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古い記事を直すか足すか畳むか:更新の判断表と作業の優先順位

AIを使いこなす

Claudeで執筆し、GPTで自動校閲・修正しています。

机の上の紙束を整理し、残す一枚を選ぶ手元
記事の内容をもとに制作したAI生成イメージです。実際の製品画面や検証結果の写真ではありません。

結論から言うと、古い記事の扱いは公開日では決めません。見るのは次の3点です。 1. 事実の誤りや、読者が失敗する記述があるか 2. 今も読まれている、または探されているか 3. 同じ問いに答える自分の別記事があるか この3点の組み合わせで「更新」「加筆」「統合」「非公開」のどれかに決まります。日付が古くても、正しくて読まれている記事は触らなくて構いません。逆に先月の記事でも、誤りがあれば最優先で直します。 Googleは、中身が実質的に変わっていないのに日付だけ新しくしても検索順位の助けにならないと説明しています。サイトを新鮮に見せて順位を上げる目的でコンテンツを大量に足したり消したりしても、効果がないとしています(Google 検索セントラル:有用なコンテンツの作成)。更新作業は、読者にとって正しく役立つ状態に戻すために行います。

この記事の目次
  1. 判断表:誤り・需要・重複から方針を選ぶ
  2. 3つの入力をどう集めるか
  3. AIに任せる範囲と人が確認する範囲
  4. 作業の優先順位
  5. 方針ごとの実作業
  6. 判断が割れたときの確認

判断表:誤り・需要・重複から方針を選ぶ

上から順に当てはめてください。「重複」は、同じ検索意図に答える自サイトの別記事があることです。

  • 1、事実の誤り:あり、需要:あり、重複:なし、方針:更新、主な作業:誤りを一次資料で確認し、本文を書き直す
  • 2、事実の誤り:あり、需要:あり、重複:あり、方針:統合、主な作業:強い方に正しい内容を集約し、弱い方を301リダイレクト
  • 3、事実の誤り:あり、需要:なし、重複:なし、方針:非公開、主な作業:直す価値が低ければ削除。他記事から参照されているなら更新
  • 4、事実の誤り:あり、需要:なし、重複:あり、方針:統合、主な作業:残す価値のある部分だけ移し、旧記事は削除かリダイレクト
  • 5、事実の誤り:なし、需要:あり、重複:なし、方針:加筆(足りない場合)/現状維持、主な作業:検索語に対して欠けている手順・例・比較を足す
  • 6、事実の誤り:なし、需要:あり、重複:あり、方針:統合、主な作業:内容が割れているなら一本化し、見出しを整理
  • 7、事実の誤り:なし、需要:なし、重複:あり、方針:統合または非公開、主な作業:独自の価値がなければ畳む
  • 8、事実の誤り:なし、需要:なし、重複:なし、方針:現状維持、主な作業:日付が古いだけでは動かさない

行5の「足りない場合」は、記事を開いて、狙っている検索語の答えが冒頭にあるか、手順や例が抜けていないかを見て決めます。足りていれば何もしません。

3つの入力をどう集めるか

事実の誤り

料金、上限、画面の名称、手順、規約、法制度のように変わりやすい記述を拾います。「古い気がする」ではなく、記事内の主張を一つずつ公式資料と突き合わせます。確認できなかった主張は、確認できるまで断定を外します。

需要

Search Consoleのパフォーマンスレポートでは、表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位をページ別・クエリ別に見られます(Search Console ヘルプ)。

需要の基準は自分で決めます。たとえば「直近12か月でクリックがほぼゼロ、かつ表示もわずか」を「需要なし」とするといった形です。この数字は編集上の目安で、公式の基準ではありません。検索以外にも、SNS、メール、他記事からの内部リンク、問い合わせの多さが需要になることがあります。

重複

主要なクエリでサイト内検索をするか、Search Consoleでそのクエリに複数のページが出ていないかを見ます。2本が同じ問いに答えていれば重複です。

AIに任せる範囲と人が確認する範囲

AIが得意なのは、記事の中から「古くなりやすい主張」を洗い出す作業と、重複候補の比較です。AIは記事の誤りを確定できません。ブラウジングできない環境では、最新の仕様を知らない可能性もあります。だから確定は人が一次資料で行います。

