Bubble入門:データ・ページ・ワークフローの関係を小さな例で理解する
AIを使いこなすClaudeで執筆し、GPTで自動校閲・修正しています。

結論から言うと、3つの関係は「ページが入力と表示を受け持ち、ワークフローがボタン操作をきっかけに動き、データが保存先として結果を受け取る」です。メモ登録アプリなら、ユーザーが入力欄に書いて保存ボタンを押すと、ワークフローが動いてデータベースに1件のメモが作られ、ページ上の一覧がそのデータを読んで表示します。 この記事では、この流れを対応図と読み替え表にして示します。画面を一から作る手順書ではなく、「どこで何が起きているか」を頭の中で整理するための記事です。なお、ここに出てくるメモアプリは説明用の例で、私が実際に Bubble で組んで動作確認したものではありません。公式マニュアルの記述をもとにした設計です。
3つの要素を一言で言うと
Bubble の公式マニュアルでは、データベースは「データタイプ」と「フィールド」で組み立てられると説明されています。データタイプは「何を保存するか(ユーザー、商品、記事など)」、フィールドは「その中の個別の情報(名前、価格、公開日など)」です。そして、保存された1件1件の記録を「thing」と呼びます(Data types and fields)。
ワークフローは、きっかけとなる「イベント」と、その後に順番に実行される「アクション」の組です。マニュアルの例では、登録ボタンが押されたら、ユーザー登録・メール送信・別ページへの移動を行う、という形で説明されています(Workflows)。
ページは、ボタンや入力欄、一覧表示といった「見えるもの(エレメント)」を置く場所です。ワークフローはどのエレメントの操作で動くのかを指定して作ります。
Excelに例えるなら、データタイプは「表の種類」、フィールドは「列」、thingは「行」です。ワークフローは「ボタンを押したら行を追加するマクロ」、ページは「入力フォームと表の見た目」にあたります。完全に同じではありませんが、最初の理解にはこれで十分です。
メモ登録アプリの対応図
説明用の例として、次の構成を考えます。
- データタイプ:Memo
- フィールド:title(text)、body(text)
- ページ:タイトル入力欄、本文入力欄、「保存」ボタン、メモ一覧(Repeating group)
【ページ】 【ワークフロー】 【データ】
タイトル入力欄 ─┐
├─(値を参照)─┐
本文入力欄 ───┘ │
▼
「保存」ボタン ──クリック──▶ イベント:Button 保存 is clicked
│
▼
アクション:Create a new thing
(type = Memo)
title = タイトル入力欄の値 ──────▶ Memo の title
body = 本文入力欄の値 ────────▶ Memo の body
(1件の thing が増える)
│
メモ一覧(Repeating group) │
Type of content = Memo ◀──── Data source: Do a search for Memos ┘
各行:Current cell's Memo の title / body を表示流れは次の3段です。
- きっかけ(ページ → ワークフロー):保存ボタンのクリックがイベントになります。
- 書き込み(ワークフロー → データ):「Create a new thing」が Memo の新しい1件を作ります。マニュアルでは、このアクションは「特定のデータタイプの新しい記録を作り、任意でフィールドに情報を保存する」と説明され、フィールドの値は入力エレメントの値を参照して入れられます(Creating, saving and deleting data)。
- 読み出し(データ → ページ):Repeating group は「Type of content」で表示するデータタイプを決め、「Data source」で表示する一覧の取得元を決めます。取得元には Do a search for の検索結果などを使えます(Repeating group element)。各行の中では Current cell's で、その行のメモを参照します(Displaying data)。
ポイントは、ワークフローは書く側、Repeating group は読む側で、両者は直接つながっておらず、データベースを介して間接的につながっていることです。
用語の読み替え表
英語UIの用語を、初心者向けに日常語へ置き換えた表です。右端の列は、メモアプリでの具体例です(読み替えは編集上の説明で、公式の定義そのものではありません)。
- Data type、読み替え:保存する物の種類、メモアプリでの例:Memo
- Field、読み替え:項目(列)、メモアプリでの例:title、body
