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ポッドキャスト1回分の台本をAIと作る:オープニングから締めまでの構成テンプレート

AIを使いこなす

Claudeで執筆し、GPTで自動校閲・修正しています。

マイクの横で、番組の構成を考えながら無地カードを並べる手元
記事の内容をもとに制作したAI生成イメージです。実際の製品画面や検証結果の写真ではありません。

ポッドキャストの台本は、全部を書き切らなくて大丈夫です。おすすめは、オープニングと締めは全文、本編は「話す順番と一言」だけという分け方です。AIには、この骨組みの作成と、全文にする箇所の下書きを任せます。事実、数字、固有名詞、あなた自身の体験談は、人が入れて確認します。 本編まで全文を読み上げ調で書くと、収録時に棒読みになりやすく、話が脱線したときに戻る場所も分かりにくくなります。この記事では、10分回と20分回の構成枠、AIにそのまま貼れる依頼文、公開前のチェック項目を示します。 依頼文と入力例は説明用の例で、実際にAIへ入力して結果を確かめたものではありません。お使いのAIで試し、出力に合わせて調整してください。

この記事の目次
  1. 台本にする部分と、しない部分を決める
  2. 尺別の構成枠
  3. AIに渡す情報(入力例)
  4. 依頼文テンプレート
  5. 人が確認すること
  6. AI音声で読み上げる場合の下ごしらえ
  7. 1回分を作る手順

台本にする部分と、しない部分を決める

最初に、番組のどこを文章で固定し、どこを口頭に任せるかを決めます。次の表を目安にしてください。

  • オープニング、台本化の度合い:全文、AIに任せること:3パターンの下書き、人が決めること:番組名、挨拶の口調
  • 今回のテーマ提示、台本化の度合い:全文(2〜3文)、AIに任せること:聞き手への問いかけ案、人が決めること:今回の結論
  • 本編、台本化の度合い:見出し+要点+一言、AIに任せること:話す順番の整理、つなぎの一言、人が決めること:具体例、体験、数字
  • まとめ、台本化の度合い:3文程度、AIに任せること:要点の言い換え、人が決めること:本当に伝えたい一点
  • 告知・締め、台本化の度合い:全文、AIに任せること:定型文の下書き、人が決めること:告知内容、URL、日付

固定する部分は、毎回ほぼ同じ形で話すところです。逆に本編は、言葉を決めすぎると自然さが落ちます。本編は「何を・どの順で・どの例で」だけを決めておくと、収録しやすくなります。

尺別の構成枠

次の時間配分は、編集上の目安です。公式の基準ではありません。

10分回(話す内容は1テーマ)

  • 0:00–0:40、パート:オープニング、台本の形:全文
  • 0:40–1:30、パート:今回のテーマと聞きどころ、台本の形:全文(2〜3文)
  • 1:30–7:30、パート:本編:ポイント3つ(各約2分)、台本の形:要点+具体例の指示
  • 7:30–9:00、パート:まとめ・ひとこと感想、台本の形:3文+自由
  • 9:00–10:00、パート:告知・次回予告・締め、台本の形:全文

20分回(話す内容は2テーマ+小コーナー)

  • 0:00–1:00、パート:オープニング(近況を入れてもよい)、台本の形:全文
  • 1:00–2:00、パート:今回の流れの予告、台本の形:全文
  • 2:00–8:00、パート:本編A、台本の形:要点3つ+具体例
  • 8:00–14:00、パート:本編B、台本の形:要点3つ+具体例
  • 14:00–17:30、パート:小コーナー(質問への回答、雑談など)、台本の形:話題リストのみ
  • 17:30–19:00、パート:まとめ、台本の形:3〜4文
  • 19:00–20:00、パート:告知・締め、台本の形:全文

全文を書く部分の分量を知りたいときは、話す速さを「1分あたり300字前後」と仮置きして計算します。これは分量を見積もるための仮の数値です。話す速さは人や番組で違うので、実際の録音で自分の数字を測ってください。10分回なら全文部分は約2分半なので、およそ750字です。

AIに渡す情報(入力例)

AIには、番組の設定と、今回の材料を分けて渡します。材料が薄いまま「台本を作って」と頼むと、一般論ばかりの本編になりやすいからです。次は説明用の入力例です。

【番組設定】
番組名:(仮)ひとり作業ラジオ
形式:1人語り、10分
聞き手:在宅で創作活動をしている人
口調:です・ます、親しみやすく、断定しすぎない
NG:専門用語の連発、大げさな煽り

