公開したゲームを非公開にすると何が消えますか
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結論から答えます。非公開化は、投稿画面に用意された「公開をやめる操作」です。ただし現在の案内で確認できる範囲では、非公開化のときにファイル、レビュー、いいね、プレイ回数、クラウドセーブがそれぞれどうなるのかまでは、はっきり書かれていません。この記事では「消えると言えるもの」「残ると言えるもの」「言えないもの」を分けて並べます。言えないものについては、自分で確かめる手順を示します。 非公開にする場面は、たとえば次のようなときです。公開した直後に素材の不具合に気づいた、紹介文を大きく書き直したい、しばらく休ませたい。どの場合も、あとで公開し直すつもりなら「消えて困るもの」を事前に把握しておきたいところです。逆に、本当に手放すつもりなら、削除や退会との違いも知っておく必要があります。 先に注意点を一つ書きます。以下の「確認済み」は、現在の案内で確認できる範囲のことです。非公開化の細かい挙動はここに含まれていないため、断定せず、確認の方法に回します。
この記事の目次
非公開化・削除・退会は別の操作です
投稿した作品に対して、作者ができる操作として確認できるのは次の4つです。下書き保存、公開内容の更新、非公開化、削除です。非公開化と削除が別々に並んでいる以上、この2つは同じ意味ではありません。
アカウント全体の操作としては退会があります。退会すると、アップロードファイル、履歴・セーブを含む個人データ、認証アカウントが削除されると案内されています。これは退会についての記述です。
- 下書き保存、現在の案内で確認できること:公開前の途中状態を保存できる
- 公開内容の更新、現在の案内で確認できること:公開後に内容を更新できる
- 非公開化、現在の案内で確認できること:操作として用意されている(影響範囲の詳細は現在の案内で確認する)
- 削除、現在の案内で確認できること:操作として用意されている(影響範囲の詳細は現在の案内で確認する)
- 退会、現在の案内で確認できること:アップロードファイル、履歴・セーブを含む個人データ、認証アカウントを削除する
退会の削除範囲を、そのまま非公開化に当てはめることはできません。「非公開化でファイルも履歴も全部消える」とも、「何も消えない」とも、ここでは言えません。
言い切れる範囲で整理した「消えるもの・残るもの」
確認済みの事項から言えることと、言えないことを並べます。
言えること
- 作品が「公開」でなくなる操作が存在します。 非公開化は削除とは別の操作として用意されています。
- 投稿そのものの上限は変わりません。 アップロードは1人UTC1日10回、アカウントごとに100アップロード・1GiBまでという上限があります。非公開化がこの上限にどう影響するかは言えません。
- ゲストのプレイ履歴・進行は端末内に保存されます。 ログイン後のアカウントへ自動では混ざらないと案内されています。この仕組みは、作者の操作とは別の話です。
- 公開プロフィールは本人が公開を選んだときだけ表示されます。 作品の公開状態とは別の設定です。
言えないこと(現在の案内で確認する)
次の項目は、非公開化で変わるかどうかが確認済み事項の範囲外です。
- 非公開にした作品の、アップロード済みファイルの扱い
- 作品に付いたレビューといいねの扱い(レビューは1〜5点・1〜2,000文字、いいねは「好きな作品」と連動する、という仕組み自体は確認済みです)
- 累計のプレイ回数の扱い
- ランキング(上位50作品)や、ジャンル絞り込み、名前・ハンドル検索への表示
- 他の利用者の「あとで遊ぶ」「好きな作品」「プレイ履歴」の中での見え方
- 作品ごとのクラウドセーブ(1作品あたりJSONで128KiBまで)の扱い
- 非公開にした作品を再び公開に戻せるのか、戻すときの手順
この一覧を「消える可能性があるもの」のチェック表として使うと便利です。
項目ごとに、なぜ気になるのか
言えないものが多いので、項目ごとに「なぜ確認したいのか」を整理しておきます。優先順位をつける材料になります。
ファイルと、公開し直したときの手間
投稿はHTMLまたはZIPの直接アップロード、もしくは公開済みURLの2通りです。直接アップロードした作品は、非公開後もファイルが残るのかどうかで、公開し直すときの手間が大きく変わります。URL投稿の作品なら、元のファイルは自分のサーバー側にあるため、事情が異なるはずです。どちらの方法で投稿したかも、確認の記録に残しておきます。
どちらの場合でも、手元に元のHTMLやZIPを保管しておけば、最悪の場合でも再投稿できます。ただし再投稿は、1日10回の上限と、アカウントあたり100アップロード・1GiBの上限を消費します。
レビュー、いいね、プレイ回数
プレイ回数は「作品起動の実測回数」で、人数ではありません。同じ端末・作品の30分以内の再起動は重複として除かれます。この数字が非公開化の前後でどうなるかは、作品ページや投稿管理の表示で確かめます。
レビューは1アカウント1作品1件で、本人が編集・削除できます。自作の評価はできません。いいねは「好きな作品」と連動しています。非公開化によって、これらが他の利用者の画面から見えなくなるのか、保存はされたままなのかは、確認済み事項にありません。
ランキングとの関係
ランキングはプレイ回数・いいね数・レビュー平均の切り替えとジャンル絞り込みがあり、評価順はレビューが3件以上ある作品から掲載されます。上位50作品までです。非公開にした作品が、これらの一覧からどう扱われるのかは書かれていません。
