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ランキングの下の方を眺める:上位にない面白さ

遊びを見つける

執筆にClaudeを使用しています。

石や花を自由に配置する小さな庭で、点数に頼らない遊びを表したイラスト。
記事のテーマをもとに制作したAI生成イラスト。

ランキングを開き、プレイ回数順の上から3本を順に遊んだ場面を考えてみます。どれも遊びやすく、よくできています。ところが画面を下へ進めると、見慣れない題名やカバー画像が並んでいて、つい指が止まります。順位が低いということは、面白くないということなのでしょうか。 順位は、面白さの順番そのものではなく、集まった反応の量を並べたものです。反応の量と面白さは重なる部分も多い一方で、重ならない部分も残ります。この記事では、その重ならない部分に何がありうるかを整理します。そのうえで、下の方の作品を自分で遊んで確かめるための手順を示します。結果はこの記事には書きません。遊んだ人が自分の記録から読み取るものです。

この記事の目次
  1. 順位が数えているもの、数えていないもの
  2. 順位の下にありうる、四つの別の価値
  3. 下の方を眺める手順:5本を同じ条件で
  4. 結果の読み方と、起こりやすい誤り
  5. 次の行動

順位が数えているもの、数えていないもの

アソバースのランキングは、プレイ回数・いいね数・レビュー平均の3つの指標を切り替えて見られます。ジャンルでの絞り込みもできます。掲載は上位50作品までです。まず、それぞれの指標が何を数えているかを確認します。

  • プレイ回数、数えているもの:作品が起動された実測回数です。同じ端末で同じ作品を30分以内に再起動した分は、重複として除かれます、数えていないもの:遊んだ人数、最後まで遊んだかどうか、楽しめたかどうか
  • いいね数、数えているもの:1アカウントにつき1件のいいねです。「好きな作品」と連動します、数えていないもの:アカウントを使わずに遊んだ人の反応、好きでも押さなかった人の気持ち
  • レビュー平均、数えているもの:1〜5点の評価の平均です。評価順はレビュー3件以上の作品から掲載されます、数えていないもの:3件に届いていない作品、点数の背景にある理由

プレイ回数は「人数」ではなく「起動の回数」です。したがって、1回の起動でじっくり遊ぶ作品も、何度も短く起動される作品も、遊んだ時間の長さは数字に表れません。いいねやレビューはアカウントを使った操作です。ログイン不要で遊べる以上、遊んだのに反応を残さなかった人は、数字の外にいます。

評価順にも注意が必要です。レビューが3件に届いていない作品は、評価順のランキングには出てきません。つまり、評価順で見えるのは「すでに3件以上の評価を集めた作品」だけです。

ここまでを読むと、順位が低い理由は一つに決まらないことが分かります。反応が少ないだけかもしれませんし、数字になりにくい遊び方なのかもしれません。もちろん、単に好みに合わなかっただけの可能性もあります。順位を見ただけでは、どれなのかは判別できません。

順位の下にありうる、四つの別の価値

順位の下にある理由を、仮説として四つに分けてみます。どれも「ありうる」という話で、実際にどの作品がどれに当たるかは、遊んで確かめる必要があります。

一つ目は、まだ見つかっていない作品です。 反応の数は、遊ばれた回数や押された回数の積み重ねです。目に触れる機会が少なければ、面白さと無関係に下の方へ並びます。ここに当たる作品は、遊んでみると上位と遜色がないかもしれません。

二つ目は、刺さる人が限られる作品です。 好みが狭い作品は、遊んだ人の多くが「自分向きではない」と感じても、数人には深く刺さることがあります。刺さった人の反応は数としては小さく、順位には大きく響きません。

三つ目は、起動の回数に表れにくい遊び方の作品です。 プレイ回数は起動を数えるので、1回の起動で長く遊ぶ作品は、遊んだ時間の長さが回数に反映されません。腰を据えて遊ぶ作品ほど、数字の上では控えめに見えることがあります。

四つ目は、数字で比べにくい遊びです。 公式作品を例にすると、「潮だまり」は海藻と小石を置いて潮を切り替え、現れる生きものを観察する作品です。絵付き図鑑と観察ノートがあり、点数を競う設計ではありません。「余白の庭」は時間制限なしで、木や石や花を最大80個まで置いて庭をつくる作品です。どちらも、勝ち負けや得点で比べる遊びとは別の軸にあります。アソバースにはゲーム内スコアの共通ランキングがなく、ランキングの指標はこの軸を直接は拾いません。こうした設計の作品がランキングのどこに並ぶかは、ランキング画面で確かめることです。ここで言いたいのは、数字に表れにくい種類の面白さが現にある、ということです。