【今回の材料】
テーマ:締め切り前に作業を止めないための小さな習慣
伝えたい結論:作業を「始める条件」を小さくする
話したい体験(自分で話す):朝に最初の5分だけ机に座る
入れたい例:(自分で用意する)
告知:来週は「作業環境の整え方」

実在の他番組の台本や、未公開の仕事の情報、他人の個人情報は貼りません。必要なら、架空の名前や数字に置き換えてください。AIサービスの設定にある学習利用のオン・オフは、情報が漏れないという保証とは別の話です。貼らないことが、いちばん確実な対策です。

依頼文テンプレート

1. 骨組みを作る

上の【番組設定】と【今回の材料】をもとに、10分回の構成案を作ってください。
- 時間配分つきの表にする(オープニング、テーマ提示、本編3点、まとめ、締め)
- 本編は「要点/聞き手に伝えたいこと/ここで私が話す体験や具体例(空欄)」の3列にする
- 材料にない事実や数字は追加せず、必要な箇所は【要確認】と書く

「材料にない事実を足さない」という指定で、もっともらしい数字や出典が紛れ込む可能性を下げられます。完全には防げないため、出力は必ず読み直してください。

2. 全文にする部分だけ下書きする

次のパートだけ、読み上げ用の台本にしてください。
対象:オープニング(40秒)、テーマ提示(2〜3文)、告知と締め(60秒)
条件:
- 1文を短く、漢語を減らし、声に出して息が続く長さにする
- 「〜することができます」より「〜できます」のような話し言葉にする
- 3案出し、それぞれ印象の違いを一言で説明する
- 告知の日付、URLは入れず【ここに入力】とする

3. 話し言葉に直す

以下の本編メモを、話しながら使える進行メモにしてください。
全文は書かず、各ポイントに「最初の一言」と「次へつなぐ一言」だけ付けてください。
[メモを貼る]

本編を全文にしない意図が、この3番目の依頼にあります。つなぎの言葉だけがあれば、中身は自分の言葉で話せます。

人が確認すること

公開前に、次の点を確認します。AIの出力を文面だけで判断せず、一次資料や自分の記録と照らします。

  • 事実と数字:日付、価格、統計、固有名詞は出典を確認する。【要確認】の箇所を残さない
  • 体験談:自分が経験していないことが、体験のように書かれていないか
  • 音読チェック:一度声に出して読み、つかえる箇所を直す。同音異義語や数字の読み方も見る
  • 他人の作品との近さ:既存の番組や記事の言い回しに似ていないか。AIと著作権について、文化庁は2024年3月に「AIと著作権に関する考え方について」を公表しています。生成AIと著作権の関係に関する考え方を整理した資料です。詳しくは文化庁の「AIと著作権について」から確認できます。個別の判断が必要な場合は専門家に相談してください
  • BGMや効果音、他人の声:台本とは別に、利用条件を確認する

AI音声で読み上げる場合の下ごしらえ

台本を人の声ではなくAI音声で読ませる場合も、考え方は同じです。ElevenLabsのStudioでポッドキャストを作る解説記事(2025年3月31日公開、2026年10月5日更新と表示)では、台本を入力し、話者ごとに声を割り当てて音声化し、書き出す流れが紹介されています。ここでは、全文を用意した台本が前提になります。

その場合は、先の依頼文2と3を使って、次の点を整えておくと作業が進みます。

  • 話者ごとに行を分け、「A:」「B:」のように表記をそろえる
  • 数字、英字、略語は、読ませたい形(ひらがななど)に直す
  • 本編の要点だけのメモは全文に展開してから渡す

使えるプラン、商用利用の条件、声の扱いは変わることがあります。利用前にサービスの最新の規約とプラン説明を確認してください。

1回分を作る手順

  1. 尺(10分か20分)を決め、上の構成枠から選ぶ
  2. 番組設定と今回の材料を、入力例の形で用意する
  3. 依頼文1で骨組みを作り、本編の空欄を自分の体験で埋める
  4. 依頼文2で、オープニング、テーマ提示、締めを下書きする
  5. 依頼文3で、本編を進行メモにする
  6. 声に出して通し、時間を測る。長ければ本編の例を削る
  7. 事実、数字、告知の日付を確認して、収録する

最初の1回で完璧を目指す必要はありません。収録後に、どこで言葉に詰まったかを構成枠にメモしておくと、次回の台本が短く済みます。

出典・参考資料