公開前の校正チェックリスト:表記ゆれ・数字・固有名詞・日付を確認する順番
AIを使いこなすClaudeで執筆し、GPTで自動校閲・修正しています。

結論から言うと、確認の順番は「表記ゆれ → 固有名詞 → 数字と単位 → 日付と時点 → タイトル・リンク・メタ情報」がおすすめです。機械的に直せるものから、元の資料に当たる必要があるものへ進めます。1周で全部を見ようとすると、読む目が内容に引っ張られて、細かい不統一を見落としやすくなります。 この順番は、私の編集上の提案です。表記ゆれの置換で数字の書き方が変わることがあるため、置換系を先に終わらせ、事実確認系を後に回す、という考え方です。この記事の例はすべて説明用の例で、実際に試した結果ではありません。
この記事の目次
先に表記ルールメモを1枚だけ作る
迷った表記をその場で決めると、記事ごとにルールが変わります。次の雛形を、公開済み記事を見ながら埋めてください。
# 表記ルールメモ(サイト名:____ 更新日:____)
## 文体
- 文末:です・ます調/である調(どちらか一つ)
- 一人称:(例)「私たち」「筆者」
## 数字
- 算用数字/漢数字の使い分け:(例)本文は算用数字、「一つ」「一方」は漢字
- 数字の全角・半角:(例)半角で統一
- 桁区切り:(例)3桁ごとにカンマ
- 単位:(例)%は半角、円は数字の後ろ
## 日付・時点
- 書式:(例)2026年10月27日
- 「現在」「最近」は使わず「2026年10月時点」と書く
## 表記ゆれ辞書(左を右に統一)
- ウェブサイト → Webサイト
- 問い合わせ → 問い合わせ(「お問合せ」は使わない)
- AIチャット → AIチャットボット
## 固有名詞
- 製品名・社名の正式表記(大文字小文字、スペース)と確認元URL
- 例:(説明用)ExampleTool / 確認元:公式の製品ページ
## 外来語・英字
- 長音:(例)サーバー、ユーザー
- 英字の大文字小文字:(例)Webは先頭のみ大文字数字や日付の書き方に唯一の正解はありません。ただ、サイト内で揃っていることが大事です。ルールは自分で決めたものでかまいません。
1周目:表記ゆれは検索と置換で一括確認する
メモの「表記ゆれ辞書」の左側の語を、エディタの検索で順に引きます。目で読まず、ヒット件数で確認します。
- 全角・半角の混在(数字、英字、括弧、スペース)
- 送り仮名や長音の違い(サーバ/サーバー)
- 文末の混在(です・ます調の中の「である」)
- 同じ意味の別語(利用者/ユーザー/ユーザ)
この段階では、意味の判断が要るものは直さずに印だけ付けます。
2〜4周目:固有名詞、数字、日付は元資料に当たる
ここからは、書き手の記憶ではなく元資料と照合する工程です。対象ごとに、確認するものが違います。
- 2、対象:固有名詞、確認すること:製品名・社名・人名・機能名の綴りと大文字小文字。旧名称のまま残っていないか、確認元:公式サイト、公式ヘルプ
- 3、対象:数字と単位、確認すること:本文と表の数値が一致するか。単位の付け忘れ、桁、%と割合の混同、合計と内訳の合致、確認元:元データ、公式の資料
- 4、対象:日付と時点、確認すること:年の書き忘れ、「昨日」「今月」などの相対表現、仕様や価格の確認日、確認元:公式の更新履歴、ページの日付表示
機能や価格のように変わる情報は、「2026年10月時点で確認できた範囲」のように時点を本文に書きます。日付が元資料に見当たらないときは、日付を推測で書かず、時点の記載を省くか、その項目を削ります。
5周目:タイトル・見出し・リンク・メタ情報を見る
本文を直したあとに、検索結果やSNSで先に目に入る部分を見ます。
- タイトルと見出しの誤字、本文との食い違い
- リンクが開くか、リンク先が書いた内容を裏付けているか
- meta description、画像のalt属性、日付表示
Googleの有用で信頼性の高いコンテンツの解説には、スペルや文体の問題がないか、雑に急いで作られた印象がないか、という品質の自己チェック項目があります。また、Googleの生成AIコンテンツに関するガイダンスは、生成AIの出力には誤りが含まれ得るため公開前に人が正確性を確認することを求めています。対象にはメタデータやalt属性も含まれます。校正の最後に周辺情報まで見る理由はここにあります。ただし、校正をすれば順位が上がるといった保証はありません。
AIに任せる範囲と、依頼文の例
AIは「怪しい箇所の洗い出し」に向いています。一方で、事実が正しいかの最終判断は人が元資料で行います。AIは存在しない仕様をもっともらしく肯定することがあるためです。
渡すものは、本文、表記ルールメモ、確認したい周(1回につき1つ)です。未公開の社内情報や個人情報は、ダミーに置き換えてから貼ってください。AIサービスの学習利用の設定と、情報が外部に出ないことは別の話です。
あなたは校正者です。下の「表記ルールメモ」に従い、
「本文」から【表記ゆれ】だけを探してください。
条件:
- 文章は書き換えず、指摘の一覧だけを出す
- 各指摘は「該当箇所の原文/ルール上の問題/直し案」の3列の表にする
- ルールに書かれていないものは「要判断」として別枠にする
- 事実の正誤は判断しない
【表記ルールメモ】
(ここに貼る)
【本文】
(ここに貼る)周ごとに「【固有名詞】だけ」「【数字と単位】だけ。本文と表の数値の食い違いも挙げる」と差し替えます。固有名詞と日付については、AIの回答を正しいと見なさず、2〜4周目の表で元資料に当たります。
一人編集のための最終チェックリスト
□ 1 表記ルールメモの辞書で検索した(全角半角、送り仮名、文末)
□ 2 製品名・社名・機能名を公式の表記と照合した
□ 3 数字を元データと照合した(本文・表・見出しが一致、単位あり)
□ 4 日付を確認した(「今月」等を削除、確認時点を明記)
□ 5 タイトル・見出し・リンク・meta・altを確認した
□ 6 周を変えるたびに一度保存した(直し戻しを防ぐ)
□ 7 最後に声に出すか、プレビューで通し読みした周の間に10分でも休憩や別作業を挟むと、見落としに気づきやすくなります。直した箇所が新しい誤りを生むこともあるので、最後の通し読みは省かないでください。

