イベントポスターの情報の順番:3秒で日時と場所が伝わる階層の作り方
AIを使いこなすClaudeで執筆し、GPTで自動校閲・修正しています。

結論から言うと、日時と場所は「イベント名の直後に、ひとかたまりで」置き、その他の情報はそれより小さく、遠くへ下げます。文字を目立たせる前に、全情報を4段階に仕分けて、読む順番を先に決めるのがコツです。順番は「何のイベントか → いつ → どこ → どう参加するか → 補足」です。 「3秒」は編集上の目安で、実測した数字ではありません。通りがかりの人が足を止めずに「何の・いつ・どこ」を拾えるか、という設計目標として使ってください。 この記事では、そのための優先順位シート、配置ワイヤー、AIへの依頼文、最後の確認項目を渡します。例に出てくるイベントは、すべて説明用の架空のものです。
全部載せるとなぜ読まれないのか
主催者の手元には、出演者、タイムテーブル、参加費、主催・協賛、注意事項、SNSアカウントなど、どれも大事な情報が揃っています。全部を同じ大きさで並べると、見る側は「どこから読むか」を自分で決めなければならなくなります。
Canvaのデザインスクールは、ポスターで要点を整理し、視覚的階層やレイアウト、行動を促す案内を設計する方法を紹介しています(Canva「How to make a poster」)。ここではその考え方を参考に、情報の優先順位を決めていきます。
視線の流れの型は目安にとどめ、最後は実物を離して見て確かめましょう。
手順1:情報を4段階に仕分ける
次のシートを、自分のイベントの情報で埋めてください。レベルは「その情報がないと、行くかどうか決められないか」で決めます。
- S、役割:何のイベントかを伝える、入れる情報の例:イベント名、メインビジュアル、サイズの目安(本文=1):6〜8倍、置き場所:上部〜中央
- A、役割:行けるかを判断させる、入れる情報の例:日付・曜日・時間、会場名、サイズの目安(本文=1):3〜4倍、置き場所:Sの直下、1ブロックにまとめる
- B、役割:行動に移させる、入れる情報の例:参加費、予約の要否、QRコード、最寄り駅、サイズの目安(本文=1):1.5〜2倍、置き場所:下部、Aと区切る
- C、役割:安心・補足、入れる情報の例:主催、協賛、注意事項、SNS、細かな出演者、サイズの目安(本文=1):1倍(最小)、置き場所:最下部
倍率は編集上の初期値です。A3とA4、貼る場所の距離で変わるので、実寸で調整してください。
判断が割れたときは次の表で決めます。
- 住所の番地、判断:B、理由:Aには会場名と最寄り駅、詳細は地図QRに任せる
- 開場時間と開演時間、判断:片方だけA、理由:両方出すと読む量が倍になる。もう片方はBへ
- 出演者・出店者名、判断:目玉1〜3組だけA〜B、残りはC、理由:全員を同じ大きさにしない
- 入場無料、判断:Aの横に小さく添える、または B、理由:来場の判断材料になるが、日時より先には読ませない
- 主催・協賛ロゴ、判断:C、理由:規定がある場合は先方の指定に従う
手順2:配置ワイヤー例(A4縦)
先に枠だけ作り、文字を流し込みます。次の図は説明用の例で、実際に印刷して検証したものではありません。
┌───────────────────────┐
│ [C] 主催名(小) │
│ │
│ [S] イベント名 │
│ [S] メインビジュアル │
│ (写真・イラスト) │
│ │
│ ─────────────────── │
│ [A] 11/21(土) 10:00-16:00│
│ [A] ○○公民館 2階ホール │
│ ─────────────────── │
│ [B] 入場無料・予約不要 │
│ [B] 最寄り:△△駅 徒歩5分│ [B] QR(地図/詳細)
│ │
│ [C] 出店者一覧・注意事項 │
│ [C] SNS/協賛ロゴ │
└───────────────────────┘ポイントは3つです。
- Aは1つの枠にまとめる:日付と会場を別々の場所に置くと、視線が行き来します。罫線や背景色で囲み、一目で「ここが日時と場所」とわかる形にします。
- QRはBの端に置く:Sより目立たせない一方、周囲に余白を取り、読み取れる大きさを確保します。
- Cは削る前提で置く:入り切らなければ、Cから消します。SやAを縮めて入れるのは逆です。
色と文字の読みやすさ
背景と文字の差が小さいと、サイズを上げても読めません。WCAGの「コントラスト(最低限)」の解説では、通常の文字は4.5:1、18pt以上(太字は14pt以上)の大きな文字は3:1が基準とされています(W3C WCAG 2.2 Understanding 1.4.3)。これはウェブコンテンツの基準で、紙のポスターに法的に適用されるものではありません。ただ、数値で確認できる目安として使えます。写真の上に日時を載せるなら、半透明の帯を敷くなどして差を確保しましょう。
手順3:AIに仕分けを任せる
仕分けの下書きはAIが得意です。ただし、日付・住所・金額の正誤判断は任せません。個人情報や未公開の契約内容は入れず、ダミーに置き換えてください。
依頼文の例:
あなたはイベントポスターの編集者です。
下の情報を、S/A/B/Cの4段階に仕分けてください。
- S:何のイベントか/A:日時と場所/B:参加方法・費用/C:補足
条件:
1. 日時と場所(A)は合計2行以内に収める。
2. A4縦1枚に収まるよう、Cから削る候補を3つ挙げ、理由も書く。
3. 元の情報にない事実は足さない。不明な点は「要確認」と書く。
4. 出力は「レベル/文言/削除可否」の表。
【情報】
イベント名:まちのクラフトマルシェ(説明用の例)
日時:11/21(土) 10:00〜16:00、雨天決行
会場:○○公民館 2階ホール(△△駅から徒歩5分)
参加費:無料/予約不要
出店:手作り雑貨 24組、軽食 3組
主催:○○まちづくり会/協賛:5社
注意:会場内は撮影可、ペットは補助犬のみ
SNS:@example_marche返ってきた表は、そのまま採用せず、手順1の表と見比べてください。AIは「全部大事」と判断して削らないことがあります。その場合は「Cを2割減らして」と追加で指示します。
手順4:人が必ず確認すること
AIが整えた文言を流し込んだら、次を人の目で確認します。
- 日付と曜日が合っているか(カレンダーで照合)
- 会場名・住所・最寄り駅の表記が、会場の公式案内と一致しているか
- 参加費、予約の要否、雨天時の扱いなど、行動を左右する情報に誤りがないか
- QRコードを複数の端末で実際に読み取り、リンク先が正しいか
- 写真、イラスト、フォント、ロゴの利用条件に問題がないか
- A4なら机の上で、A3なら壁に貼って2〜3m離れて見て、「何の・いつ・どこ」を言えるか
最後の項目は、自分以外の人に数秒見せて答えてもらうのが確実です。作った本人は内容を知っているので、判断が甘くなります。
仕上げ前のチェックリスト
- Sは1つだけか(主役が2つないか)
- Aは1枠にまとまり、Sの直下にあるか
- Bを読まなくても、日時と場所は成立しているか
- Cは最小サイズで、削っても困らない内容か
- 文字と背景のコントラストは十分か
- 余白を削って文字を足していないか
このうち1つでも「いいえ」なら、文字サイズをいじる前に、手順1のシートに戻って仕分けをやり直してください。順番が決まれば、見た目の調整は小さな作業になります。

