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子どもと生成AIを使い始める前に:年齢条件・学校ルール・家庭の約束

AIを使いこなす

執筆にClaudeを使用しています。

親子で紙の約束表を確認し、子どもが一つの欄へ印を付ける切り絵
記事の内容をもとに制作したAI生成イメージです。実際の製品画面や検証結果の写真ではありません。

結論から言うと、順番は「①サービスの年齢条件を公式ヘルプで確かめる → ②学校のルールを確かめる → ③家庭の約束を親子で決める」です。約束を先に作っても、そのサービスを子どもが使える条件になっていなければ意味がありません。条件を満たしていても、学校が宿題での使い方を決めていれば、家庭の約束はそれに合わせる必要があります。 年齢条件はサービスごとに違い、変わることもあります。この記事では、公式ページで確かめる項目のリストと、親子で決める約束の記入例を用意しました。ClaudeとChatGPTは2026年10月28日に開いて読めた範囲を書き、読み取れなかったサービスはその旨を明記します。

この記事の目次
  1. 判断の順序:3つの問いに答える
  2. 公式ヘルプで確認する項目リスト
  3. 2026年10月28日に確認できた範囲
  4. 学校のルールを確かめる
  5. 親子で決める約束の記入例

判断の順序:3つの問いに答える

  • ①、問い:子ども本人が使える年齢か、確かめる場所:各サービスの公式ヘルプ・利用規約、次の動き:条件に合わなければ、子ども本人のアカウントは作らない。大人が関わる使い方が規約上許されるかも、そのサービスのヘルプで確かめる
  • ②、問い:学校・学級にAIの決まりがあるか、確かめる場所:学校の配布物、担任・情報担当の先生、次の動き:決まりがあればそれを優先する。なければ家庭の約束を先生にも伝える
  • ③、問い:目的・時間・守ることを言葉にしたか、確かめる場所:親子の話し合い(下の記入例)、次の動き:書面にして見える場所に置き、見直しの日を決める

公式ヘルプで確認する項目リスト

使いたいサービスごとにコピーして埋めてください。ヘルプ内は「age」「parent」「privacy」「data」などで探せます。

  1. 利用できる最低年齢と、未成年が使うときの条件(保護者の同意など)
  2. 年齢確認の方法と、そのとき渡す情報(顔画像・身分証など)
  3. 18歳未満向けの保護が自動で付くのか、保護者が設定するのか
  4. 保護者機能で「できること」と「できないこと」(会話を見られるか、利用時間を決められるか)
  5. 会話をモデル改善に使う設定があるか、初期値はどちらか
  6. 履歴や記憶の保存と削除の方法
  7. 画像・音声・ファイル添付など、入力できるものの種類
  8. 学校配布のアカウントと個人アカウントで規約が違うか
  9. 日本で使えるか、提供が段階的か

確認した日付とURLも一緒にメモしてください。半年後の見直しで差分が分かります。

2026年10月28日に確認できた範囲

ここは公式ページに書かれていた内容です。ヘルプは英語版を読んでおり、日本の画面で同じ表示になるかは確かめていません。

Claude:Anthropicのヘルプでは、Claudeは18歳以上のみ利用可能で、登録時に18歳以上であることの確認が必要とされています。18歳未満の兆候を検知するとアカウントが停止され、通知メールから第三者サービス(Yoti)で年齢確認をすると復旧できる、という仕組みも書かれています。子ども本人のアカウントを親が作る使い方は、この条件と合いません。

ChatGPT:OpenAIの年齢に関するヘルプには、13歳未満の子ども向けではないこと、13〜18歳は保護者の同意が必要なことが書かれています。教育の場面で13歳未満が関わるときは、ChatGPTとのやり取りを大人が行う必要があるとも記されています。

年齢予測のページによると、話題、使用時間帯、利用パターン、アカウントの存続期間などから年齢を推定します。18歳未満と推定されると「ChatGPT for Teens」が自動で有効になり、センシティブな内容が制限されます。18歳以上なのに誤判定されたと考える場合は、第三者(Persona)での年齢確認があります。

