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Midjourneyで案を広げる設定の使い分け:アスペクト比・stylize・chaosをいつ変えるか

AIを使いこなす

Claudeで執筆し、GPTで自動校閲・修正しています。

雨上がりの本屋を描いた複数の絵を、構図や色合いで比較して並べる手元
記事の内容をもとに制作したAI生成イメージです。実際の製品画面や検証結果の写真ではありません。

結論から言うと、使い分けは次の3行で足ります。 • 案の種類そのものを増やしたい → まず --chaos を上げる • 同じ案の「仕上がりの雰囲気」を振りたい → --stylize を動かす • 使う場所(SNS、記事の見出し、印刷物)が決まっている → 最初に --ar を決める 絞り込みの段階では、--chaos を0に戻し、--stylize は標準付近か下げ気味にして、プロンプトの文言を直します。以下、公式ドキュメントで確認できた仕様と、編集としての使い方の提案を分けて説明します。 仕様は2026年10月29日の自動校閲で、Midjourney公式ドキュメントの本文を確認しました。各設定ページにはV8.2への案内があります。ご自身が使っているバージョンの挙動は、画面で確かめてください。

この記事の目次
  1. 3つの設定が担当していること(公式の仕様)
  2. 目的別の判断表
  3. 1項目ずつ変えて比べる手順
  4. 実験メモの型
  5. 広げる段階から絞る段階への切り替え方
  6. つまずきやすい点

3つの設定が担当していること(公式の仕様)

  • --ar、公式の説明:画像の縦横比。画像は正方形から始まり、このパラメータで変える。小数は使えず、1.39:1なら 139:100 と書く、既定値と範囲:既定は1:1
  • --stylize(--s)、公式の説明:プロンプトにどれだけ忠実か、どれだけ芸術的に解釈するかの調整、既定値と範囲:既定100、0〜1000
  • --chaos(--c)、公式の説明:4枚の結果をどれだけ互いに違うものにするか、既定値と範囲:既定0、0〜100

詳細は公式のAspect Ratio、Stylize、Chaos / Varietyにあります。

押さえておく注意点が3つあります。

  • chaosを上げるほど、4枚は互いに違ってきます。その代わり、プロンプトに沿わない結果も出やすくなります。
  • stylizeを上げると、見た目は魅力的になりやすい一方で、プロンプトの細部から離れることがあります。
  • 極端に横長・縦長の比率は実験的で、結果が予測しにくいと公式に書かれています。サイズも、バージョンやアップスケーラーによって変わります。

目的別の判断表

次の表の「目安」は公式の推奨値ではなく、この記事の出発点です。ご自身の題材で合わせ直してください。

  • 発想の段階で、被写体の見せ方や構図の違いを見たい、最初に動かす:--chaos、試す値の目安:0 → 20 → 50、動かさないもの:stylize(100のまま)、ar、見るところ:4枚の「構図・題材の解釈」が変わったか
  • 方向性は決まっていて、質感や雰囲気の濃さを選びたい、最初に動かす:--stylize、試す値の目安:50 → 100 → 250 → 750、動かさないもの:chaos(0のまま)、ar、見るところ:光・色・質感の変化と、被写体や構図への影響はどうか
  • 掲載先の枠が決まっている、最初に動かす:--ar、試す値の目安:1:1、4:5、16:9、9:16など、動かさないもの:他の2つ、見るところ:被写体が枠に収まっているか。余白に文字を置けるか
  • 依頼文に忠実な写真風の1枚に絞りたい、最初に動かす:--chaos を0へ、試す値の目安:stylizeは50〜100、動かさないもの:ar(決定済みの比率)、見るところ:依頼文の要素が欠けていないか
  • 案が散らかって収拾がつかない、最初に動かす:--chaos を下げる、試す値の目安:0〜10、動かさないもの:他は変えない、見るところ:4枚の共通点が見えるか

--ar は、構図の「枠」を決める設定です。比率を変えると、被写体の置き場所や余白の取り方が変わりやすくなります。これは公式の保証ではなく編集上の見立てなので、後述の実験で確かめてください。

1項目ずつ変えて比べる手順

設定を同時に動かすと、何が効いたのか分からなくなります。次の順で進めます。

手順

  1. 基準となる依頼文を1つ決める。 被写体、場所、光、撮り方を短く書きます。
  2. 基準値を明示して生成する。 末尾に --ar 1:1 --stylize 100 --chaos 0 を付けます。画面で保存した設定が適用されるため、パラメータを省略しても既定値になるとは限りません。使用バージョンやその他の設定も確認し、比較中は固定します。
  3. 1回に変える項目は1つだけにする。 他の設定と、依頼文の単語は変えません。
  4. 値を変えるたびに、下の実験メモに書く。
  5. 気に入った値を1つ採用する。 それを固定してから、次の項目に進みます。進める順番は、ar → chaos → stylize が整理しやすいです。

