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ゲーム開発者のポートフォリオサイトの作り方

遊びを届ける

執筆にClaudeを使用しています。

開いた箱から小さなゲームの模型を展示台に移す風景。
記事のテーマをもとに制作したAI生成イメージ。実際のゲーム画面ではありません。

ポートフォリオサイトを持つ目的は、仕事の依頼を受けること、就職・転職の選考を通過すること、そして自分の活動を長く積み上げていくことの三つに大きく分かれます。どれを優先するかによって、サイトの構成も載せるべき情報もまったく異なります。「とりあえず作品を並べれば良い」と始めると、半年後に全部作り直す羽目になりやすいので、設計の段階で目的を決めておくことが重要です。 この記事では、ゲーム開発者が検索経由で実際に評価されるポートフォリオサイトを作るために、何をどう載せるか・どこに公開するか・どんな構成にするかを具体的に示します。デザインの美しさよりも「伝わる情報の密度」に重きを置いて説明します。

この記事の目次
  1. 目的と読者を先に決める
  2. 掲載する作品の選び方と情報の書き方
  3. サイトの構成と必要なページ
  4. 公開場所の選び方
  5. 検索で見つけてもらうための工夫
  6. 更新と運用の現実的な考え方
  7. 次の行動

目的と読者を先に決める

ポートフォリオを「見る人」が誰かによって、必要な情報は変わります。クライアントがフリーランスに仕事を依頼する場合、見たいのは「何ができるか」「納期や連絡は信頼できるか」「過去に似た案件をこなしているか」です。採用担当者が転職候補者を評価する場合は、それに加えて「チームでどう動くか」「コードや設計の考え方が自社と合うか」を確認します。一般ユーザーに作品を届けたい場合は、とにかくゲームを遊んでもらえるリンクと短い紹介文があれば十分です。

まず「誰が、何の判断をするためにこのサイトを見るか」を一文で書いておきます。この一文があると、情報を追加するたびに「本当に必要か」を判断できるようになります。

掲載する作品の選び方と情報の書き方

作品は多ければ良いわけではありません。完成度が低いものを並べると、全体の印象が下がります。目安として、見せる側が「これは自信を持って説明できる」と思えるものだけを選びます。三本でも五本でもかまいません。

各作品ページには次の情報を含めます。

  • ゲームの概要:ジャンル・操作方法・プレイ時間の目安を2〜3文で
  • 担当範囲:個人開発か共同開発か、共同の場合は自分が何を担当したか
  • 使った技術・ツール:エンジン、言語、AIツールなど
  • 制作期間:「2週間」「3ヶ月」のような実感のある単位で
  • 工夫した点・苦労した点:1〜3つ、具体的なエピソードを添えて
  • 実際に遊べるリンク:最重要。ここが機能しないポートフォリオは致命的

「工夫した点」は特に重要です。「UIを使いやすくしました」ではなく、「タップ判定が小さすぎてプレイテストで失敗したため、判定領域を視覚的なボタンより20px広げた」のように書くと、問題を特定して解決できる人だという印象を与えられます。

スクリーンショットや動画キャプチャも必ず用意します。テキストだけのポートフォリオは読み飛ばされやすいです。短い動画(30秒〜1分程度)でゲームの流れを見せると、リンクを踏む前に内容が伝わります。

サイトの構成と必要なページ

最小限の構成は以下の三つです。

  1. トップページ(兼プロフィール):自分が何者で何を作っているかを最初の画面で伝える
  2. 作品一覧ページ:サムネイルとタイトル・一行説明で並べる
  3. 各作品の詳細ページ:上で挙げた情報を載せる

問い合わせフォームやSNSリンクは必要に応じて追加します。ブログ的な更新記録は、継続する自信がある場合だけ設けます。更新が止まると「最後の投稿が2年前」という状態になり、むしろ活動していない印象を与えます。

トップページで最初に答えるべき問いは「この人は何を作る人か」です。「ゲーム開発者です」だけでなく、「ブラウザで遊べるパズルゲームをAIと一緒に作っています」のように、分野や手法まで含めると検索経由で来た人にも刺さりやすくなります。

公開場所の選び方

ポートフォリオサイトの公開先として代表的な選択肢を整理します。

  • GitHub Pages、向いている場面:コードも一緒に見せたい、無料で始めたい、注意点:ドメインがgithub.ioになる
  • Notion公開、向いている場面:手軽に始めたい、更新が多い、注意点:レイアウトの自由度は低い
  • 独自ドメイン+レンタルサーバー、向いている場面:長期的・本格的に使いたい、注意点:費用と設定が必要
  • itch.io などゲーム投稿サイト、向いている場面:作品の集積が目的、注意点:ポートフォリオとしての自由度は低い

独自ドメインを取ることの最大のメリットは、公開場所を変えてもURLを維持できることです。「portfolio.自分の名前.com」のような形にしておくと、後でサーバーを乗り換えても検索結果のURLが変わりません。長く使うつもりなら早めに取得しておくことをおすすめします。料金や取得条件は各ドメイン登録サービスの公式サイトで確認してください。

アソバースにブラウザゲームを投稿している場合は、各ゲームの公開URLをそのまま作品詳細ページのリンクとして使えます。ゲームをいちいち別サーバーに置き直す手間が省けるので、ポートフォリオと投稿先を連携させる構成は実用的です。

検索で見つけてもらうための工夫

ポートフォリオサイトは、名前を知っている人が訪れるだけでなく、検索経由で初めて知ってもらう窓口にもなり得ます。そのために意識しておきたいことがあります。

ページタイトルと見出しに「自分が作るものの具体的な言葉」を入れます。「ゲーム開発者のポートフォリオ」より「ブラウザで遊べるパズルゲームを作っています|○○のポートフォリオ」のほうが、同じ興味を持つ人に届きやすいです。

各作品ページのURLは /works/puzzle-01 のように内容が推測できる形にします。/page3 や /item?id=12 のような自動生成URLは、検索エンジンにとっても人間にとっても意味が伝わりにくいです。

ページの読み込み速度も影響します。画像ファイルは適切な解像度に圧縮しておくと、スマートフォンからのアクセス時にも快適に表示されます。

更新と運用の現実的な考え方

ポートフォリオは公開したあとも定期的に手を入れる必要があります。ただし、毎月更新するような運用は長続きしないことが多いです。現実的なタイミングとして、「新しい作品が完成したとき」「使える技術が増えたとき」「連絡先が変わったとき」の三つを更新のきっかけと決めておくと管理が楽です。

リンク切れは定期的にチェックします。外部に置いたゲームのURLが変わっていたり、動画が削除されていたりすると、見た人への印象が悪くなります。3ヶ月か半年に一度、全リンクを手動で確認する習慣をつけておきます。

公開後に「誰がどこから来ているか」を把握したい場合は、アクセス解析ツールを入れておくと、どの作品が見られているかや、どの検索キーワードで来ているかがわかります。改善の方向を決めるための参考になります。

次の行動

まず「誰が・何のためにこのサイトを見るか」を一文で書き、それを基準に載せる作品と情報を選んでください。作品ページには必ず「遊べるリンク」と「担当範囲」を含め、工夫した点は具体的なエピソードで書きます。ブラウザゲームをすでに公開しているなら、アソバースの作品URLをそのままポートフォリオのリンクとして活用できます。独自ドメインの取得や公開先の詳細条件は、各サービスの公式サイトで最新情報を確認してください。