朝・昼・夕・曇りの光を画像生成AIで描き分ける:光の質と色味を言葉で指定する方法
AIを使いこなすClaudeで執筆し、GPTで自動校閲・修正しています。

朝・昼・夕・曇りの光を描き分けたいときは、時間帯名に加えて、影の輪郭・光の色味・明暗差を指定します。「朝の光」だけで済ませず、「影の縁は柔らかく、淡い黄み、明るく穏やかな明暗差」のように、見せたい状態を言葉にしましょう。 この記事では、光の向きではなく、硬さ・柔らかさと色味を中心に扱います。表と指示文は説明用の作例で、実際に画像を生成して効果を確認したものではありません。使うモデルや設定によって結果が変わるため、調整の出発点として使ってください。
光を指定する三つの項目
光の説明は、次の三つに分けると整理できます。
- 硬さ・柔らかさ:影の縁がくっきりしているか、なだらかにぼけているか。
- 色味:黄〜オレンジ寄りの暖色、白に近い色、青寄りの寒色のどれにしたいか。
- 明暗差:明るい部分と暗い部分の差を大きくするか、穏やかにするか。
硬さと明暗差は別の項目です。「影の縁は柔らかいが、影自体は濃い」という指定もできます。また、「明るい画面」と「明暗差の小さい画面」も意味が違うので、必要なら両方を書きます。
色温度を指定したい場合も、まずは「淡い黄み」「青みがかった白」のような見た目の言葉で十分です。この記事ではケルビンの数値を使わず、暖色・寒色の表現にそろえます。
Midjourneyの公式資料「Prompt Basics」では、光と色をプロンプトの検討項目に挙げ、光の例にsoftやovercastを示しています。また、短くシンプルに書きつつ、重要な詳細を含めるよう案内しています。まずは狙いに必要な語を選び、似た意味の形容詞を重ねすぎないようにしましょう。
朝・昼・夕・曇りの光の表現集
次の表は、各場面で作りたい光の候補です。時間帯ごとの固定的な法則ではありません。朝夕でも直射光なら影がくっきりすることがあり、窓辺も直射日光が入る条件では硬い影になります。柔らかく見せたいなら、その状態まで明記します。
- 穏やかな朝、硬さ・柔らかさ:柔らかい、色味:淡い暖色〜白、指示に使う表現:朝の柔らかい光、淡い黄み、影の縁はなだらか
- 日の出前の静けさ、硬さ・柔らかさ:非常に柔らかい、色味:青を基調に淡い桃色、指示に使う表現:夜明け前の青い薄明かり、空に淡い桃色
- 晴れた昼の強さ、硬さ・柔らかさ:硬い、色味:白に近い、指示に使う表現:強い日差し、影の輪郭はくっきり、大きな明暗差
- 昼の日陰の落ち着き、硬さ・柔らかさ:柔らかい、色味:白〜青寄り、指示に使う表現:日陰の拡散光、青みがかった白、穏やかな明暗差
- 日没前の温かさ、硬さ・柔らかさ:狙いに応じて指定、色味:黄〜オレンジ、指示に使う表現:日没前の黄金色の光、温かな色調、影の輪郭はやや柔らかい
- 日没後の余韻、硬さ・柔らかさ:柔らかい、色味:青を基調に暖色を少量、指示に使う表現:日没後の青い薄明かり、空にわずかに残るオレンジ
- 厚い雲に覆われた曇り、硬さ・柔らかさ:非常に柔らかい、色味:白〜青寄り、指示に使う表現:雲で拡散した光、目立つ影を抑える、穏やかな明暗差
- 明るい薄曇り、硬さ・柔らかさ:柔らかい、色味:白に近い、指示に使う表現:明るい薄曇り、白に近い光、うっすらした影
英語を使う場合の候補は、柔らかい光なら「soft light」、硬い影なら「hard shadows」、拡散光なら「diffused light」です。色は「pale warm tones」「neutral white light」「cool blue tones」のように別に添えます。英語に変えれば必ず改善するという意味ではなく、表現を試すための選択肢です。
