キャラクターの配色をAIと決める:主役色・差し色・避ける色の考え方
AIを使いこなすClaudeで執筆し、GPTで自動校閲・修正しています。

キャラクターの配色は、好きな色を並べるのではなく、色に役割を割り当てると決めやすくなります。目安は、主役色1色、副色1色、差し色1色、そして「避ける色」の指定です。肌や髪などの地の色は別枠で数えます。 役割は三つの材料から決めます。 • 性格:その子を一言で表す色は何か • 場面:主に登場する光や時間帯はどうか • 背景:背景で多く使う色は何か AIに任せる作業は、候補を出すことと、決めた配色の矛盾を指摘させることです。最終的な色の値と「この子らしいか」の判断は人が行います。この記事では、依頼文、配色表、背景に埋もれないかの確認リストを順に示します。
この記事の目次
手順1:AIに渡す情報を先に埋める
「かわいい配色を考えて」と頼むと、一般的な組み合わせが返りがちです。先に次の5項目を自分の言葉で書いてください。
- 性格、書く内容:2〜3語と、行動の癖、記入例(説明用):好奇心旺盛だが慎重。踏み出す前に必ず足元を見る
- 主な場面、書く内容:時間帯と光、記入例(説明用):夕暮れの港、霧の森
- 背景の色、書く内容:背景で多い色、記入例(説明用):海の青緑、夕焼けの橙
- 使われ方、書く内容:媒体とサイズ、記入例(説明用):絵本の見開き、SNSのアイコン
- 譲れない条件、書く内容:使いたい色、避けたい色、記入例(説明用):黄色は使いたい。ネオン系は避けたい
「使われ方」は見落としやすい項目です。アイコンのように小さく表示するなら、色数を絞り、明暗の差をはっきりさせる必要があります。
手順2:役割別の案を3パターン出させる
次の依頼文をそのまま使えます。【】の中を差し替えてください。
あなたはキャラクターデザインの相談相手です。
下の情報から、配色案を3パターン作ってください。
【性格】好奇心旺盛だが慎重
【主な場面】夕暮れの港、霧の森
【背景の色】海の青緑、夕焼けの橙
【使われ方】絵本の見開き、小さなSNSアイコン
【条件】黄色は使いたい。ネオン系は避けたい
出力ルール:
- 色は「主役色」「副色」「差し色」の3役に限定する(肌・髪は別枠で提案)
- 各色に、HEX値の目安、役割、使う場所、その色にした理由(性格か場面との関係)を書く
- 各案に「背景に埋もれやすい場面」を1つ書く
- 最後に、避けたほうがよい色を理由つきで挙げる出てきたHEX値はあくまで目安です。AIは画面上の見た目を確認していないため、実際の色はお絵描きソフトのスポイトで確かめてください。
手順3:3案を比べて1案に絞る
3案のうち1つを選ぶ基準は「好み」より先に、次の2点を見ます。
- 理由の欄が、性格か場面に結びついているか(「人気の色だから」は理由になりません)
- 「埋もれやすい場面」が、実際に描く場面と重なっていないか
重なっていても、明暗で解決できることがあります。決めきれないときは、次のように頼みます。
案Bを採用します。「夕焼けの港で主役色が背景の橙に近づく」問題を、
色相を変えずに、明るさと彩度の調整だけで解決する案を2つ出してください。手順4:役割別の配色表にまとめる
以下は、上の入力例から組み立てた説明用の例です。実際に生成して検証した結果ではなく、HEX値は考え方を示すための仮の値です。
- 主役色、色の名前(例):明るいからし黄、HEX(例):#E8B923、面積の目安:大(上着)、使う場所:上着、理由:好奇心の象徴。青緑の海から離れていて目印になる
- 副色、色の名前(例):深い紺、HEX(例):#24344D、面積の目安:中、使う場所:帽子、ズボン、理由:慎重さと落ち着き。主役色の明るさを引き立てる
- 差し色、色の名前(例):朱赤、HEX(例):#D8463A、面積の目安:小、使う場所:スカーフ、ランタンの紐、理由:視線を顔の近くに集める
