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ChatGPTの回答が長すぎる・難しすぎるときの追い質問:言い直しの型を使い分ける

AIを使いこなす

執筆にClaudeを使用しています。

長い紙を三つの短い帯に切り分ける手元と、色違いの空白の付箋三枚、鉛筆が置かれた机の俯瞰図
記事の内容をもとに制作したAI生成イメージです。実際の製品画面や検証結果の写真ではありません。

回答が長すぎる、難しすぎると感じたら、最初から質問を書き直す必要はありません。同じチャットの中で「何を直したいか」を一つだけ選び、短い追い質問を送れば足ります。直したい方向は大きく三つです。短く(長さ)、やさしく(言葉の難しさ)、具体的に(抽象的で動けない)。どれかを決めてから、下の早見表のフレーズを選んでください。 OpenAIのヘルプでは、プロンプトは一度で完成させるものではないとされています。最初の依頼を出し、回答を見て、言い方を直したり文脈を足したり依頼を簡単にしたりして改善していくという進め方です。別のヘルプ記事では、複雑な依頼を小さく焦点を絞った質問に分けることも勧められています。追い質問は、この考え方を日常の使い方に当てはめたものです。 なお、この記事のフレーズと例は編集部が考えた提案です。実際の回答がどう変わるかは、質問内容やモデルによって違います。試してみて、足りなければ次の追い質問で調整してください。

この記事の目次
  1. まず「何が困っているか」を見分ける
  2. 追い質問フレーズ12個の早見表
  3. 組み合わせ方と順番
  4. 短くしたあとに人が確認すること
  5. 追い質問が効かないとき

まず「何が困っているか」を見分ける

追い質問を選ぶ前に、自分の困りごとを次の表で確認します。

  • 読み切れない、どこが大事か分からない、困りごとの種類:長すぎる、使う型:A(1〜4)
  • 知らない言葉が多い、説明が飛んでいる、困りごとの種類:難しすぎる、使う型:B(5〜7)
  • 分かった気はするが、何をすればいいか分からない、困りごとの種類:抽象的、使う型:C(8〜10)
  • 合っているのか不安、理解に自信がない、困りごとの種類:確認したい、使う型:D(11〜12)

迷ったら、まず「長い」か「難しい」かを決めます。両方当てはまるときは、先に難しさ(B)を直し、そのあとで長さ(A)を整えるのがおすすめです。これは編集部の考えですが、難しい文章を先に短くすると、分からない言葉だけが残りやすいからです。

追い質問フレーズ12個の早見表

そのままコピーして、同じチャットに送れます。「〇〇」の部分は自分の状況に置き換えてください。

A. 長すぎるとき

  • 1、フレーズ:「結論を一文で先に教えてください。説明はそのあとに短く付けてください。」、向いている場面:何が答えか知りたい
  • 2、フレーズ:「いちばん大事なポイントを3つだけ、各1文で挙げてください。」、向いている場面:要点だけ拾いたい
  • 3、フレーズ:「300字以内で言い直してください。」、向いている場面:字数の目安がある
  • 4、フレーズ:「いまの回答から、私が〇〇をするのに関係する部分だけ残してください。」、向いている場面:目的がはっきりしている

字数指定(3)は、ぴったり守られるとは限りません。まだ長いと感じたら「さらに半分にしてください」と重ねて構いません。

B. 難しすぎるとき

  • 5、フレーズ:「専門用語を使わずに言い直してください。どうしても必要な用語は、そのつど一言で説明してください。」、向いている場面:用語が多い
  • 6、フレーズ:「〇〇について何も知らない人に話すつもりで、最初から説明し直してください。」、向いている場面:前提が飛んでいる
  • 7、フレーズ:「身近なものにたとえて説明してください。たとえが当てはまらない部分も教えてください。」、向いている場面:イメージが湧かない

7の後半は大切です。たとえ話は分かりやすい反面、実際とずれる点が出やすいので、ずれる部分を先に聞いておくと誤解を減らせます。

C. 抽象的で動けないとき

  • 8、フレーズ:「〇〇の場合の具体例を2つ挙げてください。」、向いている場面:説明は分かるが場面が浮かばない
  • 9、フレーズ:「手順に分けて、番号付きで書いてください。」、向いている場面:作業として進めたい
  • 10、フレーズ:「いま私がやる最初の一歩だけを教えてください。終わったら次を聞きます。」、向いている場面:全体が多くて手が止まる

10は、一度に全部聞かず一歩ずつ進める使い方です。やることが多くて手が止まったときに向いています。

D. 理解を確かめたいとき

  • 11、フレーズ:「私は『〜〜』と理解しました。合っていますか。違う点があれば直してください。」、向いている場面:自分の理解を確認したい
  • 12、フレーズ:「短くまとめるときに省いた点と、前提にしていることを教えてください。」、向いている場面:短縮で抜けた内容が気になる

12は、Aで長さを直したあとに使います。短くした結果、注意点や例外が落ちていないかを確かめられます。

組み合わせ方と順番

追い質問は一回に一つが基本です。「短く、やさしく、具体例つきで、表にして」と一度に頼むと、どれも中途半端になりがちです。おすすめの流れは次のとおりです。

  1. B(難しさ)を直す:5か6で、言葉と前提をそろえる
  2. A(長さ)を直す:1か2で、要点に絞る
  3. C(具体性)を足す:8か10で、自分の場面に落とす
  4. D(確認)で締める:12で省かれた点を確認する

全部やる必要はありません。「用語さえ分かれば読める」ならBだけで終わりです。

説明用の例

次は、実際に実行した結果ではなく、流れを示すための説明用の例です。

最初の質問:「スマホの写真のバックアップ方法を教えて」(回答が長く、「クラウド」「同期」など知らない言葉が並んでいた、という想定)追い質問1(No.5):「専門用語を使わずに言い直してください。」追い質問2(No.2):「いちばん大事なポイントを3つだけ、各1文で挙げてください。」追い質問3(No.10):「いま私がやる最初の一歩だけを教えてください。」追い質問4(No.12):「短くまとめるときに省いた点と、前提にしていることを教えてください。」

この例では、最初の質問を一度も書き直していません。難しさ、長さ、具体性、確認の順に、一つずつ直しています。

短くしたあとに人が確認すること

追い質問で読みやすくなっても、中身が正しいかは別の話です。次の点は自分の目で見てください。

  • 数字・日付・固有名詞:短縮や言い換えの途中で変わっていないか、元の回答と見比べる
  • 重要な判断に使う内容:お金、契約、健康などに関わるときは、提供元や公的機関の公式情報で確認する。ChatGPTの説明だけで決めない
  • 貼り付けた文章:追い質問の対象にする文章や資料に個人情報や社内の機密が含まれるなら、架空の名前や数字に置き換えてから貼る

追い質問が効かないとき

何度直してもしっくりこない場合は、最初の質問の情報が足りない可能性があります。次の型を最初の依頼に入れると、追い質問の回数を減らせます。

〇〇について教えてください。
- 私の前提: 〇〇は初めてです
- 知りたいこと: 〇〇をするかどうかの判断材料
- 回答の形: 結論を先に、300字以内、専門用語は使わない

OpenAIのヘルプも、はっきり具体的に頼み、モデルが理解できるだけの文脈を与えることを基本に挙げています。やりとりが長くなって話がずれたと感じたら、ここまでの要点を自分で2〜3行にまとめ、新しいチャットの最初に貼って質問し直す方法もあります。

出典・参考資料