対戦履歴に何が残るか:手順・結果・時刻を自分で確かめる読み方
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「潮目のオセロ」か「灯りのチェス」で友達と一局を終え、タブを閉じる場面を考えてみます。数日後に「あの終盤、どう動いたのだったか」と思い返したとき、アソバースの側には何が残っているのでしょうか。手の並びでしょうか。勝敗だけでしょうか。いつ打ったかという時刻も含まれるのでしょうか。 この記事の問いは、題名にある「手順・結果・時刻」が履歴にどこまで入っているかです。先に整理しておくと、案内で確認できているのは「対戦履歴がある」ことと「部屋と対戦履歴は作成から7日後に削除対象になる」ことです。履歴の項目一覧そのものは、確認済みの事項に含まれていません。そこで、確認できる事実から設計として読み取れる範囲を示し、残りは読者が履歴画面で確かめられるように手順にします。あわせて、7日という期限が何を意味するかも整理します。
この記事の目次
確認できていることと、まだ確かめていないこと
最初に、根拠を二つに分けます。
- オンライン対戦は「潮目のオセロ」「灯りのチェス」のみ、状況:確認済み
- 確認済みアカウントで部屋を作り、リンクで友達を1人招待する、状況:確認済み
- 手番・合法手・勝敗はサーバーで確認される、状況:確認済み
- 再接続、投了、対戦履歴がある、状況:確認済み
- 部屋は24時間、部屋と対戦履歴は作成から7日後に削除対象、状況:確認済み
- フレンド機能、チャット機能、状況:未提供
- 履歴の各項目(手の並び、時刻の表示形式など)、状況:履歴画面で確かめる
- 履歴の表示場所、一覧の並び、件数の上限、状況:現在の案内と画面で確かめる
この表で大事なのは、「履歴がある」と「履歴に何が書かれているか」が別の話だという点です。後者は画面を見るまで断定できません。以降の「手順」「結果」「時刻」は、この前提で読んでください。
サーバーが確認する三つから、記録の中身を読み取る
確認済みの事実は、「手番・合法手・勝敗はサーバーで確認する」というものです。ここから、設計として読み取れることがいくつかあります。ただし、あくまで読み取りであり、保存形式の説明ではありません。
手順:合法手を確認するには、盤面の状態が要ります
ある一手が合法かどうかは、その時点の盤面が分からなければ判定できません。オセロなら、どの石がどこにあり、どちらの手番か。チェスなら、駒の位置に加えて、キャスリングやアンパッサンの条件に関わる過去の経緯も必要です。サーバーが合法手を確認する以上、サーバー側には盤面を再現できる情報があると読み取れます。
再接続の仕様も同じ方向を示しています。「潮目のオセロ」は再読み込みで同じ部屋へ復帰でき、これは盤面が端末の画面ではなく部屋の側に保たれていることと整合します。
ただし、「盤面を再現できる情報がある」ことと「履歴に手の並びが一手ずつ表示される」ことは別です。盤面の最終形だけが見える可能性も、手の並びが見える可能性もあります。これは履歴画面で確かめる項目です。
結果:勝敗と、終わり方の違い
勝敗はサーバーで確認されるため、結果が履歴に入っていると考えるのは自然です。注目したいのは終わり方の種類です。確認済みの仕様には、次のような終わり方があります。
- 盤面の上で決着がつく(オセロでは置ける場所がなくなる終局、チェスでは標準の終局判定)
- 投了する
投了は「負けを宣言して終わる」ことなので、盤面上は決着していません。履歴に「投了」と区別して出るのか、単に勝敗だけが出るのかは、確かめる価値のある点です。なお、オセロの置けない手番は自動パスになるため、手の並びが残る場合でも、パスが一手として表示されるかどうかは画面で見るしかありません。
時刻:期限を数えるには起点が要ります
時刻については、確認済みの事実に表示の有無が出てきません。ただし「部屋は24時間」「作成から7日後に削除対象」という期限があります。期限を扱うには、部屋が作られた時刻をどこかで持っている必要があります。そのため、システムの内部に作成時刻の情報があることは読み取れます。
それを履歴画面が表示するかは別問題です。対局の開始時刻、終了時刻、一手ごとの時刻のうち、どれが見えるのか、あるいはどれも見えないのかは、確かめて初めて分かります。
24時間と7日、二つの期限が示すもの
案内には二つの期間が出てきます。
- 部屋は24時間
- 部屋と対戦履歴は、作成から7日後に削除対象
数字の起点が「作成から」である点に注意してください。対局が終わってから7日ではなく、部屋を作ってから7日です。24時間を使い切るような長い部屋でも、短く終わった部屋でも、削除対象になる日は作成日から数えて変わりません。
この設計から読み取れるのは、履歴が「長く残す戦績表」ではなく、「直近の対局を振り返るための短期の記録」として置かれているらしいことです。アソバースでは、フレンドもチャットもゲーム内スコアの共通ランキングも未提供です。累積成績や通算勝率で人を比べる仕組みはなく、履歴にその役割を持たせていないと読めます。
