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AIでゲームを作る方法2026年版:無料で始める5つのルート

遊びをつくる

執筆にClaudeを使用しています。

色紙の試作コース、小さな駒、ノートを並べたゲーム制作の作業机。
記事のテーマをもとに制作したAI生成イメージ。実際のゲーム画面ではありません。

「AIを使えばゲームが作れる」という話は広まりましたが、「どのツールで、何から始めればいいか」という具体的な道筋はまだ混乱しています。2026年現在、無料で使えるAIツールは増えており、プログラミング経験がなくてもブラウザゲームを完成させるルートが複数存在します。 この記事では、ゲームを作ったことがない人から、既存のコードを改造したい人まで、目的と状況に合わせて選べる5つのルートを整理します。それぞれのルートで「何ができるか」「どこで詰まりやすいか」「最初の一手」を具体的に示します。ツールの料金や機能は変わりやすいため、細部は各ツールの公式サイトで最新情報を確認してください。

この記事の目次
  1. 5つのルートを選ぶ前に:自分の状況を確認する
  2. ルート1:チャットAIにHTMLゲームを一発生成させる
  3. ルート2:コード補完AIをエディタに入れて自分で書く
  4. ルート3:ゲーム特化AIツールで画面を組み立てる
  5. ルート4:既存のオープンソースゲームをAIで改造する
  6. ルート5:AIで素材を作りコードは既存フレームワークに任せる
  7. ルートを選んだあとの共通ポイント
  8. 次の行動
  9. 参考資料

5つのルートを選ぶ前に:自分の状況を確認する

ルートを選ぶ基準は二つです。「コードを読む気があるか」と「作りたいゲームのイメージがあるか」。この二つの組み合わせでルートが絞られます。

コードをまったく読みたくない場合は、ノーコード寄りのルートを選ぶのが現実的です。一方、コードは読めなくてもAIに修正を頼めるなら、HTML+JavaScriptのシンプルな構成で作るほうが自由度が上がります。「作りたいゲームのイメージ」については、パズル・クリッカー・カードゲームのような仕組みがシンプルなジャンルが最初は向いています。アクションやリアルタイム通信を含む作品は、どのルートでも難易度が上がります。

ルート1:チャットAIにHTMLゲームを一発生成させる

最も手数が少ないルートです。ChatGPT・Claude・Geminiなどのチャット型AIに「HTMLとJavaScriptだけで動くブラウザゲームを作って」と伝えると、コピペして即動くコードを出力してくれます。

向いている人: コードを書いたことがない、まず動くものを見たい、学習コストをかけたくない。

最初の一手: プロンプトに「シングルHTMLファイルで完結する」「外部ライブラリを使わない」「スマートフォンでも動く」の三点を加えると、出力がそのまま使える精度が上がります。たとえば「HTMLとJavaScriptだけで動くナンバーパズルゲームを作ってください。外部ライブラリなし、スマートフォン対応で、シングルファイルにまとめてください」のように指示します。

詰まりやすい点: 生成されたコードをブラウザで開いたら動かない、という事態はよく起こります。その場合はエラーメッセージをそのままAIに貼り付けて「このエラーを直して」と伝えると、多くの場合は修正版が返ってきます。一度の生成で完璧なものが出ることは少ないので、「生成→確認→修正依頼」を3〜5回繰り返すことを前提にしておくと焦りが減ります。

限界: ゲームの規模が大きくなるにつれ、AIが出力するコードの整合性が崩れやすくなります。1,000行を超えるような作品は、このルートだけで作りきるのは難しくなります。

ルート2:コード補完AIをエディタに入れて自分で書く

VS CodeにGitHub Copilotなどのコード補完ツールを入れ、自分でコードを書きながらAIに提案させるルートです。「少しはコードを覚えたい」「長期的にスキルを積みたい」という人に向いています。

向いている人: プログラミングを学びながらゲームを作りたい、コードの意味を理解したい。

最初の一手: JavaScriptの基本構文(変数・関数・条件分岐)だけを先に覚えてから始めると、AIの提案を採用するかどうかの判断がつきやすくなります。最初の題材はキャンバス描画を使わないテキストベースのゲーム(クイズ・選択肢型アドベンチャーなど)が適しています。

詰まりやすい点: AIの提案をそのまま採用し続けると、コードの全体構造を自分で把握できなくなります。「この関数は何をしているか」を毎回確認しながら進むことが、後で詰まったときの対処力につながります。

