itch.ioでゲームを公開する手順:日本語で解説
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itch.io(イッチドットアイオー)は、インディーゲームの配信プラットフォームとして世界中の開発者に使われています。アカウントを作れば無料でゲームを公開でき、有料販売や投げ銭(Pay What You Want)形式にも対応しています。英語サイトですが、手順さえわかれば日本語ゲームを問題なく公開できます。 この記事では、アカウント登録からゲームページの公開までを一通り解説します。「英語が苦手で画面の意味がわからない」「どこを設定すればいいかわからない」という方に向けて、各ステップで見るべき項目を具体的に示します。
アカウント登録と初期設定
itch.ioの公式サイトにアクセスし、画面右上の「Register」からアカウントを作成します。必要なのはメールアドレス、ユーザー名、パスワードだけです。ユーザー名はあとで変更できますが、プロフィールURLに使われるため、最初から公開用の名前を決めておくと手間が省けます。
登録後、「Settings」→「General」からプロフィールの基本情報を設定できます。この段階で日本語の表示名を設定しておくと、ゲームページと一貫したブランドになります。また、日本のユーザーが収益を受け取る場合は「Settings」→「Seller」からPayPalまたはStripeの連携が必要です。無料公開のみなら、この手順は後回しにできます。
ゲームページの作成:各項目の意味
ダッシュボードの「Create new project」からゲームページを作り始めます。英語のフォームが並んでいるため、主要な項目の意味を先に確認しておきます。
Title(タイトル):ゲームの名前です。日本語で入力できます。
Project URL:ページのURLになる文字列です。英数字とハイフンのみ使えます。タイトルの英語表記か略称を入力します。
Short description or tagline:検索結果や一覧表示に出る短い説明です。160文字以内で、ゲームの内容を端的に書きます。日本語を入れると日本語読者には親切ですが、英語圏への露出を狙うなら英語で書く選択肢もあります。
Classification:コンテンツの種類です。ゲームなら「Games」を選びます。
Kind of project:「Downloadable」(ファイルをダウンロードして遊ぶ)か「HTML」(ブラウザでそのまま遊ぶ)かを選びます。WebブラウザゲームはHTML5で動作するものが多く、その場合は「HTML」を選ぶとページ内でプレイできるようになります。
Genre:ジャンルです。Puzzle、Platformer、Role Playing、Simulationなど多数から選べます。後述の検索・フィルタリングに影響するため、できるだけ近いものを選びます。
Tags:任意のキーワードを追加できます。「japanese」「puzzle」「relaxing」など、プレイヤーが検索しそうな語を入れます。
ファイルのアップロード方法
「Uploads」の欄にゲームのファイルをアップロードします。形式によって操作が異なります。
HTMLゲームをブラウザ内で動かす場合
index.htmlを含むすべてのファイルをZIPにまとめてアップロードします。アップロード後にファイルの横にある「This file will be played in the browser」のチェックボックスをオンにします。このチェックがないとブラウザ内プレイが有効になりません。
ZIPの中にindex.htmlがトップに置かれている必要があります。フォルダの中にフォルダが入っていると読み込めないことがあるため、圧縮前にフォルダ構成を確認します。
ダウンロード形式の場合
Windows向けなら.exeを含むZIP、Mac向けなら.appをZIPにまとめてアップロードします。「Executable info」でOSの種類を選んでおくと、プレイヤーが自分の環境向けをすぐ見つけられます。
ファイルサイズの上限
無料アカウントの場合、1ファイルあたりのサイズ制限があります。制限の詳細は変更されることがあるため、公式のヘルプページで最新の条件を確認してください。
価格と公開設定
「Pricing」の欄で価格形式を決めます。
- No payments:完全無料。支払いなしでダウンロード・プレイできます。
- $0 or donate:無料だが投げ銭を受け付ける。最初の一歩として取り組みやすい形式です。
- Paid:最低価格を設定する有料販売。$0.99以上から設定できます(最低価格は公式で確認)。
有料販売を行う場合は前述のStripe/PayPal連携が必要です。itch.ioは販売額の一定割合を手数料として受け取りますが、作者側で比率を設定できる仕組みになっています。詳細は公式のFAQを参照してください。
公開範囲は「Visibility & access」で設定します。
- Draft:下書き。自分だけが見られます。作成中はここにしておきます。
- Restricted:URLを知っている人だけがアクセスできます。身内に見せてテストするときに便利です。
- Public:誰でも見られる一般公開です。
公開前に「Restricted」でURLを確認し、実際にブラウザでプレイできるかテストするのが確実です。特にHTMLゲームは、ZIPの構造が正しくないとゲームが起動しないことがあるため、自分で動作確認してから「Public」に切り替えます。
ページの見栄えを整える
Cover imageはゲーム一覧に表示されるサムネイルです。推奨サイズは公式ドキュメントに記載されています。縦横比を合わせていないと自動トリミングされるため、テンプレートを用意してから作ると効率的です。
Screenshotsはゲームページ内に並ぶ画像です。プレイ画面のキャプチャを2〜4枚入れると、初めて訪れたプレイヤーに内容が伝わりやすくなります。
Description(説明文)はリッチテキストエディタで書けます。日本語で書いても問題ありません。操作方法・対象プレイヤー・プレイ時間の目安を箇条書きで示しておくと、プレイ前の判断材料になります。英語圏へのリーチを狙う場合は英語の説明を上に、日本語を下に並べる構成がよく見られます。
公開後に確認すること
ページを「Public」にしたあと、実際のURLをブラウザのシークレットモードで開いて確認します。ログイン状態でテストすると、一般ユーザーと異なる表示になることがあるためです。
itch.ioにはコメント欄がついており、プレイヤーからフィードバックが届くことがあります。公開後しばらくは確認する習慣をつけると、バグの報告にも気づきやすくなります。
また、itch.ioの「dashboard」にはページのビュー数やダウンロード数が表示されます。どの経路からアクセスが来ているかを見ることで、次の作品の告知方法を考えるヒントになります。
次の行動
itch.ioのアカウントを作り、まずは「Restricted」でゲームページを下書き保存してから、実際にURLを開いてゲームが起動するか確認してみてください。ブラウザゲームを作成・公開したい場合は、アソバース(https://aso-verse.com)へのHTMLまたはZIPファイルの投稿も合わせて検討してみてください。複数のプラットフォームに公開することで、より多くのプレイヤーに届けられます。
参考資料
- itch.io 公式ドキュメント(itch.io Creator Documentation)
- itch.io ヘルプページ(FAQ・価格・手数料に関するセクション)