- Thing、読み替え:保存された1件、メモアプリでの例:「買い物リスト」というメモ1件
- Element、読み替え:画面の部品、メモアプリでの例:入力欄、ボタン、一覧
- Event、読み替え:動き出すきっかけ、メモアプリでの例:保存ボタンがクリックされた
- Action、読み替え:きっかけの後にする作業、メモアプリでの例:Create a new thing
- Dynamic expression、読み替え:その場で値を取ってくる式、メモアプリでの例:タイトル入力欄の値
- Type of content、読み替え:一覧に出す物の種類、メモアプリでの例:Memo
- Data source、読み替え:一覧の取得元、メモアプリでの例:Do a search for Memos
- Current cell's、読み替え:今処理中の行の、メモアプリでの例:その行の title
自動で付くフィールドもあります。公式には、すべてのデータタイプに Unique ID、Date created、Date modified、Slug が最初から備わるとされています。Memo に「作成日時」の列を自分で作る必要はありません。
「どこを直すか」の判断表
実際に作り始めると、「動かない」ときにどの要素を疑うかで迷います。この表で当たりを付けられます。
- ボタンを押しても何も起きない、まず疑う要素:ワークフロー、確認すること:そのボタンをイベントにしたワークフローがあるか。条件(only when)が付いていないか
- 保存されるが、タイトルが空になる、まず疑う要素:ワークフローの参照、確認すること:title に入れる値が、正しい入力欄の値になっているか
- 保存されているはずなのに一覧に出ない、まず疑う要素:ページ(一覧)、確認すること:Type of content が Memo か。Data source が設定されているか
- 一覧に別の物が出る、型が合わないと言われる、まず疑う要素:ページ(一覧)、確認すること:Type of content と Data source の型が一致しているか
- 項目を増やしたい(例:期限日)、まず疑う要素:データ、確認すること:Memo にフィールドを追加し、入力欄とワークフローにも反映したか
Repeating group は、元データが変わると一覧が自動で更新されます(Repeating group element)。データベース側に1件増えているかどうかは、エディタの Data タブにある App data で確認できます(Data tab)。
AIに設計を点検させる依頼文
AIは、構成の抜け漏れチェックには使えます。ただし、AIが書く操作手順は Bubble の画面更新とずれることがあるので、最終確認は自分のエディタで行ってください。個人情報や社内の実データは入れず、説明用の項目名だけで頼みます。
Bubbleでメモ登録アプリを作ります。次の設計に、
データ・ページ・ワークフローの対応で抜けや矛盾がないか点検してください。
- データタイプ:Memo(title: text, body: text)
- ページ:タイトル入力欄、本文入力欄、保存ボタン、
Repeating group(Type of content = Memo)
- ワークフロー:保存ボタンがクリックされたら
Create a new thing(Memo)で title と body を保存
知りたいこと:
1. 各要素が何を担当しているか、初心者向けの言葉で
2. 「期限日」を足すとき、変更が必要な箇所の一覧
3. 動かないときの確認順序
注意:Bubbleの現在の画面名が自信のない箇所は、
「要確認」と書いてください。返ってきた答えは、次の観点で人が確かめます。
- データタイプやフィールドの名前が、自分の設計と一致しているか
- 「期限日」追加で、データ・入力欄・ワークフロー・一覧の4か所が挙がっているか
- 画面名やボタン名が、手元のエディタに実在するか
自分のアプリに当てはめる
メモ以外のアプリでも、次の3行を埋めれば同じ形で整理できます。
- 保存したい物は何か(データタイプ)と、その項目は何か(フィールド)
- 利用者がどの操作で保存するか(ページの部品と、イベント)
- 保存した物をどこでどう見せるか(Type of content と Data source)
この3行が書ければ、画面の作り込みに入る前に、全体の見取り図が手元にできます。まずは Memo 1つ、フィールド2つの小さな構成で試し、データタブで1件増える様子を確かめるところから始めてください。
確認した範囲
この記事は2026年10月27日時点で公開されていた Bubble の公式マニュアルの記述を確認してまとめています。画面の名称やアクションの位置はアップデートで変わる可能性があります。また、掲載した構成は説明用の例で、実際の動作確認は行っていません。