- 地の色(別枠)、色の名前(例):暗い茶、HEX(例):#4A3328、面積の目安:小〜中、使う場所:髪、靴、理由:色数に数えず、全体を締める
- 避ける色、色の名前(例):青緑〜緑の高彩度色、HEX(例):—、面積の目安:—、使う場所:大面積で使わない、理由:海の背景と同化する
- 避ける色、色の名前(例):夕焼けと同じ橙、HEX(例):—、面積の目安:—、使う場所:主役色に使わない、理由:夕景で輪郭が溶ける
面積は「大・中・小」の大まかな比率で十分です。差し色は小さい面積で使うと効くので、広い面に使うなら副色に格上げしてください。
この例で起きそうな問題
夕焼けの場面では、からし黄が橙に寄って見えるかもしれません。その場合は色相を変えず、上着の影を濃くして背景側の橙を少し落ち着かせます。夜の霧の森では、紺の帽子が背景に沈みます。縁に明るい反射光を足す方法が考えられます。
手順5:背景に埋もれないか確認する観点リスト
配色表ができたら、実際の背景の上に置いて確認します。AIに画像を見せて感想を聞く方法もありますが、最終的には自分の目で見てください。
- [ ] 主な背景2〜3種(夕景、霧の森など)にキャラを置いて並べたか
- [ ] 画像をグレースケールにしても、キャラの輪郭が背景と区別できるか(色相より明暗差が効きます)
- [ ] 小さく縮小しても、主役色の塊が見分けられるか
- [ ] 主役色が、背景の面積最大の色と色相で近すぎないか
- [ ] 光の色で見え方が変わった状態(夕焼け、夜)でも確認したか
- [ ] 差し色が何か所にも散らばって、視線が分散していないか
- [ ] 肌・髪の色と主役色が隣り合う場所で、境目が分かるか
- [ ] 色の違いだけで区別している部分(服の模様と地など)が、色覚の違いで見えにくくならないか。色覚シミュレーション機能のあるソフトで確認できます
- [ ] 他のキャラクターと並べたとき、主役色が重ならないか
画像を添付して相談するなら、依頼文は次のようにします。
添付は、配色案を背景に置いた確認用の画像です(説明用の仮データです)。
次の観点で、埋もれて見える部分を箇条書きで指摘してください。
1. 背景と明るさが近い部分
2. 縮小すると潰れそうな部分
3. 差し色が目立ちすぎる、または目立たない部分
指摘ごとに、色相を変えずにできる直し方を1つ添えてください。画像生成AIで色を伝えるときの注意
配色を決めた後、画像生成AIに色を再現させたいこともあるでしょう。ここは公式資料で確認できた範囲だけ書きます。
MidjourneyのStyle Referenceは、参照画像から色・画材感・質感・光などの全体的な雰囲気を取り込む機能です。つまり色だけを取り出す機能ではありません。配色の参照画像にすると質感まで引きずられる可能性があるので、結果は目視で確認してください。同ページでは、テキストの指示は簡潔にし、参照画像と矛盾する様式の語を避けるよう案内しています。影響度は--sw(0〜1000、既定は100)で調整できます。色見本の画像をStyle Referenceに使った場合の再現度は、私は検証していません。
ChatGPTの画像編集では、公式ヘルプに、選択ツールの範囲指定が常に正確とは限らず、編集が選択範囲の外に及ぶ場合があると書かれています。上着の色だけ変えたつもりが、他の部分も変わることがあります。色を直したら、髪、背景、差し色が意図せず変わっていないか、上のチェックリストでもう一度確認してください。
どちらの場合も、生成画像の色は指定したHEX値どおりになるとは限りません。最終の色は、画像ソフトのスポイトで読み取り、配色表に書き戻して管理するのが確実です。
次にやること
まず手順1の表を埋め、依頼文で3案を出させます。選んだ案を配色表にして、背景2種の上で確認リストを一巡させてください。ここまでで、色は「好み」ではなく「役割と理由のある選択」になります。

