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ExcelとGoogleスプレッドシートのピボットテーブル、操作と用語の違い

AIを使いこなす

執筆にClaudeを使用しています。

同じ3色のテープが貼られた2枚の方眼の集計表を、手がテープを貼り替えながら見比べている机の上の場面
記事の内容をもとに制作したAI生成イメージです。実際の製品画面や検証結果の写真ではありません。

結論から言うと、ピボットテーブルの考え方は両製品でほぼ同じです。元の表を「行」「列」「値」「フィルター」に振り分けて集計します。違いが出るのは、項目を置く方法、集計方法や割合表示を変える場所、データの更新のされ方、そして画面上の呼び名です。 AIに手順を聞くときは、製品名を書かないと、片方の製品の操作がもう片方の手順に混ざることがあります。毎回、次の4点を伝えてください。 • 製品名と環境(ExcelならWindowsかMacか、スプレッドシートならブラウザか) • 画面の表示言語(日本語か英語か) • 元の表の列名と、各列に入っているデータの種類 • 欲しい集計結果(何を行に、何を値にし、合計か件数か割合か) この記事の根拠は、Microsoftの日本語ヘルプ、Googleドキュメント エディタ ヘルプの日本語版、Google Sheets APIのリファレンスです。筆者が実機で操作を試したものではありません。公式ヘルプで確認できなかった画面名は、推測で埋めず「未確認」と書いています。

この記事の目次
  1. 共通する骨格と、書き分けが必要な点
  2. 用語・操作位置の対応表
  3. 製品名を明記した相談文の例
  4. 回答を受け取ったあとの確認

共通する骨格と、書き分けが必要な点

Excelのピボットテーブルには、「フィルター」「列」「行」「値」のエリアがあります。Googleスプレッドシートも、Sheets APIの資料では、行・列・値・フィルター条件で表を定義する構造です。ただしAPI資料は内部の定義で、画面のメニュー名の根拠にはなりません。それでも「行は担当者、列はカテゴリ、値は金額の合計」という指定は、どちらの製品にも通じます。

書き分けが必要なのは次の4点です。

  1. 項目の置き方:Excelはフィールド名にチェックを入れると、数値以外が行、日付・時刻が列、数値が値に自動で入ります。意図とずれたら、ドラッグで置き直します。スプレッドシートは、右側のパネルで「行」「列」「値」それぞれの「追加」から項目を選びます。自動配置の説明は不要ですが、どの項目をどこへ置くかは文章で指定してください。
  2. 集計方法:Excelは値エリアの数値が合計、テキストとして扱われたものが件数になります。変更は「値フィールドの設定」(Macは「フィールド設定」)です。スプレッドシート側の既定の集計と日本語の項目名は、今回確認できていません。
  3. 割合表示:Excelは値を右クリックして「値の表示の種類」から選びます。スプレッドシートは、値の「表示方法」から割合表示を選べます。
  4. 更新:Excelはピボットテーブル内で右クリックして「更新」を選びます。スプレッドシートは、元の範囲内のセルを変更すると更新されます。範囲そのものを変えるときは、データ範囲の選択で行います。

用語・操作位置の対応表

  • 作成する、Excel(日本語表示):範囲を選択 →「挿入」→「ピボットテーブル」、Googleスプレッドシート(日本語表示):見出し付きの元範囲を選択 →「挿入」→「ピボットテーブル」
  • 候補から作る、Excel(日本語表示):「挿入」→「おすすめピボットテーブル」→ 選んで「OK」、Googleスプレッドシート(日本語表示):候補が表示される場合がある。呼び名と操作位置は未確認
  • 設定する場所、Excel(日本語表示):「ピボットテーブル フィールド」の作業ウィンドウ、Googleスプレッドシート(日本語表示):右側のパネル
  • 項目を置く、Excel(日本語表示):フィールド名にチェック(既定の位置に入る)、またはドラッグ、Googleスプレッドシート(日本語表示):「行」「列」「値」の「追加」から項目を選ぶ
  • 絞り込み、Excel(日本語表示):「フィルター」エリア、Googleスプレッドシート(日本語表示):「フィルタ」の「追加」→ 条件または値で絞る
  • 集計方法、Excel(日本語表示):「値フィールドの設定」(Mac:「フィールド設定」)の集計方法、Googleスプレッドシート(日本語表示):日本語名は未確認(APIの集計関数にはSUM、COUNTA、AVERAGEなどがある)
  • 既定の集計、Excel(日本語表示):数値は合計、テキストは件数、Googleスプレッドシート(日本語表示):未確認
  • 割合表示、Excel(日本語表示):値を右クリック →「値の表示の種類」→ 総計/列集計/行集計に対する比率、Googleスプレッドシート(日本語表示):値の「表示方法」から選ぶ。選択肢名は未確認(APIでは行合計・列合計・総計に対する割合)
  • 並べ替え・総計、Excel(日本語表示):今回は未確認、Googleスプレッドシート(日本語表示):「行」「列」に順序と並べ替えの項目、「総計を表示」の項目がある
  • 更新、Excel(日本語表示):ピボットテーブル内で右クリック →「更新」、Googleスプレッドシート(日本語表示):元範囲内のセルの変更で更新。範囲の変更は「データ範囲選択」