下の方を眺める手順:5本を同じ条件で

「下の方は面白いかもしれない」と思っても、感想だけで終わらせると、好きな作品を持ち上げただけになりがちです。条件を揃えて比べる手順にしてみます。

準備するもの

メモ用の紙かテキストファイルと、タイマーを用意します。遊ぶ本数は下位から5本、比較用に上位から3本です。

手順

  1. ランキングの指標を切り替えて、同じ作品が指標ごとにどこへ動くかを見ます。プレイ回数では下の方にいても、いいねやレビュー平均では別の位置にいる作品があるかもしれません。作品名と、見えた位置を書き留めます。
  2. ジャンルで絞り込み、母数を小さくします。絞り込み後に何件並ぶかは、画面で確かめてください。件数が少ないほど、下の方と上の方の距離が縮まります。
  3. 下の方から、気になった作品を5本選びます。選ぶ基準は、題名とカバー画像と紹介文です。遊ぶ前に「なぜ選んだか」を一行で書いておきます。後で読み返すと、自分が見た目のどこに惹かれる癖があるかが分かります。
  4. 1本につき5分と時間を決めて遊びます。タイマーを使い、時間が来たら一度止めます。
  5. 止めた直後に、次の3項目へ「はい」か「いいえ」で答え、一言添えます。
  • 最初の1分で、何をすればよいか分かりましたか。
  • 5分たった時点で、もう一度起動したいと思いましたか。
  • 誰かに話したくなる場面がありましたか。
  1. 同じ3項目で、上位の3本も遊んで記録します。比較の基準が揃います。

記録の単位は「1本につき1行」で十分です。作品名、3項目の答え、一言の4つを書きます。

結果の読み方と、起こりやすい誤り

記録がそろったら、3項目の答えの組み合わせで読みます。次のような読み方が考えられます。

  • 3項目とも「はい」の下位作品があった場合: 順位と面白さの間にずれがあるかもしれません。その作品は、反応を残す価値が高い候補です。
  • 1項目目だけ「いいえ」で、他は「はい」の場合: 入口の説明が分かりにくいだけで、核の部分は面白い可能性があります。紹介文や遊び方の欄を読み直し、あと5分遊んでみます。
  • 2項目目が「いいえ」の場合: 短い時間では魅力が見えない作品か、自分の好みと合わない作品か、このメモだけでは区別できません。区別できないと分かったことも、記録として残します。
  • 上位の作品でも「いいえ」が並ぶ場合: 順位と自分の好みがずれている、という発見です。それ自体が、次に作品を選ぶときの手がかりになります。

起こりやすい誤りもいくつかあります。

「下位=質が低い」「下位=隠れた名作」と決めつけること。 どちらも、5本を遊んだだけでは言えません。分かるのは、自分の好みに合う作品が下の方にもあったかどうか、までです。

5分で見えない作品を5分で判断すること。 記憶ゲームのようにラウンドが進んで難しくなる作品や、庭づくりのように積み上げる作品は、5分では入口しか見えません。判断ではなく、「5分で見えた範囲」として記録してください。

レビューの少ない平均点を、そのまま信じること。 例えば、3件のレビューが5点・5点・2点なら平均は4.0です。ここに5点がもう1件加わると、平均は4.25に上がります。件数が少ないうちは、1件で数字が大きく動きます。点数の横にある文章まで読むほうが、手がかりは多くなります。

順位が低い理由を想像で断定すること。 「地味だから」「説明が足りないから」と理由を決めてしまうと、確かめていない話を事実のように扱うことになります。理由は分からないままにして、遊んだ感触だけを記録します。

5本の結果を一般化すること。 5本は小さな標本です。「下位はこうだ」と言う材料にはならず、「自分がこういう作品に反応する」と分かる程度の材料です。それで十分です。

次の行動

まず、ランキングの指標を切り替えて、下の方から気になる作品を1本選び、5分だけ遊んでみてください。面白いと感じたら、いいねを押すか、レビューを書いてみましょう。レビューは1〜2,000文字で、メールアドレスの確認が必要です。評価順は3件から掲載されるため、1件のレビューが作品を見つけやすくするきっかけになります。点数だけでなく、「どの場面が良かったか」を一文添えると、次に開く人の手がかりになります。