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ChatGPTでモデル改善への利用を止める手順と、止めても残るもの

AIを使いこなす

Claudeで執筆し、GPTで自動校閲・修正しています。

机の上の紙のチェックリストに手で印をつけている様子
記事の内容をもとに制作したAI生成イメージです。実際の製品画面や検証結果の写真ではありません。

結論から言うと、Free・Plus・Proの個人アカウントでは、設定の「Data controls」で「Improve the model for everyone」をオフにすると、以後の新しい会話はモデル改善に使われなくなります。ただし、これは「学習に使わせない」設定です。履歴、メモリ、保存したファイルが消えるわけではなく、削除操作とは別物です。 この記事は2026年10月27日に、OpenAIのヘルプ記事を読んで確認した内容に基づきます。私が実機の画面を操作して確かめたわけではないので、日本語UIでの表示名は多少違う可能性があります。対象は個人向けプランです。Business、Enterprise、Eduは扱いが別で、入力と出力は既定で学習に使われないと説明されています。ただし保持期間などは組織の設定に左右されます。

この記事の目次
  1. 手順:学習利用をオフにする
  2. 止めても残るもの
  3. 点検用チェックリスト(7項目)
  4. 判断表:何を消せば何が止まるか
  5. 設定より先に決めておくこと
  6. 作業のしかた(目安)
  7. 補足:公式資料の読み方

手順:学習利用をオフにする

  1. ChatGPTを開き、プロフィールアイコンから「Settings(設定)」を開きます。
  2. 「Data controls(データ管理)」を選びます。
  3. 「Improve the model for everyone」をオフにします。
  4. 切り替えたあと、画面を開き直して、オフのままか確認します。

同じ目的の方法として、privacy.openai.comで「Do not train on my content」を選ぶ手段もあります。どちらか一方で足りるとOpenAIのヘルプに書かれています。

オフにしても会話は履歴に残ります。これは「履歴を消す」ボタンではないので、履歴が見えていても設定が効いていないとは限りません。見えている会話はアカウント内に保存されたままです。

一時チャットを使う場面

一時チャットは履歴に表示されず、一時チャットのままである間はモデル改善に使われません。開始前に「Personalized」を選ぶと既存のメモリやカスタム指示などを使う場合があります。使わせたくない場合は「Unpersonalized」を選びます。選択は会話開始後に変更できません。一時チャットの説明にあります。

  • 一度きりの相談で、履歴に残したくないとき。
  • 設定をいじる前に、とりあえず1本だけ試したいとき。

ただし、あとから通常のチャットとして保存すると、アカウントのモデル改善設定に従い、メモリがオンなら今後の応答のパーソナライズに使われる場合があります。アップロードファイルを含む場合、対象ファイルがLibraryに保存されることもあります。また、安全上の目的でOpenAIが最大30日間コピーを保持することがあります。一時チャットの説明にあります。

止めても残るもの

履歴は残り、削除すると30日の猶予がある

保存済みのチャットは、自分で削除するか組織の保持ポリシーで消えるまで残ります。アーカイブしても保持期間は変わりません。削除したチャットはすぐ表示から消え、OpenAIのシステムからは30日以内に完全削除される予定になります。ただし、すでに匿名化されていた場合や、セキュリティ・法的義務で長く保持が必要な場合は除きます。詳しくは保持期間の説明にあります。

フィードバックは例外になりうる

👍/👎でフィードバックを送ると、関連する会話全体が、オフにしていてもモデル改善に使われる場合があると説明されています。OpenAIの説明で確認できる例外はフィードバック送信です。不正利用の疑いで検出された会話も改善に使われるという記述は、今回確認した同ページには見当たりません。

メモリは別の仕組み

メモリは「Settings > Personalization > Memory」で管理します。ポイントは3つです。

  • 保存されたメモリを削除しても、過去の会話内にあるその情報の言及は消えません。
  • チャットを削除しても、そこから作られたメモリが自動で消えるとは限りません。
  • 「Reference chat history」をオフにすると、過去の会話から派生した情報はOpenAIのシステムから30日以内に削除予定になります。ただし元のチャット自体と保存済みメモリは別に残るため、必要に応じてそれぞれ削除します。

