英語の作品を日本語で紹介する:訳さずに伝える
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英語で説明されたブラウザゲームを見つけて、日本語で誰かに薦めたくなる場面を考えてみます。説明文を上から順に日本語へ直し始めると、数行で手が止まります。直した文章は正確でも、読んだ人が「遊んでみよう」と思うとは限りません。説明文の訳がうまくなることと、作品の魅力が伝わることは、別の作業だからです。 この記事の問いは「訳さずに、何を日本語にすれば作品の魅力が伝わるのか」です。答えは、全文を直さず、読者が遊ぶかどうかを決めるために必要な情報だけを、自分の言葉で組み立て直すことです。具体的には「何をする作品か」「英語がどれだけ必要か」「最初の一手は何か」の3つです。 以下は、その3つを集めて紹介文にする手順です。作品の作者が日本語の紹介文を付ける場合にも、遊んだ人がレビューや口コミで薦める場合にも使えます。途中の例はすべて説明用の仮の作品で、実在の作品の結果ではありません。
この記事の目次
手順1:訳す前に、作品を自分で遊ぶ
紹介文は、説明文からではなく、遊んだ記憶から書き始めます。説明文だけを頼りにすると、書かれていない部分、たとえば操作の癖や英語を読まされる量が抜け落ちます。
- 作品を開き、説明文は読まずに最初の1分を遊びます。
- メモを3列用意します。「最初にやった操作」「止まった場所」「画面に出た英語」です。
- 止まった場所には、止まった理由を一言添えます。たとえば「ボタンの意味が分からなかった」や「目標が示されなかった」です。
- 一通り遊んだあとで、作者の説明文を読み、自分のメモと食い違う点に印を付けます。
止まった場所は、そのまま紹介文の価値になります。初めて遊ぶ人が同じところで止まる可能性が高いからです。遊ぶのにかかった時間も、紹介文に書くなら自分で測った値だけを使います。測っていないなら書きません。
手順2:画面の英語を3種類に分ける
画面に出てくる英語を、役割で分類します。すべてを訳す必要はありません。
- 操作に必要な語、例:Start、Undo、Pause、扱い方:対応表にして載せます
- 雰囲気をつくる語、例:作品名、地名、キャラクター名、扱い方:原文を残し、必要なら日本語を添えます
- 読まなくても遊べる語、例:背景の説明文、演出の台詞、扱い方:触れないか、一言でまとめます
「操作に必要な語」だけは、日本語で明示する価値があります。たとえば次のような小さな対応表です。
- Start:ゲームを始めるボタンです。
- Undo:一手戻すボタンです。
- Hint:次の行動の手がかりを出すボタンです。
作品名は訳さず、原題をそのまま見出しに置きます。日本語の呼び名を添える場合は、「原題(日本語での呼び名)」の形にして、どちらが正式かを混同させません。
手順3:4文の型で紹介文を組み立てる
分類ができたら、次の4文で紹介文を組み立てます。長くする必要はありません。
- 何をする作品か:動詞で書きます。「光の筋を鏡でそらして出口へ導くパズルです」のように、ジャンル名より動作を先に出します。
- 魅力の一点:手順1で遊んで感じたことを一つだけ選びます。複数並べると、どれも弱くなります。
- 英語の必要度と最初の操作:「文章は最初の説明だけで、あとはボタン操作で進みます」のように、読む量を正直に書きます。
- 向いている人:「短い時間で一区切りつけたい人向けです」のように、遊ぶ場面を想像できる一文にします。
仮の作品で、逐語訳と組み立て直しを比べてみます。
逐語訳の例:「あなたは小さな灯台守です。夜が来る前に、すべての光を正しい場所に運んでください。」組み立て直しの例:「光を運んで灯台を点けるパズルです。画面の指示は短く、英語が苦手でも、ボタンの意味さえ分かれば進められます。最初の操作は光る石を選ぶことです。」
後者は物語の雰囲気を捨てていますが、遊ぶかどうかを決める材料は増えています。雰囲気は、作品名と画面そのものに任せます。
手順4:アソバースのどこに置くかを決める
置き場所によって、書き方と注意点が変わります。
自分の作品に付ける場合
投稿画面の「紹介文と遊び方を作成」は、公開済みURLか本人の検証済みアップロードを読み取り、選択した言語で下書きを作る機能です。下書きは「この文章を使う」を押したときだけ反映され、生成の操作だけで公開されることはありません。反映後も、手順1〜3のメモと照らして、自分の目で直してください。
サイトの日本語/英語の切り替えは、作者が入力した作品名や紹介文を書き換えません。英語の紹介文を入れた作品は、日本語表示でも英語のままです。日本語でも伝えたい場合は、紹介文の中に日本語の段落を自分で書き足します。「遊び方・最大参加人数」は任意の作者申告で、共通対戦を有効にするものではありません。人数を書くときも、その点を誤解させないようにします。
他の人の作品を薦める場合
アソバースのレビューは、1〜5点の評価と1〜2,000文字の文章で書けます。1アカウントにつき1作品1件で、メールアドレスの確認が必要です。自作の評価はできません。2,000字あれば、4文の型に自分の感想を足しても十分に収まります。
作者の説明文をそのまま貼り付けたり、翻訳して転載したりするのは避けます。権利の扱いは状況によって変わるため、断定はできません。作品ページの表示や公式の案内で確認し、不明なときは専門家に相談してください。
手順5:公開前に自分で確かめる
書き終えたら、次の項目を一つずつ確認します。
- 作品をもう一度開き、紹介文に書いた「最初の操作」が実際にその通りかを確かめます。
- 画面にない機能、確認していない数値を書いていないかを見直します。「たぶん」で書いた文は削ります。
- 英語の必要度が、実際より軽く書かれていないかを確認します。軽く見せると、遊んだ人の期待を裏切ります。
- ネタバレになる箇所、たとえば結末や仕掛けの答えを削ります。
- 日本語に慣れていない家族や友人がいれば、紹介文だけを読んでもらい、「何をする作品か」を一言で言えるかを聞きます。結果は、直す箇所の手がかりとして使います。
よくある失敗
- 説明文の全文を訳そうとする。 長くなるほど、読み手が最初の一手を見失います。
- 雰囲気の語を日本語にしすぎる。 固有名詞は原文を残したほうが、検索や会話で再び見つけやすくなります。
- 機械の下書きを無確認で使う。 下書きは作品を読んで作られますが、遊んだ手触りまでは反映されません。
- 魅力を並べすぎる。 一点に絞ったほうが、読み手の記憶に残ります。
次の行動
気になっている英語の作品を一つ選び、手順1の3列メモだけでも取ってみてください。そこから4文を書けば、紹介文の骨組みは完成します。投稿画面で自分の作品に付けるか、レビューとして他の人に薦めるかは、書き終えてから決めて構いません。