保護者機能のページによると、保護者と10代の子どものアカウントは、招待を送って承諾されると連携できます。保護者が管理できるのは主に次の項目です。

  • Quiet hours:設定した時間帯は、子どもがChatGPTを使えなくなる
  • Study hours:オンにすると新しい会話が学習モードで始まる(初期値はオフで、利用自体は止まらない)
  • センシティブな内容の抑制:初期値でオン
  • モデル改善への利用:初期値は有効で、保護者が切り替えられる

一方、保護者機能では子どもの会話内容・履歴・リアルタイムの利用状況は見られません。通知が届くのは、自傷行為や摂食障害の危険など、限られた場合だけです。この仕様は約束作りに直結します。機能で見守る前提にせず、親子が自分から見せ合う約束にしておく必要があります。

また、モデル改善の設定をオフにしても、入力した内容が秘密になるわけではありません。名前や学校名、住所などは、設定にかかわらず入力しない約束にしてください。

Google(Gemini):Googleのヘルプ(子どものGeminiアプリ利用を案内するページ)は、自動アクセスの制限で本文を読めませんでした。年齢条件や保護者設定は、上のリストを持って保護者ご自身が公式ページで確かめてください。

学校のルールを確かめる

文部科学省の生成AIの利用についてのページでは、2024年12月26日に「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)」が公表されたと案内されています。児童生徒の学習での利用は、発達の段階や情報活用能力の育成状況に十分留意し、生成AIのリスクや懸念への対策を講じたうえで検討すべきだとされています。ここで確認したのはページの記載までで、ガイドライン本体の細部は読んでいません。個々の学校の運用は学校ごとに異なりうるため、先生に直接聞くのが確実です。

先生への確認文の例です(説明用の例。学校名や学年は置き換えてください)。

家庭で子どもが生成AIを使うことを検討しています。授業や宿題で、生成AIの使用を認める場面・認めない場面があれば教えてください。また、AIを使った場合に提出物へ記載する決まりがあれば、あわせて教えてください。

聞くポイントは3つです。宿題や作文で使ってよいか、使った場合に申告が要るか、学校が配布するアカウントがあるか。

親子で決める約束の記入例

以下は説明用の例です。実際の家庭で使われた約束ではありません。子どもの年齢と、確かめた条件に合わせて書き換えてください。

  • 使うサービス、記入例:〇〇(公式ヘルプで年齢条件を確認した日:2026年〇月〇日)
  • 誰のアカウントか、記入例:年齢条件を確かめた結果に従う。例:保護者が自分のアカウントで、横にいるときだけ使う(規約上問題ないかも確認する)
  • 使う目的、記入例:調べ学習の「問いの出し方」の相談、間違いの理由の説明を頼む
  • 使わない目的、記入例:宿題の答えそのものを出させる、作文を丸ごと書かせる
  • 入力しないもの、記入例:本名、学校名、住所、電話番号、顔写真、友だちの名前や写真
  • 時間と場所、記入例:平日は30分まで、リビングで使う
  • 答えの確かめ方、記入例:AIの答えは教科書か先生に確かめてから使う
  • 困ったとき、記入例:嫌な内容が出たり不安になったら、画面を閉じて大人に話す。話しても怒らない
  • 見せ合うこと、記入例:週に1回、どんな質問をしたかを親子で一緒に見る
  • 学校との関係、記入例:宿題で使ったら、先生の決まりに従って申告する
  • 見直し、記入例:〇月〇日に、約束を続けるか変えるか話し合う

作るときのコツは2つです。禁止だけを並べず、「こう使う」を先に書くと子どもが守りやすくなります。「困ったら大人に話す」は、話しても叱られないことまで書き込みます。

AIに下書きを頼むときの依頼文

約束の下書きはAIに頼めます。その際、子どもの実名や学校名は入れず、年齢帯と目的だけを渡してください。

小学校高学年の子どもと保護者が一緒に決める、生成AIの家庭の約束を作ってください。条件:保護者が横にいるときに使う/目的は調べ学習の相談/入力してはいけない個人情報も書く/子どもにも読める言葉で10項目以内/表形式。

出てきた案は、上の表と照らして家庭の内容に直してください。年齢条件や保護者機能の説明はAIに作らせず、公式ヘルプで確かめます。

最後に、年齢条件のリストを埋めたか、学校に聞いたか、約束の表を子どもと埋めて見える場所に置いたか、見直しの日を決めたかを確かめてください。そろったら、最初の1回は保護者と一緒に使ってみましょう。

出典・参考資料