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絵本の文章量をページごとに配分する:AIで16見開きの骨組みを作る

AIを使いこなす

Claudeで執筆し、GPTで自動校閲・修正しています。

無地のスケッチブックと鉛筆、赤いどんぐり。
記事の内容をもとに制作したAI生成イメージです。実際の製品画面や検証結果の写真ではありません。

結論から言うと、16見開きの絵本は「総文字数を先に決め、4見開きずつの4ブロックに配分し、1見開きに入れる新しい出来事を1つに絞る」と組み立てやすくなります。起承転結は「どこで話が変わるか」は教えてくれますが、「どの見開きに何字、出来事をいくつ置くか」までは決めてくれません。絵本は見開きをめくるたびに場面が切り替わるので、めくる単位で配分を決めると作業に移しやすくなります。 この記事では、配分表の雛形と記入例、AIに骨組みを作らせる依頼文、できあがった表を人が点検する判断表を順に示します。文字数の目安はすべて編集上の提案で、公式の基準ではありません。記入例の物語は説明用の例で、実際に刊行された作品や実測データではありません。

この記事の目次
  1. 先に決める3つの数字
  2. 配分表の雛形
  3. 記入例(説明用の例)
  4. AIに骨組みを作らせる依頼文
  5. 返ってきた表を点検する
  6. 声に出して見開きごとに読む

先に決める3つの数字

配分表を埋める前に、次の3つを決めます。

  1. 総文字数:対象年齢と読み聞かせの長さから逆算します。この記事の例では720字(句読点込み)にしました。
  2. 見開き数:ここでは16見開き(=32ページ)とします。扉や奥付に本文ページを使う場合は、物語に使える見開きが減るため、印刷所の仕様に合わせて数え直してください。
  3. 1見開きあたりの平均字数:総文字数÷16です。720字なら45字です。

この平均を、以降の判断の目安にします。山場を短くしたり、状況説明が必要な見開きに多めに配分したりして、全体を調整してください。

配分表の雛形

次の表をコピーして使ってください。左の2列は先に埋めてあります。ページ番号は仮置きなので、扉などの有無に合わせて振り直します。

見開き | ページ | 役割 | 出来事(1つだけ) | 字数 | 絵で見せる内容
1  | p1-2   |  |  |  |
2  | p3-4   |  |  |  |
3  | p5-6   |  |  |  |
4  | p7-8   |  |  |  |
5  | p9-10  |  |  |  |
6  | p11-12 |  |  |  |
7  | p13-14 |  |  |  |
8  | p15-16 |  |  |  |
9  | p17-18 |  |  |  |
10 | p19-20 |  |  |  |
11 | p21-22 |  |  |  |
12 | p23-24 |  |  |  |
13 | p25-26 |  |  |  |
14 | p27-28 |  |  |  |
15 | p29-30 |  |  |  |
16 | p31-32 |  |  |  |
4見開きごとの合計:1-4 ___字 / 5-8 ___字 / 9-12 ___字 / 13-16 ___字

記入のルールは3つです。「出来事」欄には新しく起きることを1つだけ書きます。「絵で見せる内容」欄に書けることは、文章では繰り返しません。最後の合計行では、各ブロックの字数の偏りを確認します。

記入例(説明用の例)

物語は「ことりのミミが、風に飛ばされた赤いどんぐりを探す」です。総文字数は720字としました。

  • 1、役割:日常、出来事:ミミが赤いどんぐりを木のうろにしまう、字数:40、絵で見せる内容:うろの中の宝物、冬支度の気配
  • 2、役割:事件、出来事:風でどんぐりが飛ぶ、字数:50、絵で見せる内容:空に舞う赤い点、驚くミミ
  • 3、役割:出発、出来事:ミミが追いかける、字数:45、絵で見せる内容:小さな体と広い野原の対比
  • 4、役割:障害1、出来事:葉の舟に乗って川を流れていく、字数:50、絵で見せる内容:川、舟になった葉
  • 5、役割:繰り返し1、出来事:カエルに尋ねるが知らない、字数:50、絵で見せる内容:カエルの困り顔
  • 6、役割:繰り返し2、出来事:ウサギは「霧の方へ行った」と教える、字数:50、絵で見せる内容:遠くの霧、ウサギの指先
  • 7、役割:障害2、出来事:霧の森で道に迷う、字数:55、絵で見せる内容:同じに見える木々
  • 8、役割:落ち込み、出来事:日が暮れて動けなくなる、字数:40、絵で見せる内容:暗い色、小さく丸まるミミ
  • 9、役割:静けさ、出来事:夜が過ぎる、字数:20、絵で見せる内容:星空と眠るミミ(絵が主役)
  • 10、役割:転機、出来事:ホタルが灯りを分けてくれる、字数:60、絵で見せる内容:ホタルの光の列
  • 11、役割:発見、出来事:灯りの先に赤いものが見える、字数:55、絵で見せる内容:暗闇に浮かぶ赤
  • 12、役割:山場、出来事:川岸の根に引っかかったどんぐりに届かない、字数:45、絵で見せる内容:手を伸ばすミミ、揺れる根
  • 13、役割:解決、出来事:カエルとウサギが来て力を合わせる、字数:50、絵で見せる内容:前半で会った顔ぶれが集合
  • 14、役割:余韻、出来事:どんぐりが戻る、字数:45、絵で見せる内容:喜ぶ全員、朝の光
  • 15、役割:帰り道、出来事:みんなで歩いて帰る、字数:40、絵で見せる内容:行きと同じ野原が明るく見える
  • 16、役割:結び、出来事:うろにどんぐりをしまう、字数:25、絵で見せる内容:1見開きと同じ構図で一点だけ違う

