ゲーム公開後の最初の1週間にやること
遊びを届ける執筆にClaudeを使用しています。

ゲームを公開した直後は、達成感と同時に「次に何をすればいいか」という戸惑いが来ます。告知ツイートを1本投げてあとは待つ、という人も多いですが、最初の1週間は実は最も情報が集まりやすく、改善の手が届きやすい時期です。 この記事では、公開直後から7日間でやるべき具体的な行動を、「観察・告知・改善・記録」の4つの軸で整理します。派手なプロモーションではなく、次作につながるデータと習慣を作ることを目的にしています。
公開当日:まず「動作確認と告知の最小セット」を済ませる
公開ボタンを押した直後に、作者本人がもう一度プレイしてください。開発環境と公開環境では挙動が変わることがあります。特にZIPで配布している場合、パス参照やアセット読み込みのエラーが本番環境でだけ起きるケースは珍しくありません。スマートフォンからもアクセスし、操作感・文字サイズ・ボタンの押しやすさを確認します。
動作確認が終わったら、告知の最小セットを実行します。最小セットとは「どんなゲームか1文で言えるか」「スクリーンショットまたは動画があるか」「プレイURLがすぐ貼れるか」の3点です。この3点が揃っていないと、どの媒体に投稿しても反応が薄くなります。SNSの投稿文を書きながら1文で説明できない場合は、ゲームの説明文自体を見直すサインです。
告知の順序としては、自分がすでにフォロワーのいる場所から始めるのが最も効率的です。フォロワーがほぼいない状態なら、同じジャンルのコミュニティやDiscordサーバーへの投稿、あるいはゲーム投稿プラットフォームのタグページを活用することで、初日のプレイ数をある程度確保できます。
2〜3日目:プレイデータと反応を集める
告知から数十時間が経つと、最初の反応が出そろいます。この段階でやることは「反応の種類を仕分ける」ことです。
反応は大きく3種類あります。
- 完走・クリア報告:ゲームとしての最低限の体験が成立している証拠です。
- 詰まり・エラー報告:具体的な箇所があれば即修正の対象です。
- 感想や印象:「難しい」「操作がわからなかった」などは設計の見直しヒントになります。
反応がまったくない場合も情報です。告知が届いていないのか、届いたが興味を持てなかったのか、興味はあるがプレイ途中で離脱しているのかで、次の手が変わります。アクセス解析を設定しているなら、セッション数とプレイ時間の関係を見てください。セッションが多いのに感想がゼロの場合、ゲームに入る前のUIや説明文で離脱している可能性があります。
HTMLゲームの場合、Google Analyticsやシンプルなカウンターをあらかじめ埋め込んでおくと、「何人来たか」「どのくらい遊んだか」が数字で見えます。公開前に入れ忘れた場合は、この段階でコードを更新して再アップロードするだけで間に合います。
4〜5日目:小さな改修を1〜2本入れる
初期反応を踏まえ、1週間以内に修正できる軽い問題を1〜2本直します。大きなリデザインはこのタイミングでは不要です。やるべき改修の優先順位は次の基準で決めます。
- クラッシュやフリーズ:ゲームが遊べなくなるバグは最優先です。
- 最初の10秒の体験:タイトル画面からゲーム開始までの流れが長すぎる・わかりにくいなら短縮します。多くのプレイヤーはここで離脱します。
- テキストの誤字・説明不足:操作方法が書いていない、ゲームの目的が伝わらない、などは一行の追加で解決することがほとんどです。
改修後は再公開し、「アップデートしました」という告知を短く出します。既存プレイヤーへの再訪問を促せるほか、改修内容が具体的であるほど「丁寧に作っている」という印象を与えます。
注意点として、この時期は「大きく変えたくなる衝動」が出やすいです。キャラクターのデザインを変える、ルールを追加する、といった変更は最初の1週間ではやりません。データが少ない段階での大改修は、何が良くて何が悪かったかを判断できなくなります。
6〜7日目:次のために記録を残す
1週間が終わるタイミングで、以下の情報をテキストファイルやスプレッドシートに書き残してください。
- 公開日と告知した媒体の一覧
- 7日間のアクセス数・プレイ完走率(把握できている範囲で)
- 受け取った感想・バグ報告の要約
- 実施した改修とその日付
- 「次作で変えたい点」と「維持したい点」
この記録は、次のゲームを作るときの設計判断に直接使えます。「前回は操作説明がなくて詰まった人が多かったから、チュートリアルを最初に入れよう」という判断は、記録がなければ時間が経つと忘れます。
また、1週間後のアクセス数は公開直後と比べて大幅に落ちることが多いですが、それは自然な推移です。落ちた後でも検索から少しずつ入ってくるゲームと、完全に止まるゲームの違いは、タイトルや説明文の検索されやすさにあります。この段階でゲームページの説明文を見直しておくと、長期的な流入につながります。
次の行動
公開後の行動を一つに絞るなら、「プレイしてもらった人の反応を一箇所にメモする」ことから始めてください。SNSのコメント・DM・口頭での感想でも、7日分まとめて読み返すと設計の課題が見えてきます。アソバースにゲームを投稿している場合は、ゲームページの説明文を公開後に編集できるので、初期反応をもとに補足説明を加えることも検討してみてください。