  • 変わりやすい主張の抽出、AIに任せる:本文から料金・日付・手順・制度の記述を列挙、人が確認する:公式資料で現在の記述を確認
  • 重複の比較、AIに任せる:2本の見出しと結論を並べて差分を出す、人が確認する:どちらを残すか、検索意図が本当に同じか
  • 書き直し案、AIに任せる:確認済みの事実を渡して文案を作る、人が確認する:事実が変わっていないか、独自の経験が消えていないか

依頼文の例(説明用。実際には未実行です)

あなたはブログ編集者です。以下の記事本文を読み、
「時間がたつと誤りになりうる主張」だけを表にしてください。

列: 該当箇所の引用(30字以内) / 主張の種類(料金・上限・手順・画面名・規約・法制度・日付) / 確認に使うべき公式資料の種類
条件:
- 主張が正しいかどうかは判定しない。確認候補として挙げるだけ
- 私が貼っていない事実を足さない
- 個人名・社名・顧客情報は【伏せ字】のまま扱う

【記事本文】
(ここに貼る)

記事に未公開の数値や顧客情報が入っているときは、貼る前に説明用の値へ置き換えます。

続いて、仕分け用の依頼です。

次の1行1記事のCSVを、判断表(誤り・需要・重複)の順で仕分けしてください。
誤り・需要・重複の列は私が入力した値をそのまま使い、推測で埋めないこと。
出力: URL / 方針(更新・加筆・統合・非公開・現状維持) / 理由を一文で

url,誤り,直近12か月クリック,重複先url
/a-1,あり,240,なし
/a-2,なし,3,/a-5
/a-3,あり,0,なし

上の3行は説明用の例で、実際のサイトの数値ではありません。表に当てはめれば、/a-1 は更新、/a-2 は統合か非公開、/a-3 は非公開になるはずです。AIの出力がこれと食い違えば、プロンプトか入力を見直してください。

作業の優先順位

全部を一度に直そうとせず、次の順で進めます。

  1. 誤りがあり、需要もある記事(行1・2):読者が失敗する害が最も大きく、読まれる数も多いため最初に直します。
  2. 誤りがあり、需要がない記事(行3・4):直す必要がなく、非公開や統合は作業が軽いので、早めに片付けます。
  3. 誤りはないが重複している記事(行6・7):統合の作業量は大きめですが、評価と内容が分散するのを防げます。
  4. 足りない部分がある記事(行5):新規記事を書くより少ない手間で価値を増やせます。
  5. 現状維持(行8):何もしません。

迷ったら「誤りの害 × 需要」の大きい順に並べます。月に直せる本数が限られるなら、この順で上から切ります。

方針ごとの実作業

更新・加筆

直したら、直した内容を本文か更新履歴に残します。更新日を変えるのは、実質的な修正をしたときだけにします。Googleも、実質的な変更がないのに日付を変えることは勧めていません(先述のガイド)。

統合

統合の基本は、残す記事に内容を集め、旧URLから残すURLへ恒久リダイレクト(301)を設定することです。Googleはリダイレクトを、移動先を正規とみなす強いシグナルとしています。rel="canonical" は強いシグナル、サイトマップへの掲載は弱いシグナルです。同じページに異なる正規URLを複数指定しないよう注意します(Google:重複URLの統合)。

301は、内容が近いページに向けるのが前提です。無関係なトップページなどへ一括で飛ばすと、読者が探していた答えに届きません(これは編集上の判断です)。

非公開

「非公開」には、いくつかのやり方があります。

  • 削除:Googleは、コンテンツの削除や更新を最も安全な方法としています。他の検索エンジンにも効き、他者のアクセスも防げます。
  • パスワード保護:閲覧できる人を限定したいときに使います。
  • noindex:Google検索の結果から外すだけで、URLを知っている人はアクセスできます。
  • robots.txt:この目的には適さないとされています。

(出典:Google:検索結果からの情報削除)

削除したURLは404または410を返します。Googleはどちらも「コンテンツが存在しない」と扱い、同様に処理します。一方、中身が空のページやエラー表示なのに200を返すと、Search Consoleにsoft 404として報告されることがあります(Google:HTTPステータスコード)。削除するなら、正しいステータスコードを返してください。

判断が割れたときの確認

  • 「誤り」が一部だけなら、記事全体を畳まず、その段落の修正から始めます。
  • 需要がなくても、他の記事から多くリンクされていたり、サービスの説明として必要だったりするなら、行3ではなく更新を選びます。
  • 法律や制度の記事は、管轄(日本か他国か)と施行日を本文に書き、公的機関の資料で確認してから直します。確認できない部分は断定を外します。

出典・参考資料