ルート3:ゲーム特化AIツールで画面を組み立てる

2024年以降、ゲームのシーン構成やキャラクター配置をGUIで操作しながらAIがコードを補完するツールが増えています。代表的な方向性として、既存のゲームエンジン(GodotやUnityなど)にAI補助機能を組み合わせる使い方と、ブラウザ上で完結する専用ツールの二種類があります。

向いている人: ビジュアルで確認しながら作りたい、2Dアクションやプラットフォーマーを作りたい。

最初の一手: ツールの無料プランで「サンプルプロジェクトを改造する」ことから始めると、ゼロから構築するより早く動くものができます。AIへの指示も「ジャンプ力を2倍にして」「敵が画面端で折り返すようにして」のような具体的な変更依頼にすると、意図した結果が得やすくなります。

詰まりやすい点: 無料プランにはプロジェクト数やエクスポート形式の制限があることが多いです。ブラウザゲームとして公開するためにHTMLエクスポートが必要な場合、その機能が無料プランに含まれているかを最初に確認してください。

ルート4:既存のオープンソースゲームをAIで改造する

GitHubなどで公開されているオープンソースのブラウザゲームを手元にダウンロードし、AIに「このコードにスコアランキングを追加して」「背景色を変えて」と頼んで改造するルートです。

向いている人: 作るより改造のほうが動機を保ちやすい、特定のジャンルの動く原型が欲しい。

最初の一手: オープンソースのゲームを探すときは、ライセンスの種類を確認します。MITライセンスやCC0のものは改造・再配布の自由度が高い傾向がありますが、ライセンスの解釈は個別に確認することを推奨します。コードを改造した場合、元のライセンスの条件(著作権表示の維持など)への対応が必要になることがあります。詳細は専門家や公式ドキュメントで確認してください。

詰まりやすい点: 他者のコードはAIにとっても構造を把握しにくいことがあります。「このファイル全体を貼り付けて変更を頼む」より「変更したい部分だけを抜き出して依頼する」ほうが精度が上がります。

ルート5:AIで素材を作りコードは既存フレームワークに任せる

Phaser.jsやKaboom.jsのようなJavaScriptゲームフレームワークは、サンプルコードが豊富で「このサンプルを自分のゲームに合わせて書き換える」作業がしやすい構造になっています。このルートでは、ゲームロジックの骨格はフレームワークのサンプルを流用し、AIには画像生成・BGM生成・テキスト生成の素材作りを担当させます。

向いている人: コードより素材・世界観・演出にこだわりたい、既に動く原型があってビジュアルを仕上げたい。

最初の一手: フレームワークの公式チュートリアルにある「プラットフォーマーサンプル」「シューティングサンプル」などを動かすことから始めます。その後、AIで生成したスプライト画像や効果音を差し替えていくと、見た目が自分のものになるスピードが早くなります。画像生成AIの出力物を商用・公開用途に使う場合、利用規約を確認する必要があります。

詰まりやすい点: フレームワークの読み込み方(CDNリンクの記述など)でつまずくことがあります。このような環境設定の問題はAIへの質問が有効で、「Phaser.jsをCDNで読み込んでHello Worldを表示するHTMLを書いて」のように環境設定ごと依頼するとスムーズです。

ルートを選んだあとの共通ポイント

どのルートを選んでも、最初の作品は「遊べる最小単位」を目標にすることを勧めます。スコアが出る・クリアがある・繰り返し遊べる、この三点のうち一つでも成立すれば最初の作品として十分です。機能を詰め込もうとするほど完成が遠のき、途中で止まる確率が上がります。

AIへの指示の精度を上げるコツは、「何を」「どんな状態にしたいか」を分けて伝えることです。「面白くして」のような抽象的な依頼より、「スコアが100点を超えたら背景色が変わるようにして」のような具体的な変更依頼のほうが、意図に近い結果が返ってきます。また、変更を加えるたびにブラウザで動作を確認する習慣をつけると、問題の発生箇所を早く特定できます。

次の行動

まずこの記事で紹介した5つのルートを読み返し、自分の状況に最も近い一つを選んでください。選んだルートの「最初の一手」だけを今日中に試すと、学習の勢いが続きやすくなります。作ったブラウザゲームをHTMLファイルまたはZIPファイルとして用意できたら、アソバース(https://aso-verse.com)に投稿して公開することができます。

参考資料

  • Phaser.js 公式ドキュメント
  • Kaboom.js 公式ドキュメント
  • GitHub オープンソースライセンス一覧(choosealicense.com)
  • MDN Web Docs(Mozilla、JavaScript・Canvas APIリファレンス)