ゲームの紹介文をAIで下書きする:操作説明の誤りを防ぐ確認手順
遊びを届ける執筆にClaudeを使用しています。

ゲームを投稿するとき、紹介文と遊び方の説明を一から書くのは思いのほか時間がかかります。「どう説明すれば伝わるか」を考えながら書いているうちに、実際の操作と微妙にずれた説明ができあがることもあります。アソバースの投稿フォームには、ゲームのページやコードを読み取ってこれらの下書きを作るAI機能があります。ただし、AIが生成した文章をそのまま公開すると、キー名の誤りやルールの説明抜けが残りやすいのも事実です。この記事では、この機能が何をするかを整理したうえで、操作説明の誤りを防ぐための照合手順を具体的に紹介します。なお、本文はClaudeが執筆しており、人間による取材や操作検証は行っていません。
AI下書き機能の仕組み
投稿フォームの「作品情報」ステップに、「ゲームから紹介文を作る」というAIセクションがあります。ゲームのURLまたはアップロードしたファイルを読み取り、「作品の紹介」と「遊び方」の2つの下書きを生成します。生成ボタンを押すと、ゲームの公開ページとコード、および補足欄に入力した情報がOpenAIに送信されます。
結果は画面内に表示され、内容を確認してから「この文章を使う」ボタンで入力欄に反映します。既存のテキストがある場合は確認ダイアログが出るため、上書きか維持かを選べます。反映後も入力欄で自由に編集できます。生成された下書きをそのまま公開する設計にはなっておらず、作者が確認・編集することが前提です。
補足欄(最大16,000文字)には、ゲームページから読み取れない操作の説明、READMEの抜粋、背景の設定などを自由に追加できます。この補足もOpenAIへの入力に含まれるため、ページ構造が薄いゲームや日本語説明が少ないゲームでは、補足欄を使うと下書きの質が上がります。
AIが参照できる情報・できない情報
AIが下書きに使えるのは、HTMLとコードとして渡せる情報に限られます。ゲームページに書かれたタイトル、説明文、コード中のコメントや変数名などは参照に使われる場合があります。一方で、実際にゲームを動かしたときにどう見えるか・どう動くかは、AIには直接わかりません。
- 参照できる可能性がある:ゲームページのHTMLに書かれたタイトルや説明、JavaScriptコード中のコメント・関数名・定数、補足欄に作者が入力したテキスト
- 参照できない:JavaScriptが動いて初めて表示されるUI、WebGL・Canvasの描画内容、音声・ビジュアルの実際の体験、ゲームの難易度感覚やプレイ時間の実感
- 推測になりやすい:キーボード操作の具体的なキー名(コードからの推測)、ゲームオーバーやクリアの条件、スコアの計算方法、複数モードがある場合の各モードの違い
特に注意したいのは操作説明です。コードから「矢印キーを使っている」とは推測できても、「左右キーでキャラクターを動かし、上キーでジャンプ」といった具体的な動作の対応関係は、ゲームを実際に操作して確かめるしかありません。AIが生成した操作説明が実際と違う場合、プレイヤーはゲームを始めてすぐ混乱します。
「確認してほしいこと」欄を手がかりにする
下書きの結果画面に「作者に確認してほしいこと」という欄が表示されることがあります。ここにはAIが自信を持てなかった点や、情報が不足していて推測で補った部分が列挙されます。この欄は編集作業の出発点として使えます。
たとえば「操作キーは矢印キーとしましたが、正確な設定をご確認ください」「クリア条件について明確な記述が見つかりませんでした」のような項目が並んでいたとします。この場合は、その部分を実際にゲームを開いて確かめてから、説明を書き直します。確認事項が出なかった場合も、AIが正確に書けたとは限りません。コードや説明文から自信を持って書けた部分には確認欄が出ないだけで、実際の挙動と合っているかは別の話です。
情報が著しく少ない場合は、生成ステータスが「情報が足りませんでした」となります。この場合は補足欄にゲームのルール・操作・読んでほしいREADMEを追加して再生成するか、入力欄に直接テキストを書いて投稿を続けられます。