詳細はメモリの説明にあります。なお、一時チャットはメモリを作成・更新しませんが、開始前に「Personalized」を選ぶと既存メモリを使う場合があります。

ファイルはチャットと別に残る

Libraryに保存したファイルは、会話とは別に保持されることがあります。チャットを消してもLibraryのファイルは消えず、別に削除が必要です。会話に取り込まれたファイルの内容は、その会話に残りえます。GPTの知識としてアップロードしたファイルはGPTを削除するまで、プロジェクトのファイルはプロジェクトまたはファイルを削除するまで保持されます。削除後は、セキュリティ・法的義務による例外を除き、関連データは30日以内に完全削除される予定です。ファイルの説明と保持期間の説明にあります。

点検用チェックリスト(7項目)

設定を変えたあと、次の7項目を上から確認します。

  • 1、点検項目:自分のプランと利用形態、確認する場所・方法:個人か、会社・学校のワークスペースか、残っていたら:組織の管理者のルールを確認する
  • 2、点検項目:学習利用のスイッチ、確認する場所・方法:Settings > Data controls、残っていたら:オフにして、開き直して再確認
  • 3、点検項目:フィードバックを送った会話、確認する場所・方法:過去に👍/👎を押した記憶があるか、残っていたら:今後は、機微な会話には押さない
  • 4、点検項目:履歴(通常・アーカイブ)、確認する場所・方法:左のチャット一覧を見る、残っていたら:不要な会話は削除。30日以内に削除予定になる
  • 5、点検項目:メモリと履歴参照、確認する場所・方法:Settings > Personalization > Memory、残っていたら:不要なメモリを削除。履歴参照をオフにしても保存済みメモリは別に削除する
  • 6、点検項目:ファイル(Library・プロジェクト・GPT)、確認する場所・方法:Library、各プロジェクト、各GPTの設定、残っていたら:チャットとは別に削除する
  • 7、点検項目:一時チャットの扱い、確認する場所・方法:保存していないか、保存の操作を誤っていないか、残っていたら:残したくない相談は一時チャットのまま閉じる

判断表:何を消せば何が止まるか

  • 今後の会話を学習に使わせない、効く操作:Data controlsでオフ、効かない操作:履歴の削除だけ
  • 画面から会話を消す、効く操作:チャットの削除(30日以内に完全削除予定)、効かない操作:アーカイブ
  • 覚えられた個人情報を消す、効く操作:メモリの削除、効かない操作:チャットの削除だけ
  • 渡したファイルを消す、効く操作:Libraryなどでファイルを削除、効かない操作:チャットの削除だけ
  • 履歴に表示せず、モデル改善に使わせず1回だけ試す、効く操作:一時チャット(既存メモリも使わせない場合は開始前に「Unpersonalized」を選ぶ)、効かない操作:通常チャットのまま利用

設定より先に決めておくこと

学習利用のオフは、機密保持の保証ではありません。会社の機密、顧客の個人情報、パスワードなどは、オフにしていても入力しない方が安全です。入力する場合は、社内ルールで許可されたアカウントとプランに限ります。個人情報の取り扱いは日本では個人情報保護法の対象になりえますが、個別のケースが適法かどうかはここでは判断できません。社内の担当部署に確認してください。

入力前に、次のように置き換えると、会話に実データが入りません。以下は説明用の例です。

【説明用の例】
次の文面を丁寧な表現に直してください。
「A社の担当者XXさん宛に、納品が◯月◯日に遅れる件を謝罪したい」
※実名・金額・住所は入れていません。

作業のしかた(目安)

  1. 設定画面を開き、チェックリストの2を確認します。
  2. 5の「Memory」を開き、覚えられている内容を読み、不要なものを消します。
  3. 6の「Library」を確認し、仕事の資料が残っていれば削除します。
  4. 4の履歴から、個人情報や機密が入った会話を探して削除します。
  5. 以後、迷う相談は一時チャットで始めます。

人が確認する部分は、スイッチの状態、メモリの中身、ファイルの有無の3点です。AIに「私のデータは消えましたか」と聞いても、画面の状態は答えられません。必ず画面で確かめてください。

補足:公式資料の読み方

ここまでの説明は英語のヘルプ記事に基づきます。メモリやファイルの機能は、プラン、地域、プラットフォーム、ワークスペース設定で変わると明記されています。画面の項目が見当たらないときは、アカウントの種類を疑ってください。仕様は変わりうるので、運用ルールにする場合は、公式ヘルプの最新版を再確認してください。

出典・参考資料