公開作品の情報は何項目あるか:publicGamesの一件
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アソバースで公開された作品を一つ開き、画面に出ている情報を指で数えていく場面を考えてみます。作品名、紹介文、作者、プレイ回数、いいね、レビュー平均と、数えるうちに「これは同じ種類の情報なのか、別の種類なのか」と迷う箇所が出てきます。題名の「publicGamesの一件」は、公開された作品一件分の情報のまとまりを指しています。このまとまりに何項目あるかが、この記事の問いです。 先に正直に書くと、内部の項目名や総数は、確認済みの案内には含まれていません。そのため「全部で◯項目です」とは言えません。一方で、公開作品の情報がどこから来るのかは、投稿・集計・レビューの仕組みから種類ごとに整理できます。この記事は項目名を当てるのではなく、項目の出どころを四つに分ける見方を示します。読者が自分の目で数えられる手順も用意しました。
この記事の目次
数える前に決めておく「一項目」の単位
数え方を決めずに始めると、人によって答えが変わります。たとえばレビューの平均点と件数は、一つの項目でしょうか、二つでしょうか。
ここでは、次のルールで数えます。
- 画面に一つの値として表示されるものを一項目とします。
- 別の値から計算して出している表示は、元の項目の「派生」として注記し、別には数えません。
- 項目名のラベルは数えず、中に入る値だけを数えます。
ラベルと値を分ける理由は、アソバースの表示切り替えにあります。日本語と英語の切り替えで変わるのは画面のラベルなどで、作者が入力した作品名や紹介文は書き換えられません。ラベルは画面側の持ち物で、値は作品の持ち物です。この区別は、数えるときにも役立ちます。
項目は四つの出どころに分けられる
確認済みの仕組みから、一件の公開作品に関わる情報は、出どころで四つに分けられます。
- 作者が入力するもの、例:作品名、紹介文、遊び方、最大参加人数、ジャンル、誰が決めるか:作者
- 作品の中身そのもの、例:HTMLやZIP、または公開済みURL、誰が決めるか:作者
- 利用者の行動から積み上がるもの、例:プレイ回数、いいね数、レビューの点と本文、誰が決めるか:遊ぶ人(集計は仕組み側)
- 閲覧する本人だけに関わるもの、例:あとで遊ぶ、好きな作品、プレイ履歴、誰が決めるか:閲覧者本人
四つ目は、作品ごとに共通して見える「公開情報」とは性質が違います。ログインしている人にだけ使える機能で、作品の側の項目というより、閲覧者の側に付く印です。数えるときは、公開情報の項目としては除きます。
作者が入力する項目:どこまでが任意か
投稿は、入力、表示の確認、公開の3段階で進みます。作品名や紹介文のような項目は、この入力の段階で作者が与えます。下書き保存、公開内容の更新、非公開化、削除ができるので、これらの項目は公開後も作者が変えられる値です。公開にはメールアドレスの確認が必要です。
ここで押さえたいのが、「遊び方・最大参加人数」が任意の作者申告だという点です。空欄でも作品は公開できると読み取れます。また、この申告は共通対戦を有効にするものではありません。表示されている最大参加人数は「作者が書いた説明」であって、アソバース側が人数を制御している印ではない、ということです。オンライン対戦が使えるのは「潮目のオセロ」と「灯りのチェス」だけです。人数の項目を見て、対戦ができると受け取らないよう注意してください。
紹介文には、下書きを作る補助機能があります。投稿画面の「紹介文と遊び方を作成」は、公開済みURLまたは本人の検証済みアップロードを読み取り、選択した言語で下書きを作ります。「この文章を使う」を押した場合だけ反映され、生成の操作だけで公開されることはありません。ここから、紹介文と遊び方は最終的に作者が確定する値だと読み取れます。
利用者の行動から積み上がる項目:数字の読み方
プレイ回数、いいね、レビューは、作者ではなく遊ぶ人の行動から増える項目です。数字ごとに意味が違うので、一つずつ確認します。
- プレイ回数:作品起動の実測回数です。同じ端末・同じ作品で30分以内に再起動した場合は重複として除かれます。人数ではありません。100回と表示されていても、100人が遊んだとは読めません。
- いいね数:1アカウントにつき1件で、「好きな作品」と連動します。ひとりで何度も押して増やす数字ではありません。
- レビュー:1〜5点の点数と、1〜2,000文字の本文があります。1アカウント1作品1件で、本人が編集・削除でき、自作への評価はできません。メール確認も必要です。
この三つは、ランキングの切り替え軸にもなっています。ランキングはプレイ回数、いいね数、レビュー平均を切り替えて見られ、ジャンルでも絞り込めます。評価順に載るのはレビューが3件以上ある作品で、掲載は上位50作品までです。
