや放置ゲームなら省略してゲーム内チュートリアルに任せても問題ありません。判断基準は「説明なしで1分以内に遊び始められるか」です。できないなら用意します。

箇条書きや図解が有効なページです。文章でだらだら説明するより、キー配置の一覧表や操作フローの画像1枚のほうが伝わります。

更新履歴(チェンジログ)ページ

過去に遊んだプレイヤーが「何か変わったか」を確認するためのページです。日付・変更内容・バージョン番号(あれば)を時系列で並べます。SNS告知だけで済ませているうちはなくても回りますが、プレイヤーが増えてきたタイミングで整備しておくと、問い合わせ対応の手間が減ります。

更新頻度が低いゲームなら、トップページの下部に「v1.2 — 2026-09-01:難易度調整」のように一行ずつ追記する形でも十分です。

よくある質問(FAQ)ページ

同じ質問が繰り返し届くようになったら作成を検討します。作りたての段階では「どんな質問が来るか」がわからないため、最初から用意しなくてもよいページです。SNSやフォームへの問い合わせを2〜3ヶ月分ためて、頻出するものをまとめます。

「セーブはどこに保存されますか」「スマホで遊べますか」「無料ですか」の3点はほぼすべてのブラウザゲームで聞かれる定番です。公開直後でもこの3つだけは書いておく価値があります。

プレスキット/メディア向けページ

ゲームメディアやYouTuber・配信者に取り上げてもらうためのページです。ロゴファイル・スクリーンショット高解像度版・ゲーム概要の一文・開発者プロフィール・配信・二次創作に関するガイドライン(一般的な考え方を示すもの)をまとめます。

個人制作でも、このページがあるとメディアからの問い合わせ時の返信が格段に楽になります。ただし「現時点で取材・掲載の見込みがない」段階では後回しで構いません。公開後に反響が出てきたタイミングで追加する流れが現実的です。なお配信ガイドラインの法的な解釈は専門家や公式情報で確認することをお勧めします。

プライバシーポリシーページ

アクセス解析ツール(Google Analyticsなど)を使っている場合、Cookieや個人情報の取り扱いについて説明するページが必要になります。ツールを一切使わず、フォームも持たないサイトなら省略できる場合がありますが、判断は各ツールの利用規約と適用法令を確認してください。テンプレートをそのまま使い回すと実態と乖離することがあるため、自サイトの構成に合わせて記述します。

特定商取引法に基づく表記ページ

有料販売(買い切り・課金要素を含む場合)を行う場合は日本の法令上、特定商取引法に基づく表記が必要になります。無料・非商用ゲームで販売行為がない場合は対象外になることが多いですが、個別の判断は消費者庁のガイドラインや専門家に確認してください。

省略してよいページ・後から追加するページ

最初から全部そろえようとすると公開が遅れます。下の考え方を参考に優先度をつけてください。

公開時に必須

  • ゲーム紹介(スクリーンショット・対応環境・プレイ導線)
  • 問い合わせ先(フォームまたはSNSアカウントへのリンク)
  • プライバシーポリシー(解析ツール使用時)

反響が出てから追加

  • FAQ
  • 更新履歴(更新頻度が月1以上になったら)
  • プレスキット

有料展開・規模拡大時に検討

  • 特定商取引法に基づく表記
  • 採用・コラボ問い合わせページ

ページ構成よりも先に決めること

サイトのページ数より先に「プレイへの導線が最短かどうか」を確認します。スクリーンショットを3枚見たらすぐ遊べる状態が理想で、プレイボタンや外部リンクが見つけにくいサイトはページが充実していても機会損失になります。

また、更新のたびにHTMLを手書きする体制では続きません。Notion・GitHub Pages・WordPressなど更新コストが低い環境を選ぶことが、サイトを育て続けるうえでページ構成と同等に重要な判断です。

次の行動

まず「ゲーム紹介・プレイ導線・問い合わせ先」の3点が揃った1ページを用意してから公開し、問い合わせが届いたタイミングでFAQや更新履歴を追加する順番が最も現実的です。ゲームをアソバースに投稿している場合は、公開済みURLをそのまま公式サイトの「遊ぶ」ボタンに紐付けられます。サイト全体の構成が固まったら、プレスキット用の素材(ロゴ・スクリーンショット)も合わせて準備しておくと、取り上げられる機会を逃しにくくなります。