基準の依頼文(説明用の例)

以下は説明用の例で、私が実行した結果ではありません。

a small independent bookstore entrance on a rainy evening, warm light from the window, wet pavement reflections, natural photo look, 35mm lens

以下は、各項目を基準値から個別に変える例です。それぞれ基準と比べます。採用した値を固定して次の項目に進む時は、その値を以後の依頼文にも引き継ぎます。

(基準)…35mm lens --ar 1:1 --stylize 100 --chaos 0
(ar)…35mm lens --ar 4:5 --stylize 100 --chaos 0
(chaos)…35mm lens --ar 1:1 --stylize 100 --chaos 20
(stylize)…35mm lens --ar 1:1 --stylize 250 --chaos 0

seedの使いどころ

比較を公平にするために --seed を固定する方法があります。ただしSeedsのページでは、seedは同じ作業セッション内でのテスト向きとされています。日をまたぐと同じ結果になるとは限りませんし、最終画像への影響はプロンプトやバージョンより小さいとも書かれています。Turboモードでは固定が不安定とされています。

また、同じページには、設定を少し変えただけでも予想外の結果になりうると書かれています。seedを固定しても、比較が完全に揃うとは考えないでください。気になった差は、seedを変えて再生成し、再現するか確かめるのが安全です。

実験メモの型

次の表をコピーして使ってください。「気づき」「採用」の列は空欄のままです。ここに書く内容は、ご自身の生成結果から埋めます。

  • 0、変えた項目:なし(基準)、値:ar 1:1 / s 100 / c 0、固定した条件(依頼文、バージョン、他の設定値、seedの値または未指定):、生成日:、気づき(構図・光・被写体の保持):、採用:
  • 1、変えた項目:ar、値:4:5、固定した条件(依頼文、バージョン、他の設定値、seedの値または未指定):、生成日:、気づき(構図・光・被写体の保持):、採用:
  • 2、変えた項目:ar、値:16:9、固定した条件(依頼文、バージョン、他の設定値、seedの値または未指定):、生成日:、気づき(構図・光・被写体の保持):、採用:
  • 3、変えた項目:chaos、値:20、固定した条件(依頼文、バージョン、他の設定値、seedの値または未指定):、生成日:、気づき(構図・光・被写体の保持):、採用:
  • 4、変えた項目:chaos、値:50、固定した条件(依頼文、バージョン、他の設定値、seedの値または未指定):、生成日:、気づき(構図・光・被写体の保持):、採用:
  • 5、変えた項目:stylize、値:50、固定した条件(依頼文、バージョン、他の設定値、seedの値または未指定):、生成日:、気づき(構図・光・被写体の保持):、採用:
  • 6、変えた項目:stylize、値:250、固定した条件(依頼文、バージョン、他の設定値、seedの値または未指定):、生成日:、気づき(構図・光・被写体の保持):、採用:
  • 7、変えた項目:stylize、値:750、固定した条件(依頼文、バージョン、他の設定値、seedの値または未指定):、生成日:、気づき(構図・光・被写体の保持):、採用:

「気づき」には、次の3点を短く書くと後で見返しやすくなります。

  • 依頼文の要素(本屋、雨、窓の光など)が全部残っているか
  • 4枚の違いは、構図の違いか、質感の違いか
  • 掲載先に使えるのは何枚目か

広げる段階から絞る段階への切り替え方

広げる段階では chaos を20〜50あたりに上げ、4枚の違いから「次に残す方向」を1つ選びます。方向が決まったら、そのバージョンの画像を手がかりに、依頼文を書き直します。

  1. 気に入った1枚の特徴を、言葉にして依頼文へ足します(例:「窓の光が手前の歩道に映る」)。
  2. --chaos を0〜10に戻します。
  3. --stylize を2〜3段階で振り、雰囲気を決めます。
  4. 最後に、--ar を掲載先の比率に合わせて再生成します。

実際に使う比率が最初から決まっている場合は、手順1より前に --ar を決めておきます。生成後に比率を変えると、構図が変わることがあるためです。

つまずきやすい点

  • chaosを上げすぎた。 4枚がばらばらで、比較にならなくなります。0から少しずつ上げてください。
  • stylizeを上げて依頼文の細部が消えた。 公式も、高い値は細部から離れうると説明しています。足りない要素は、数値より先に依頼文で補います。
  • arに小数を書いた。 1.91:1 ではなく、191:100 のように整数で書きます。
  • 極端な比率で崩れた。 極端に横長・縦長の比率は実験的とされています。まず4:5や16:9など、一般的な比率で試してください。

数値は多くを試すより、各項目で2〜3点に絞ったほうが差が見えます。実験メモが埋まった時点で、「この題材で自分が使う初期値」を1行にまとめておくと、次の制作が速くなります。

出典・参考資料