朝と夕方には似た光もあります。朝を淡い暖色、夕方を濃い暖色にするのは、今回の描き分けの方針です。光だけで時刻が必ず伝わるとは限らないため、時刻の厳密さより、まず欲しい雰囲気を決めると選びやすくなります。
雰囲気別に組み合わせる指示文
基本形は「被写体と場所+時間帯・天候+影の輪郭+色味+明暗差」です。同じ被写体を使うと、光の指定を比較しやすくなります。以下はすべて説明用の指示文です。
清潔で爽やかな朝
木のテーブルに置いた白い陶器のマグカップ、朝の柔らかい光、影の縁はなだらか、淡い黄みを帯びた白、明るい画面、穏やかな明暗差、写真
柔らかさと淡い暖色を組み合わせます。黄色が目立つ場合は、「淡い黄みを帯びた白」を「白に近い色調」に置き換えます。
鮮やかで力強い昼
木のテーブルに置いた白い陶器のマグカップ、晴れた昼の強い日差し、影の輪郭はくっきり、白に近い光、明るい部分と影の差を大きく、写真
硬い影と大きな明暗差を組み合わせます。白いカップの模様や質感も見せたい場合は、「明るい部分にも陶器の質感を残す」と補います。
温かく懐かしい夕方
木のテーブルに置いた白い陶器のマグカップ、日没前の黄金色の光、影の輪郭はやや柔らかい、淡いオレンジの色調、落ち着いた明るさ、写真
暖色の強さが調整の中心です。「黄金色」と「オレンジ」が重く感じられたら、片方を削り、色の指定を一つに絞ります。
静かで落ち着いた曇り
木のテーブルに置いた白い陶器のマグカップ、厚い雲で拡散した柔らかい光、影はごく薄い、わずかに青みのある白、明るさを保った低コントラスト、写真
静けさを狙いながら暗くしたくないときは、「明るさを保つ」と添えます。暗い雰囲気が欲しい場合は、この部分を「控えめな明るさ」に変えてみましょう。
思った光にならないときの判断表
修正するときは、一度に変える項目を一つに絞ります。生成にはばらつきがあるので、1枚の違いだけで特定の語の効果を断定せず、調整の傾向を見ます。
- 朝なのに黄ばみが強い、見直す項目:色味、置き換え・追加の候補:「暖かな黄色」→「白に近い、ごく淡い黄み」
- 夕方なのに白っぽい、見直す項目:色味、置き換え・追加の候補:「淡いオレンジの光」を追加
- 柔らかい光にしたいのに影が鋭い、見直す項目:硬さ、置き換え・追加の候補:「影の縁がなだらかにぼける」を追加
- 曇りが暗く重い、見直す項目:画面の明るさ、置き換え・追加の候補:「明るい薄曇り」「明るさを保つ」に変更
- 全体が平板に見える、見直す項目:明暗差、置き換え・追加の候補:「影にもわずかな濃淡を残す」を追加
確認の基準になるのは、影の縁と白い物の色です。白いカップがどの色に寄ったかを見れば、暖色・寒色の指定を比較できます。影は、縁のぼけ方と濃さを分けて見ましょう。
AIに光の表現案を頼むとき
言葉が浮かばないときは、チャット型AIに候補を出してもらう方法もあります。Stability AIのBrand Studio公式解説では、Prompt Enhancerが光や構図などの詳細を補い、追加内容を生成前に編集できると説明しています。補われた語も、自分の狙いに合うか確認して使います。
依頼文の例です。
白いマグカップを木のテーブルに置いた写真の画像生成プロンプトを、日本語で3案作ってください。薄曇りの朝で、静かで清潔な雰囲気にします。光の硬さ、色味、明るさ・明暗差をそれぞれ具体的に書き、各案は100文字程度にしてください。
返ってきた案に「強い直射日光」と「厚い雲の拡散光」など、今回の狙いに合わない組み合わせがあれば整理します。最初の比較では被写体・背景・構図の指定をそろえ、朝・昼・夕・曇りの光の部分だけを差し替えてみてください。気に入った画像の指示文と設定を一緒に残しておくと、次の調整の手がかりになります。