クラウドセーブと遊んだ人の進行
アップロード作品にはSDKが自動で追加され、作品専用のプレイヤーIDとクラウドセーブが使えます。クラウドセーブは作品ごとにJSONで128KiBまでです。遊んだ人の進行が、非公開の間どう保持されるかは範囲外です。
ここで重要なのは、作者が気にしても、遊んだ人のデータの扱いは作者が決められないかもしれない点です。セーブ形式を変える更新を予定しているなら、非公開化より先に、公開内容の更新で済むかを考えるほうが安全です。なお、セーブを持つゲームを作る場合は、古い形式を読める作りにしておくと、更新しても進行が失われにくくなります。
自分で確かめる手順
実際の挙動は、読者自身が確かめれば答えが出ます。本番の作品でいきなり試すのは避け、小さなテスト作品で行います。
準備するもの
- 捨てても困らない小さなHTMLファイル1つ(ボタンを押すと数字が増えるだけで十分です)
- メールアドレスの確認が済んだアカウント(公開にはメール確認が必要です)
- ログインしていないブラウザ(またはシークレットウィンドウ)
- 可能なら、レビューやいいねを付ける用の別アカウント(自作は評価できないためです)
テスト作品を投稿するたびに、1日10回のアップロード枠を使います。試す回数を最初に決めておきます。
手順
- テスト作品を投稿して公開します。この時点で、作品ページのURLを控えます。
- 非公開化の前に、次の項目を記録します。
- ログアウト状態のブラウザで、作品ページが開くか
- 作品名や作者名、ハンドルで検索したとき、一覧に出るか
- 自分のアカウントの作品一覧での表示
- プレイ回数の表示(あれば)
- 別アカウントで付けたいいねやレビュー、「あとで遊ぶ」の状態
- ログイン状態でテスト作品を一度遊び、クラウドセーブが残る状態にしておく
- 非公開化を実行します。
- 手順2と同じ項目を、同じ順番で記録し直します。
- 同じ項目を、少し時間をおいてもう一度記録します。反映の遅れを見分けるためです。
- 公開に戻せる操作があるか確認します。戻せた場合は、手順2の項目がどう戻るかも記録します。
記録は表にして、「項目」「非公開化の前」「直後」「時間をおいた後」の4列を作ると読み返しやすくなります。各項目は最低2回見ておくと、一時的な表示の揺れに惑わされにくくなります。
結果の読み方
- 前後で変わらない項目は、非公開化の影響を受けていないと読めます。ただし、同じ条件で見ていることが前提です。
- 「ログアウト状態では開けない」が「自分のアカウントでは開ける」なら、公開範囲が変わったことを示しています。
- 検索や一覧から消えたのに、直接URLでは開けるなら、「一覧に出さない」ことと「アクセスを止める」ことが別の挙動だと読めます。
- 再公開後に数字や評価が戻れば、保存されたまま見えなくなっていたと読めます。戻らなければ、保存されていないか、再投稿扱いになっている可能性があります。
起こりやすい誤り
- キャッシュを見てしまう。 ブラウザの再読み込みや別の端末で確かめ直します。
- ゲストとログインの混同。 ゲストの履歴・進行は端末内にあり、ログイン後のアカウントへ自動では混ざりません。状態を変えるたびに、どちらで見ているかを記録に書きます。
- プレイ回数の見間違い。 同じ端末・作品の30分以内の再起動は重複除外されます。数字が増えないのは不具合とは限りません。
- 自作に評価を付けようとする。 自作の評価はできないため、別アカウントが必要です。
保護者・遊ぶ人の側から見ると
遊ぶ側にも関係があります。気に入った作品が非公開になると、その時点で「好きな作品」や「あとで遊ぶ」から遊べなくなる可能性があります。進行が大事なゲームなら、遊ぶ側でできる備えもあります。ログインしてクラウドセーブを使っておくことです。ログイン中はクラウドセーブ、作品ごとのプレイ履歴、あとで遊ぶ、好きな作品、作者のフォローが使えます。ただし、非公開になった作品でそれらが見られるかどうかは、先ほど挙げた範囲外の項目です。
作者の側から見ると、子どもが作った作品を非公開にしたい、という相談もあり得ます。その場合は、まず非公開化と削除を混同しないことが出発点です。あわせて、公開プロフィール(名前・紹介・SNSや問い合わせページのHTTPS URL)は本人が明示的に公開を選んだときだけ表示されます。作品の公開状態を変えても、プロフィールの公開設定は別なので、両方を確認しておくと安心です。
非公開か削除か退会か、選ぶ基準
最後に、目的別の判断基準を整理します。
- 内容を直したい、候補になる操作:公開内容の更新(非公開にしなくて済むか先に検討)
- 仕上がるまで見せたくない、候補になる操作:下書き保存
- 一度公開をやめたい、候補になる操作:非公開化(影響範囲は上の手順で確認)
- 作品を手放したい、候補になる操作:削除(影響範囲は現在の案内で確認)
- すべてのデータを消したい、候補になる操作:退会(ファイル、履歴・セーブを含む個人データ、認証アカウントを削除)
迷ったときは、取り返しのつく順に選びます。更新で済むなら更新、足りなければ非公開化、手放すと決めてから削除、という順番です。退会は最後に取る手段で、作品以外の履歴やセーブも含めて削除されるため、他の目的では使わないほうが安全です。
次の行動
非公開にする前に、手元に元のHTMLまたはZIPがあるかを確認してください。そのうえで、小さなテスト作品で「公開→記録→非公開化→記録」を一度通し、この記事の「言えないこと」の欄を自分の記録で埋めてみてください。それでも判断できない項目は、現在の案内で確認してください。

