月の投稿カレンダーをAIと作る:頻度を決めてから枠を埋める流れ
AIを使いこなすClaudeで執筆し、GPTで自動校閲・修正しています。

月の投稿カレンダーは、ネタを大量に出す前に「週に何回、どの曜日に出すか」を先に決めると、無理なく続く形になります。AIに最初に頼むのは投稿案ではなく、頻度と曜日の型に沿った「枠」づくりです。枠が決まってから、枠ごとに案を出してもらいます。 この記事では、頻度を決める判断表、4週分のカレンダー表、枠ごとの案をAIに頼む指示文を順に載せます。表や数字の例は、すべて「説明用の例」です。実際のアカウントで試した結果ではありません。
先に決めるのは「ネタ」ではなく「頻度」
ネタから考え始めると、月初は案が多く、月の後半に息切れしがちです。逆に、頻度と曜日を先に固定すると、AIに頼む内容が「この枠に合う案を3つ」という小さな単位になります。人が判断する量も減ります。
流れは次の4段階です。
- 週あたりの制作に使える時間から、投稿頻度を決める
- 曜日ごとに役割(型)を割り当てる
- 4週分の枠に、週ごとのテーマを入れる
- 枠ごとにAIへ案を頼み、人が選んで直す
頻度の判断表
目安は「1本の制作時間×週の本数」が、確保できる時間の7〜8割に収まることです。残りは、遅れや急な予定のための余白です。これは編集上の目安で、公式の基準ではありません。
- 1時間、1本の制作時間の目安:30分、無理のない週の本数:1〜2本、向く人:個人で本業の合間に続けたい
- 3時間、1本の制作時間の目安:45分、無理のない週の本数:3本、向く人:個人、または2人程度のチーム
- 5時間、1本の制作時間の目安:60分、無理のない週の本数:4本、向く人:画像や動画の制作を含む小さなチーム
「制作時間」には、案を選ぶ時間、文章の確認、画像の用意、投稿作業まで含めます。AIが案を出す時間だけで見積もると、頻度を上げすぎます。迷ったら、一段階少ない本数で始めてください。増やすのはいつでもできますが、止めると立て直しに労力がかかります。
曜日の型を決める
頻度が決まったら、曜日ごとに役割を割り当てます。役割は3種類くらいに絞ると、ネタ切れしにくくなります。
- 学び枠:読者の疑問に答える、手順やコツを紹介する
- 過程枠:進捗、制作の裏側、今週やったことを見せる
- 知らせ枠:告知、募集、まとめ、リンク誘導
週3本なら、たとえば月曜=学び、水曜=過程、金曜=知らせ、のように割り振ります。曜日は、自分が実際に作業できる日の前後で決めてください。「投稿日の前日に準備できる曜日」を選ぶと、当日に慌てません。
4週分のカレンダー表(説明用の例)
次の表は、週3本・3種類の型で組んだ例です。業種やテーマは仮に「小さな手作り雑貨のショップ」としています。
- 第1週、週のテーマ:素材と選び方、月(学び):素材の違いの解説、水(過程):仕入れ・下準備の様子、金(知らせ):今月の新作予告、予備枠:土曜に1本まで
- 第2週、週のテーマ:使い方・お手入れ、月(学び):お手入れ方法、水(過程):制作中の工程、金(知らせ):新作の販売告知、予備枠:土曜に1本まで
- 第3週、週のテーマ:お客様の疑問、月(学び):よくある質問への回答、水(過程):梱包や発送の舞台裏、金(知らせ):在庫・販売状況のお知らせ、予備枠:土曜に1本まで
- 第4週、週のテーマ:振り返り・来月へ、月(学び):今月の人気の理由を整理、水(過程):来月に向けた試作、金(知らせ):来月の予定の告知、予備枠:月末の見直し日
ポイントは三つあります。
- 週ごとにテーマを一つ置くと、3本の投稿がつながり、AIへの依頼も短くなります。
- 予備枠は、遅れた分の投稿や、予定外の話題のために空けておく枠です。最初から埋めません。
- 第4週の最後は、見直しの日にします。やり方は後半で説明します。
表は、スプレッドシートに貼ってそのまま使えます。列は「日付/型/テーマ/案(AI)/採用した文面/状態(案・下書き・予約済み・投稿済み)」を足すと管理しやすくなります。
AIに頼む指示文(コピペ用)
AIには2回に分けて頼みます。1回目で枠を作り、2回目で枠ごとの案を出します。いずれも、投稿する人の情報は本物の個人名や顧客情報ではなく、公開してよい範囲の説明に絞ってください。
手順1:枠を作る依頼
あなたはSNS運用の編集アシスタントです。
次の条件で、来月4週分の投稿カレンダーの「枠」だけを表で作ってください。
投稿の本文はまだ書かないでください。
【発信者】[例:手作り雑貨を売る個人ショップ]
【媒体】[例:Instagramのフィード投稿]
【読者】[例:ハンドメイド雑貨が好きな20〜40代]
【頻度】週[3]本(曜日は月・水・金)
【曜日の型】月=学び、水=過程、金=知らせ
【制作に使える時間】週[3]時間