では、なぜ7日なのでしょうか。公式の理由は確認済みの事項にありません。一般に、サービスが個人に関わる記録を必要な期間だけ保持するのは、データを持ちすぎないための考え方として広く知られています。ただ、それがこの7日の理由だと言い切る根拠はありません。ここは「理由は案内に書かれている範囲を確認する」としておくのが誠実です。
もう一点、「削除対象」という言い方も読み方に注意が要ります。7日を過ぎた瞬間に消えるのか、定期的な削除処理で順次消えるのかは、確認済みの範囲では分かりません。7日目の直前までは画面で見られる、と考えて動く方が安全です。
自分で確かめる手順
ここからは、読者が自分で行える確認の手順です。結果はこの記事には書きません。実際の画面で見えたものが答えです。
準備するもの
- 確認済みのアカウント(部屋の作成に必要です)
- 対局してくれる友達1人
- 紙かメモアプリ(記録用)
手順
- 「灯りのチェス」か「潮目のオセロ」で部屋を作り、リンクで友達を招待します。
- 短い対局を一つ終わらせます。盤面で決着をつける局と、投了で終わる局を一つずつ作ると、結果の違いを比べられます。
- 局の最中に、画面に出ている情報をメモします。「灯りのチェス」には取った駒と全棋譜の表示があるので、終局前の棋譜を書き写しておくと、後で履歴と照合できます。
- 局が終わったら、対戦履歴を開きます。どこから開くかは、現在の画面と案内で確認してください。
- 次の表の項目を、「見える」「見えない」「見え方が違う」の三択で記録します。
- 手の並び、記録のしかた:一手ずつ見えるか、最終盤面のみか、そもそも見えないか
- 結果、記録のしかた:勝敗の表示があるか
- 終わり方、記録のしかた:投了と盤面上の決着が区別されているか
- 時刻、記録のしかた:開始、終了、一手ごと、のどれが見えるか
- 相手の表示、記録のしかた:友達がどう表示されるか
- 自分の色、記録のしかた:先手後手、白黒が分かるか
- 部屋を作った日付をメモしておき、7日が近づいたころにもう一度履歴を開きます。残っているか、表示が変わっていないかを同じ表で記録します。
結果の読み方
- 手の並びが見え、メモした棋譜と一致する場合は、履歴を振り返り用に使えます。ただし7日以内という条件付きです。
- 手の並びが見えない場合は、残したい対局は自分でメモを取ることになります。「灯りのチェス」なら終局前に全棋譜を書き写す方法があります。
- 時刻が見えない場合でも、内部に時刻がないとは限りません。見えないことと持っていないことは区別して考えてください。
起こりやすい誤り
- ひとり対局の履歴と混同しないこと。 対戦履歴は、サーバーが手番や合法手を確認するオンライン対戦に関する記録です。ひとり対局のヒントや「一手戻す」は、画面を開いている間の機能です。同じ画面でのふたり対局(チェスの場合)が対戦履歴に入るかどうかは確認済みの事項になく、画面で確かめる対象です。
- 作品内の棋譜表示と対戦履歴を同一視しないこと。 「灯りのチェス」の全棋譜表示は、対局画面の機能として確認されています。それがそのまま対戦履歴の中身だとは、確認済みの範囲では言えません。
- 一局だけで判断しないこと。 投了で終わる場合と通常の終局では表示が違うかもしれません。両方の局で見比べてください。
履歴に「ないもの」を知っておく
確認済みの事実から、残らないと言えるものが一つあります。チャット機能は未提供なので、対局中の会話が履歴に残ることはありません。会話の記録という項目自体が成り立たないためです。保護者にとっては、友達との対局で見知らぬ人から文字メッセージが届く経路がない、という点も補足になります。
また、公開プロフィールの名前や紹介文は、本人が明示的に公開を選んだときだけ表示されます。ログイン用のメールアドレスは公開されません。対戦履歴の画面で相手側にどの名前が見えるかは、確認済みの事項にはありません。友達と対局する前に、自分のプロフィール設定を見直し、履歴画面での表示を確認しておくと安心です。
作る人へ:自作ゲームの対局記録はどう考えるか
投稿作品向けの共通対戦APIは未提供です。投稿作品には、この対戦履歴の仕組みは使えません。作品の説明欄にある「遊び方・最大参加人数」も作者の申告であり、共通対戦を有効にするものではありません。
自作ゲームで記録を残したい場合に使えるのは、確認済みの範囲では作品ごとのクラウドセーブ(JSONで128KiBまで)です。ここから設計の考え方を一つ引き出せます。対局の記録を残すなら、盤面全体を毎回保存するより、手の並びを短く保存する方が容量を抑えられます。ただしこれは一般的な設計の見方であり、容量の見積もりは作る人が自分のデータ形式で確かめる必要があります。オンライン対戦のような相手とのやり取りは、このクラウドセーブだけでは実現できない点も忘れないでください。
次の行動
友達と一局を終えたら、対戦履歴を開き、手の並び・結果・終わり方・時刻の四つを表に記録してみてください。部屋を作った日付も控えておき、7日が近づく前にもう一度開いて、残り方を確かめます。残したい対局があれば、期限の前に棋譜を書き写しておくのが確実です。