設計から読み取れることは、一つの作品の項目がランキングの並べ替えの材料にもなっている点です。ジャンルは作者が入力する値ですが、ランキング画面では絞り込みの条件として働きます。同じ項目が、作品ページでは説明として、ランキングでは条件として使われる、という二重の役割があります。
数え方の注意として、レビュー平均は、点数の集まりから計算された派生の表示です。先のルールに従えば、元の項目はレビューの点であり、平均と件数はその派生として扱います。「評価順は3件以上から」という条件があるため、件数は平均を読むときの判断材料でもあります。
公開情報に入らないもの:境界線を読む
項目を数えるときは、入らないものを知ることも大切です。確認済みの範囲では、次のものは作品の公開情報として並びません。
- ログイン用のメールアドレス:公開されません。公開プロフィール(名前・紹介・SNSや問い合わせページのHTTPS URL)は、本人が明示的に公開を選んだときだけ表示されます。
- Firebaseの UID、認証トークン、メールアドレス:ゲームには渡さないと決められています。作品側が受け取れるのは、作品専用のプレイヤーIDです。
- クラウドセーブ:作品ごとにJSONで128KiBまで保存できる個人の進行データで、他の人に見える項目ではありません。
つまり、公開作品のまとまりは、誰が見ても同じ「作品の顔」の部分と、個人に紐づく部分とが分けて扱われています。作品専用のプレイヤーIDという仕組みも、作品をまたいで個人が結び付かないように読み取れます。ただし、この仕組みの意図についての開発側の説明は確認できていないので、あくまで設計から読み取れる範囲の話です。
もう一つ、公式の13作品には「架空クリエイター」という作者枠があります。カードとプロフィールに「架空クリエイター」と表示され、実際の制作・公開元はアソバースであることが説明されています。実在ユーザーのアカウントではありません。作者の項目に入っている名前が実在の人とは限らないので、この表示も項目の一部として読む価値があります。名前とハンドルで作品を検索できる点も、作者名が単なる飾りではなく、検索に使われる値だということを示しています。
自分で数える手順:棚卸しシート
ここからは、読者が自分で答えを出すための手順です。結果は人や作品によって変わるので、この記事では数字を示しません。
準備するもの:メモ用のシート(紙でも表計算でも構いません)、ログインしていない状態のブラウザ、ログインした状態のブラウザ(または同じブラウザで切り替えられる環境)。
手順
- 公開作品を一つ選び、作品ページを開きます。表示されている値を、上から順に1行ずつ書き出します。ラベルは書かず、値だけを書きます。
- 各行に、先の表の四つの出どころ(作者入力、作品の中身、行動の積み上がり、閲覧者個人)のどれかを書き添えます。迷う行には「?」を付けます。
- 平均や件数のように、別の値から計算された表示には「派生」と注記し、総数からは除きます。
- ログインしていない状態とログインした状態で、同じページを見比べます。ログインで増える表示は、閲覧者個人の項目として別枠に移します。
- 表示言語を日本語と英語で切り替え、変わった行と変わらなかった行を分けます。変わらなかった行は、作者が入力した値の可能性が高い行です。
- 公式作品を一つ、投稿作品を二つ以上、合計3作品以上で同じ作業をします。
記録の取り方:作品ごとに、出どころ別の行数を集計します。作者入力が何行、行動の積み上がりが何行、というふうに4つの数を書き残します。
結果の読み方
- 作品によって作者入力の行数が違う場合は、任意項目(遊び方・最大参加人数など)の有無が差になっている可能性があります。空欄の項目が表示されるのか、行ごと消えるのかも確かめてください。
- 言語を切り替えても変わらない行が、作者入力の行と一致するなら、ラベルと値が分かれているという読みが支持されます。一致しない行があれば、その行は作品ページで確認して理由を考えます。
- 「?」が残った行は、数えられなかった項目です。無理に分類せず、「現在の案内で確認する」に回します。
起こりやすい誤り
- 同じ値の表示を二度数えます(例:平均点と、星の絵で表した平均)。
- プレイ回数を人数として書き写します。
- 閲覧者個人の項目(好きな作品の印など)を、作品の公開情報に混ぜます。
- 1作品だけで「項目数はこれだ」と決めます。任意項目の有無で行数が変わるため、必ず複数作品で比べてください。
次の行動
まず、気になる公開作品を一つ選び、上の手順1〜3だけを5分で試してみてください。出どころ別に行数を数えると、題名の問いに対する自分なりの答えが出ます。投稿を考えている人は、数えた中で作者が入力する行を、そのまま投稿前の入力チェックリストとして使えます。数えきれなかった項目は、現在の案内で確認してください。

