チェスの駒の並べ方:盤の向きと初期配置
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チェスを始めるとき、最初に迷うのが「盤をどの向きに置くか」と「駒をどこに並べるか」です。ルールブックを見ても図が小さくて分かりにくかったり、駒の名前を覚える前に配置を覚えようとして混乱したりすることがあります。 この記事では、盤の向きの確認方法から、8段×8列すべての初期位置まで、手順を追って説明します。一度の通読で「自分で正しく並べられる」状態になることを目標にしています。
まず盤の向きを確認する
チェス盤には白マスと黒マスが交互に並んでいます。盤を置くときの原則は一つだけです。自分の手前の右端のマスが白(明るい色)になるように置く、これだけを覚えれば向きは決まります。
「右下が白」という言い方が英語圏では一般的("White on right")です。この原則を守らずに盤を90度回転させて置いてしまうと、後から説明する「クイーンは自分と同じ色のマスに置く」というルールが崩れてしまいます。向きを間違えても見た目が変わらないように思えますが、対局の記録(代数記譜法)を読む際にも混乱するため、最初から正しい向きで習慣をつけることが大切です。
盤の列(縦)はa〜hのアルファベット、段(横)は1〜8の数字で呼びます。白側(先手)の最前列が1段目、相手側が8段目です。左下がa1(白側から見て左端・手前)、右下がh1になります。
駒を並べる順番と位置
初期配置は「1段目と2段目に白の駒、7段目と8段目に黒の駒」という大枠から入ると整理しやすいです。
ポーン(歩兵)を先に並べる
2段目(白側)と7段目(黒側)の8マスすべてにポーンを並べます。合計16個が一度に置けるので、盤全体の中心軸が見えやすくなります。まずポーンを並べることを習慣にすると、その後の駒配置でミスが減ります。
1段目と8段目のルール
白の後列(1段目)と黒の後列(8段目)には、それぞれ次の8つの駒が入ります。
- a・h(両端)、駒名:ルーク(城)
- b・g(端から2番目)、駒名:ナイト(騎士)
- c・f(端から3番目)、駒名:ビショップ(僧侶)
- d(左から4番目)、駒名:クイーン
- e(左から5番目)、駒名:キング
白側(1段目)で左端がa1、右端がh1です。黒側(8段目)は白側と鏡合わせになるように並べます。つまりa8にルーク、h8にルーク、d8にクイーン、e8にキングです。
クイーンとキングの置き場所を間違えない方法
最もよくある間違いが、クイーンとキングの列を入れ替えてしまうことです。この2駒は隣り合っているため、片方を間違えると自動的にもう片方もずれます。
確実に覚えるための判断基準は「クイーンは自分と同じ色のマスに置く」です。
- 白のクイーンはd1(白マス)に置く
- 黒のクイーンはd8(黒マス)に置く
チェス盤でd1が白マスかどうかは、右下を白にして置いたときに数えて確認できます。a1が黒マスになってしまっている場合は盤の向きがずれているサインです。向きを直してからクイーンを置くと、「クイーンは同じ色マス」の法則がきれいに成立します。
なお、キングはクイーンの隣(e列)に置くだけです。「クイーンの右隣(白側から見て)がキング」と覚えておくと、迷ったときに立て直せます。
ビショップとナイトの置き場所
ビショップ(c列とf列)とナイト(b列とg列)は、ルークとクイーン・キングの間を埋める形で並びます。
ビショップは必ず白マスと黒マスの対に分かれます。白側のc1は黒マス、f1は白マスです。ビショップはそのマスの色しか移動できない駒なので、2つが異なる色のマスに収まっていれば正しく並んでいます。両方のビショップが同じ色のマスに置かれていたら、どちらかが間違っています。
ナイトはb列とg列に置くだけで、マスの色に関連したチェック方法はありません。形(馬の頭)が他の駒と明確に異なるため、間違える人は少ないですが、b列とc列を混同しやすいので注意してください。
完成した初期配置を声に出して確認する方法
駒を並べ終えたら、次の3点を声に出して確認すると見落としが防げます。
- 右下が白マスになっているか(盤の向き)
- クイーンが自分と同じ色のマスに乗っているか(白のクイーンは白マス、黒のクイーンは黒マス)
- 白と黒でキングとクイーンの位置が鏡合わせになっているか(互いに向き合う形)
この3点が全部OKであれば、ほぼ間違いなく正しい初期配置が完成しています。両方のビショップが異なるマス色に乗っているかも一緒に見ると、より確実です。
次の行動
盤の向きと初期配置を覚えたら、実際に動かしながら覚えるのが最短ルートです。アソバースの公式作品「灯りのチェス」はブラウザで手軽に対局できるので、並べ方を確認しながらプレイしてみてください。駒の動かし方に進む前に、何度か自分で初期配置を並べ直す練習をすると、対局中に配置のイメージが自然に頭に浮かぶようになります。