操作説明を実際のゲームと照合する手順
下書きを入力欄に反映したら、ゲームを実際に開きながら「遊び方」の各文を一行ずつ確認します。次の手順を参考にしてください。
- ゲームを別タブで開き、「遊び方」に書かれた最初の操作を実際に試す。「矢印キー」と書いてあればWASDで動かないか、マウスクリックが必要な場面はないかを確認する。
- キー名・ボタン名が画面表示と一致しているか確認する。ゲーム内が「スペース」と表示しているのに説明が「Enterキー」となっていれば修正する。
- ゲームオーバー・クリア・終了の条件が書かれていれば、実際にその条件を満たして確認する。条件が複数ある場合(例:体力がゼロ、または時間切れ)はすべてを試す。
- 複数のモードやステージがある場合、説明がデフォルトのモードを正しく指しているか確認する。チュートリアルモードの操作と通常プレイの操作が違う場合は、どちらの話かを明示する。
- スマートフォン対応と書かれていれば、実際にタッチ操作を試す。タップ位置、スワイプ方向、ピンチ操作の有無を確認し、説明と一致しているか確かめる。
- 確認で見つかった誤りや追記事項を入力欄で修正する。補足欄に追加した説明が有用だった場合、次回の再生成精度も上がる。
「作品の紹介」についても同様に確認します。ゲームのジャンルが正しいか、「一人用」「二人対戦」などの遊び方の種類が実際と合っているかを確かめます。AIはページに書かれた情報を使うため、マルチプレイ対応の説明がコードにしか存在しない場合、紹介文には反映されないことがあります。
補足欄で下書きの精度を上げる
照合の結果、AIの参照できる情報が少ないとわかったときは、補足欄に情報を追加して再生成できます。補足欄には作者だけが知っている情報を入れると効果的です。
- 操作一覧:「矢印キーで移動、スペースキーでジャンプ、Rキーでリセット」のように、キー名と動作を対にして書く。
- ゲームの目的と終了条件:「コインを10枚集めるとクリア、敵に当たるとゲームオーバー」など。
- READMEや配布ページに書いた説明文:すでに整理した文章があれば、そのまま貼り付けて使える。
- 対象プレイヤーや難易度の目安:「ブラウザゲームが初めての人を想定」「ステージ4以降は難しい」など。
補足欄の内容はOpenAIに送信されます。ゲームに関係のない個人情報や、公開を想定していない内部メモは含めないようにしてください。
公開前に確認する6項目
AI下書きを編集した後、投稿フォームの「表示を確認する」ボタンで2ステップ目のプレビュー画面に進めます。そこで最終的な見え方を確認してから公開手続きに進みます。プレビュー画面に移る前に、次の6点を確認しておくと修正の手戻りが減ります。
- 操作キーの正確さ:「遊び方」に書いたすべてのキー名・ボタン名が実際のゲームと一致している。
- ゲームの目的が明確:紹介文を読んだだけで「何をするゲームか」がわかる。AIが生成した文章が抽象的すぎる場合は、具体的な行動を一文加える。
- 「確認してほしいこと」欄の解消:リストに残った項目をすべて実際に確認し、説明を修正または補足した。
- 対応する操作デバイスの選択:キーボード・マウス・タッチのうち、ゲームが実際に対応しているものを「作品情報」欄で選んでいる。
- 一人用・複数人のモードが正しい:遊び方の種類(ひとり、同じ画面で複数人など)をフォームで選択し、説明文と一致している。
- ゲームが実際に開ける:URLで投稿する場合はプレビュー画面の「ゲームの動作を確かめる」ボタンで新しいタブを開き、ゲームが表示されてプレイできることを確認する。
公開後も「作品を編集する」から紹介文・遊び方をいつでも更新できます。公開してから操作説明の誤りに気づいた場合でも、すぐ修正して「公開ページを更新」すれば反映されます。AI下書きは出発点として活用しつつ、実際に遊んで確かめた情報で仕上げることが、プレイヤーに正確な紹介を届ける最短の道です。