Googleの「未確認」欄は、今回の資料では裏付けが取れなかった部分です。AIが断定的に答えても、画面で確かめるまでは「候補」として扱ってください。

構成比を出すときは、分母が行方向か列方向かを文章で指定してください。Excelの割合には、総計に対する比率、列集計に対する比率、行集計に対する比率があります。スプレッドシートのAPI資料にも、行合計・列合計・総計に対する割合の種類があります。

スプレッドシートには、次の注意もあります。値でフィルタしたあとで元データを更新した場合、新しい値をフィルタに含めるには、フィルタ設定の更新が必要です。また、元の範囲の外に追加した行が自動で含まれるかは確認していないので、行を足したら「データ範囲選択」で範囲を見直してください。

Excelの記述は、ヘルプに挙がっているExcel for Microsoft 365、2024、2021、2019、2016、Mac版が対象です。画面の細部はバージョンで異なる場合があります。

製品名を明記した相談文の例

以下は説明用の例です。実在の売上データではなく、手順を実機で試した結果でもありません。

説明用の元データ(列はA〜D、1行目が見出し):

  • 2026/04/03、担当者:担当A、カテゴリ:文具、金額:12000
  • 2026/04/05、担当者:担当B、カテゴリ:家電、金額:48000
  • 2026/05/11、担当者:担当A、カテゴリ:家電、金額:36000

Excel向け

Microsoft 365のExcel(Windows、日本語表示)で、ピボットテーブルを作りたいです。元の表はA〜Dの4列(日付・担当者・カテゴリ・金額)で、1行目が見出しです。行に「担当者」、列に「カテゴリ」、値に「金額」の合計を置きたいです。そのあと、各担当者の行の合計を100%とした構成比も表示したいです。「挿入」タブからの手順を、画面の日本語名で番号付きで書いてください。フィールドをチェックしたときの自動配置で意図とずれる点があれば、先に教えてください。自信のない画面名には「要確認」と付けてください。

Googleスプレッドシート向け

Googleスプレッドシート(パソコンのブラウザ、日本語表示)で、ピボットテーブルを作りたいです。元の表はA〜Dの4列(日付・担当者・カテゴリ・金額)で、1行目が見出しです。行に「担当者」、列に「カテゴリ」、値に「金額」の合計を置きたいです。そのあと、各担当者の行の合計を100%とした構成比も表示したいです。「挿入」メニューから右側のパネルでの設定まで、順に書いてください。集計方法や表示方法の日本語の項目名が分からない場合は、推測せず「要確認」と付け、英語名があれば併記してください。Excelの手順は混ぜないでください。

両製品を並べたいとき

次の集計を、ExcelとGoogleスプレッドシートのそれぞれについて、別々の見出しで説明してください。「同様です」で省略せず、画面名が違う箇所は対応表にしてください。

回答を受け取ったあとの確認

AIに任せるのは手順の下書きと用語の対応づけまでです。数字は人が確認してください。

  • 範囲に見出し行が含まれ、空白行や合計行が混じっていないか、方法:選択範囲の最初と最後の行を見る
  • 金額が「合計」になっているか、方法:値のラベルを見る。Excelはテキスト扱いのデータが件数になる
  • 構成比の向きが正しいか、方法:各担当者の行で、カテゴリ別の割合を足して100%になるか確かめる(総計の列は除く)
  • AIが案内した項目名が画面にあるか、方法:見つからなければ、画面の文言をそのまま伝えて聞き直す
  • 総計が元の表の合計と合うか、方法:金額列をSUMして、ピボットの総計と比べる

機密データは、そのまま貼らないでください。列名と数行のダミーでも手順は相談できます。AIサービスに学習へ使われない設定があることと、情報を外部に出してよいことは別の問題なので、社内ルールに従ってください。どちらの製品でも、まず小さなダミー表で一度通してから本番のデータに使うと安全です。

出典・参考資料