【来月の予定】[例:第2週に新作を販売、第4週は発送が混み合う]
【やらないこと】[例:毎日投稿、長文、他社の批判]
出力の形式:
- 列は「週/週のテーマ/曜日/型/枠のねらい(30字以内)/準備に必要なもの」
- 週ごとにテーマを1つ設定する
- 予備枠を週1つ入れる
- 第4週の最後に「見直しの日」を入れる
- 私の予定に無理がありそうな箇所があれば、表の後に3点以内で指摘する出てきた表は、そのまま採用せず、自分の予定と照らして直します。特に「準備に必要なもの」の列は、実際に用意できるかを確認する材料になります。
手順2:枠ごとの案を頼む依頼
先ほどのカレンダーの【第[2]週・[月曜]・学び枠】の案を3つ出してください。
【この枠のねらい】[お手入れ方法を知ってもらう]
【使える素材】[手持ちの写真:使用中の商品の写真2枚]
【文体】[です・ます調、親しみやすく、絵文字は1投稿に2個まで]
【文字数】[150〜200字]
各案に、次を付けてください。
1. 冒頭の1文
2. 本文の骨子(3点以内)
3. 必要な画像や素材
4. 事実確認が必要な点(私が自分で調べる項目)
商品の仕様、価格、効果などの具体的な数字は、私が示した情報以外は書かないでください。分からない部分は[要確認]と書いてください。最後の指示が大事です。AIは、渡されていない仕様や数字をそれらしく補うことがあります。「示した情報以外は書かない」「分からなければ[要確認]」と指定すると、人が確認する箇所が見つけやすくなります。
毎回の入力を省く方法
発信者の情報、文体、やらないことは、毎回貼るのが面倒です。Claudeには「プロジェクト」という機能があり、独自のチャット履歴とナレッジ(参考資料)を持つ作業スペースを作れます。プロジェクトごとに指示も設定できます。無料アカウントでは最大5プロジェクトまで作成できます。詳しくはClaudeヘルプ「What are projects?」を確認してください(2026年10月29日閲覧。機能や上限は変わることがあります)。
他のAIサービスにも似た機能があることがありますが、名称や上限は異なります。使うサービスのヘルプで確認してください。機能がなくても、上の【発信者】【読者】【文体】【やらないこと】をメモに保存し、毎回の先頭に貼れば同じ効果が得られます。
人が確認すること
AIに任せるのは「枠の下書き」と「案の下書き」です。投稿前に、人が次の点を見ます。
- 事実、見る内容:商品の仕様、価格、日付、在庫、効果の言い方が正しいか
- 固有名詞・他人の情報、見る内容:お客様の声や写真を使う場合は、許可があるか。個人が特定されないか
- 素材の権利、見る内容:画像、音楽、引用が使ってよいものか
- 機密、見る内容:未公開の新商品や取引先の情報が入っていないか(AIに貼る前にも確認)
- 媒体のルール、見る内容:使う媒体の最新の規約・ガイドラインに沿っているか
- 文体、見る内容:いつもの自分の言葉になっているか
AIサービスの「学習に使わない」設定は、入力した情報を外に出してよいかとは別の話です。未公開の情報や顧客の個人情報は、設定にかかわらず、貼る前に架空のデータへ置き換えるのが安全です。
予約投稿を使うとき
枠を決めたら、予約投稿機能で週の初めにまとめて仕込む運用も考えられます。ただし、予約投稿の可否、対象のアカウント種別、予約できる期間は、媒体や時期によって異なります。この記事では各サービスの現在の仕様までは確認していません。使う媒体の公式ヘルプで、自分のアカウントで使えるかを確認してから、予約を前提にした運用に切り替えてください。予約できない場合は、前日に下書きまで済ませておく運用でも、カレンダーの価値は変わりません。
月末の見直しで頻度を調整する
第4週の見直しの日に、次の3点だけを確認します。
- 予定どおり出せたか:出せなかった枠が月に2つ以上あれば、来月は週の本数を1つ減らします。
- 余裕があったか:全部出せて、予備枠も使わず時間が余ったなら、本数を増やすのではなく、1本ごとの質に時間を回すか、予備枠を1つ使ってみます。
- 反応を見て型を入れ替える:各媒体の分析画面で、型ごとの反応を見比べ、弱い型は別の型に差し替えます。
AIには、見直しの材料を次のように頼めます。
今月の投稿カレンダーと結果を貼ります。
【予定した枠と実際に出した日】[表を貼る]
【型ごとの反応のメモ】[自分で見た数字や感想を書く]
次を3点以内で整理してください。
- 来月の頻度を維持・増減する場合の理由
- 入れ替えを検討する型とその代わりの案
- 私が自分で確かめるべき点
反応の数字は私が書いたものだけを使い、推測で補わないでください。頻度の増減は、AIに決めさせず、自分の時間と気持ちの余裕で決めてください。AIの役割は、判断の材料を並べることです。

