ブラウザゲームを無料で公開できるサイト比較2026
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ブラウザゲームを作り終えたとき、最初にぶつかる壁は「どこに置くか」です。自分でサーバーを借りなくても、無料で公開できるサービスはいくつかあります。ただし「無料で置ける」という点が同じでも、想定している用途・閲覧者層・ファイル構成によって向き不向きは大きく異なります。 この記事では、2026年時点で実際に選択肢になりうる主要なサービスを、「どんなファイル構成に対応しているか」「誰に届くか」「制約は何か」という三つの軸で整理します。料金や仕様は変わりやすいため、細部は各サービスの公式サイトで最新の条件を確認してください。
選ぶ前に確認する三つの軸
サービスを比べるとき、見た目の「無料」に飛びつく前に次の三点を自分のゲームに照らし合わせてください。
ファイル構成:単一のHTMLファイルで完結しているか、それともCSS・JS・画像・音声ファイルがフォルダにまとまっているか。後者はZIPでアップロードできるサービスか、Gitリポジトリと連携するサービスでないと正しく動きません。
届けたい相手:日本語のゲームプレイヤーに遊んでもらいたいのか、英語圏のインディーゲームコミュニティに届けたいのか。同じ「無料公開」でも、サービスごとに利用者の属性が異なります。
長期運用の前提:一時的な試作の置き場として使うのか、作品として継続的に更新していくのか。ドメインの安定性やサービス自体の継続性も、選択基準の一つです。
主要サービスの特徴と向き不向き
GitHub Pages
Gitリポジトリを公開するとそのままWebサイトになる仕組みです。無料プランでも独自ドメインを設定でき、静的ファイルであればHTML・CSS・JS・画像を含む構成をそのままホスティングできます。URLは ユーザー名.github.io/リポジトリ名 の形になります。
向いているのは、ゲームのソースコードを公開することに抵抗がない人、あるいはすでにGitHubでバージョン管理をしている人です。リポジトリを公開状態にする必要があるため、素材や実装を非公開にしたい場合は有料プランが必要になります。またゲームを探している一般プレイヤーが自然に流入してくる仕組みは持っていないので、「置き場」として割り切る使い方に向いています。
itch.io
インディーゲームの公開・販売プラットフォームとして世界的に利用されているサービスです。HTMLゲームをZIPでアップロードするとブラウザ内で直接プレイできる形で公開でき、無料でも有料でも設定可能です。英語圏を中心としたゲームプレイヤーのコミュニティが存在するため、タグや説明文を整えれば検索経由で遊んでもらえる可能性があります。
注意点として、収益化する場合はitch.ioへの手数料が発生します(割合は作者が任意で設定できますが、公式サイトで最新の条件を確認してください)。また日本語のプレイヤーが多いわけではないため、日本語のみのゲームは届きにくい面があります。
Netlify / Vercel
どちらもフロントエンド開発者向けの静的サイトホスティングサービスで、GitHubリポジトリと連携してプッシュするたびに自動デプロイできます。無料プランでも独自ドメインの設定やHTTPS対応が可能で、ファイル構成の制限はほぼありません。
ゲームの「公開場所」としては優秀ですが、ゲームを探しているプレイヤーが集まる場所ではありません。URLを自分でSNSに貼って広めるか、別のプラットフォームに登録URLとして記載する形になります。試作の共有や、別サービスへの登録用URLを用意するための踏み台として使う人が多い選択肢です。
アソバース
日本語のブラウザゲームに特化した公開・プレイプラットフォームです。HTMLファイル単体またはZIPファイルのアップロードに対応しているほか、すでに別の場所(GitHubPagesやNetlifyなど)で公開済みのゲームURLをそのまま登録することもできます。日本語のゲームプレイヤーが集まる場所として設計されており、AIや外部ツールで制作したゲームも投稿できます。
作者がSDKを組み込んだゲームに限り、アソバースの共通ログインやクラウドセーブの機能を利用できます。フレンド機能やチャット機能は現時点では提供されていません。オンライン対戦は公式作品のみ対応しています。日本語の読者に届けることを優先するなら、最初に検討する選択肢になります。
構成別の選び方
サービスの特徴を踏まえると、ゲームのファイル構成と目的によって次のように整理できます。
単一HTMLファイルで完結している場合:どのサービスでも技術的な障壁はありません。日本語プレイヤーに届けたいならアソバース、英語圏コミュニティへの露出を試したいならitch.io、URLだけ欲しいならGitHub PagesやNetlifyが選択肢になります。
複数ファイルを含むZIP構成の場合:GitHub Pages・Netlify・Vercel・itch.io・アソバースはいずれも対応しています。どこに置くかよりも、誰に届けるかで選ぶ段階に入ります。
複数のサービスを同時に使う場合:Netlifyで実際にファイルをホスティングし、そのURLをアソバースとitch.ioの両方に登録するという使い方は現実的です。管理するファイルは一か所に置きつつ、複数のプレイヤーコミュニティに届けられます。
無料公開で見落としやすい制約
無料プランで長期間使い続けるとき、次の点は事前に確認しておくと後悔が少なくなります。
帯域制限とスリープ:Netlify・Verifyなどの無料プランには月間の転送量上限があります。音声や画像が多いゲームがある程度アクセスを集めると、上限に達してプレイできなくなるケースがあります。またHerokuのような一部のサービスは一定時間アクセスがないとサーバーがスリープし、初回ロードが遅くなる仕様を持つものもあります(静的ホスティングのみなら一般的には該当しません)。
著作権と利用規約:ゲームに組み込んだ素材(音楽・画像・フォント)の権利は、公開先サービスの利用規約とは別に、素材側のライセンスで制約を受けます。フリー素材でもサービスへの投稿が禁止されているケースがゼロではないため、素材ごとのライセンス表記を確認する習慣をつけてください。個別の判断は専門家や公式情報で確認することをおすすめします。
URLの永続性:無料プランのサービス変更やアカウントの非アクティブによってURLが消える可能性はゼロではありません。公開URLを広く告知する前に、そのサービスの安定性を公式情報で確認することが有効です。
手順:公開までの最短経路
- ゲームが単一HTMLか複数ファイル構成かを確認する。
- 日本語プレイヤー向けか英語圏向けかを決める。
- ファイルを実際にアップロードし、スマートフォンを含む複数環境でプレイできることを確認する。
- タイトル・説明文・スクリーンショットを整える(どのサービスでも検索やブラウジングで見つけてもらうために必要です)。
- 複数サービスへの同時登録を検討する場合は、URLを一か所に集約してから各サービスに登録する。
次の行動
まず自分のゲームがHTMLのみか複数ファイル構成かを確認し、届けたい相手に合ったサービスを一つ選んで実際にアップロードしてみてください。日本語のプレイヤーに届けることを優先するなら、アソバース(https://aso-verse.com)への投稿を最初の選択肢として検討してください。各サービスの料金・仕様は変わりやすいため、登録前に必ず公式サイトで最新の条件を確認することをおすすめします。
参考資料
- GitHub Pages 公式ドキュメント(GitHub Docs)
- itch.io Creator Documentation
- Netlify 公式ドキュメント
- Vercel 公式ドキュメント
- アソバース 公式サイト