ブロックごとの合計は、1〜4が185字(約26%)、5〜8が195字(約27%)、9〜12が180字(25%)、13〜16が160字(約22%)です。後半へ向かって字数を少しずつ絞り、絵の比重を上げています。

この例の工夫は3点です。見開き5と6で同じ形を繰り返し、そこで出会った相手を13で再登場させます。見開き9は字数を20字に抑えて静かな間を作ります。見開き16は1と同じ構図に戻して、変化を絵で見せます。

AIに骨組みを作らせる依頼文

AIには、配分表の初稿づくりと偏りの指摘を任せます。物語の核、つまり何を失い何を取り戻す話なのかは、あなたが決めて渡します。次の依頼文の「あらすじ」を自分の企画に差し替えて使ってください。

あなたは絵本の編集者です。16見開きの配分表を作ってください。
# 条件
- 対象年齢:(例)3〜5歳
- 総文字数:720字以内(ひらがな中心、句読点込み)
- 1見開きに入れる新しい出来事は1つまで
- 字数が20字以下の静かな見開きを1つ入れる
- 絵で見えることを文章で説明しない
- 4見開きごとの字数が全体の22〜28%に収まるようにする
# あらすじ
(登場人物、欲しいもの、邪魔するもの、結末を各1〜2行で)
# 出力形式
表:見開き|ページ|役割|出来事|字数の目安|絵で見せる内容
表の後に、出来事が2つ以上入っている見開きがあれば番号を挙げる。

あらすじに未発表の原稿をそのまま貼る場合は、先にサービス側のデータの扱いを確認してください。OpenAIヘルプによると、ChatGPTの個人向けプラン(Free、Plus、Pro)では、会話をモデル改善に使うかを選べます。設定の「Improve the model for everyone」をオフにすると、新しい会話はモデル改善に使われません。ただし、オフにした後でもフィードバックを送ると、その会話全体がモデル改善に使われる場合があります。ChatGPT Business、Enterprise、Eduでは、別途合意がない限り、入力や出力は既定でモデル改善に使われません。詳しくはOpenAIヘルプ「How your data is used to improve model performance」を確認してください。学習に使われるかどうかと、内容が外部に漏れないかどうかは別の話です。公募前の原稿や実在の人物が出る話は、固有名を仮名に置き換えてから渡すと安全です。

返ってきた表を点検する

AIの出力は初稿です。特に字数は、AIの申告をそのまま信じず、本文を書いたあとで表計算のLEN関数などで自分で数えてください。次の表で症状から直す場所を探します。

  • 後半の見開きが駆け足になる、原因の候補:1〜4で状況説明に字数を使いすぎている、直し方:1〜4を全体の約25%に戻し、説明は絵に移す
  • 中盤で退屈になる、原因の候補:同じ種類の出来事が3回以上続く、直し方:2回目で小さな変化を入れる。見開き6の「手がかり」のように
  • 山場が説明的になる、原因の候補:山場の字数が平均を超えている、直し方:平均以下に絞り、短い言葉と絵に任せる
  • 1見開きに出来事が2つある、原因の候補:話を急いでいる、直し方:2つに分けるか、片方を削る
  • 絵が文章の繰り返しになる、原因の候補:「絵で見せる内容」が空か、文章と同じ、直し方:文章が言わないことを絵に、絵が言わないことを文章に振る
  • 全ページに同じ字数が並ぶ、原因の候補:均等配分にしすぎ、直し方:静かな見開きを作り、そこへ他の見開きの字を回す

最後に、AIが示した展開が既存の有名作に似すぎていないかを人が確かめます。AIの出力をそのまま採用せず、自分の言葉と構図で書き直す前提で使ってください。

声に出して見開きごとに読む

配分表が埋まったら、本文を書く前に表の「出来事」だけを1見開き3秒ほどで声に出して通し読みします。説明なしで話の筋が追えれば、骨組みは機能しています。つまずく見開きがあれば、そこは出来事が足りないか多すぎます。直したら字数の合計行を更新して、4ブロックのバランスをもう一度見てください。

出典・参考資料