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新しいポッドキャストの企画をAIで絞る:テーマ・聞き手・尺・回数を決める

AIを使いこなす

Claudeで執筆し、GPTで自動校閲・修正しています。

録音道具のそばで、初回3回分の企画を表す無地のカードを並べる手元。
記事の内容をもとに制作したAI生成イメージです。実際の製品画面や検証結果の写真ではありません。

AIは、テーマの案を大量に出す作業には向いています。ただ、案が多いほど決めにくくなります。決め手は「面白そうか」より「自分がこの条件で続けられるか」です。 手順は次の4段階です。 1. 自分の制約(使える時間、話せる題材、機材)をAIに渡す 2. テーマ案を15個ほど出させる 3. 評価項目で3案まで落とす 4. 残した1案を「初回3回分の企画カード」にして、本当に作れるか確かめる テーマ・聞き手・尺・回数は別々に決めず、評価表で一緒に確かめます。この記事の依頼文と表は、そのままコピーして使えます。例はすべて説明用で、実際にAIへ入力して得た結果ではありません。

この記事の目次
  1. 1. まず自分の制約を書き出す
  2. 2. テーマ案を出させる依頼文
  3. 3. 評価項目で3案まで絞る
  4. 4. 尺と回数を決める
  5. 5. 初回3回分の企画カードを作る
  6. 6. AIに渡さないもの、確認するもの
  7. 次にやること

1. まず自分の制約を書き出す

AIに「面白い番組を考えて」と頼むと、一般的な案しか返ってきません。先に、次の5項目を自分の言葉で書きます。

  • 1本の制作に使える時間(収録と編集を合わせて)
  • 公開できる頻度の上限(週1は無理でも隔週ならいける、など)
  • 話せる題材、毎回ネタに困らない題材
  • 一人か二人以上か、ゲストを呼べるか
  • 機材と編集の経験(スマホ録音のみ、など)

説明用の例では、次のように書きます。「制作に使えるのは週末の3時間まで。隔週なら続けられそう。一人で話す。編集は不慣れなので、つなぎ程度にしたい」。

2. テーマ案を出させる依頼文

次の依頼文の【 】だけ書き換えて使います。

あなたはポッドキャストの企画編集者です。
以下の条件で、新しい番組のテーマ案を15個出してください。

【制作条件】
- 1本に使える制作時間:【収録と編集で3時間まで】
- 公開頻度:【隔週】
- 出演:【一人】
- 編集スキル:【つなぎ程度】
- 私が話せる題材:【散歩、街歩き、地図、季節の変化】

【出力形式】
表で、次の列を出してください。
番組の仮題 / 想定する聞き手 / 1回の長さ / 毎回の題材の探し方 / 20回目でネタ切れしそうな理由

【制約】
- 聞き手は「誰でも」ではなく、生活場面が思い浮かぶ人にしてください。
- 取材や許可が必要な案には、その旨を書いてください。
- 既存の有名番組に似た案は、似ている点を明記してください。

「20回目でネタ切れしそうな理由」の列を入れるのがコツです。AIにこの弱点を先に書かせると、後の絞り込みが楽になります。

3. 評価項目で3案まで絞る

出てきた案を、次の10項目で0〜2点(0=難しい、1=工夫すれば可、2=問題なし)で採点します。点数の基準は編集上の目安です。

  • 聞き手の具体性、確認する質問:その人が、いつ・どこで聞くか言えるか
  • 題材の補充、確認する質問:次の10回分の題材を、いま挙げられるか
  • 制作時間、確認する質問:最も忙しい週でも3時間に収まるか
  • 一人で完結、確認する質問:ゲストや取材なしでも1本作れるか
  • 尺の妥当性、確認する質問:聞き手の生活場面に合う長さか
  • 回数の見通し、確認する質問:最初に決めた回数(例:全6回)で一区切りつけられるか
  • 回ごとの違い、確認する質問:3回続けて聞いて、似た内容にならないか
  • 自分の熱量、確認する質問:同じテーマを半年話しても飽きないか
  • 素材の権利、確認する質問:引用や音源、第三者の話を使うなら、許可や扱いを整理できるか
  • 公開の安全性、確認する質問:個人や機密の情報を出さずに作れるか

合計20点のうち14点以上を残す、という基準が目安になります。ただし、「制作時間」と「題材の補充」のどちらかが0点なら、合計が高くても外してください。この2つが続かない理由の大半を占めるからです。

採点もAIに手伝わせられますが、制作時間や熱量は本人にしか分かりません。AIには「根拠の整理」だけを頼み、点数は自分で付けるのが安全です。

次の3案について、上の評価10項目を各案ごとに確認してください。
点数は付けず、「0点になりうる点」と「それを避けるための変更案」だけを
箇条書きで出してください。
【3案をここに貼る】

4. 尺と回数を決める

尺と回数は、聞き手の生活場面から逆算します。

  • 尺:通勤・家事・散歩の間に聞くなら10〜20分、じっくり聞く番組なら30分以上、というように、聞く場面に合わせます。短くするほど編集の手間も減るので、迷ったら短い方を選びます。
  • 回数:最初から「ずっと続ける」と決めず、全6回で一区切りのように期限を決める方法があります。終わった時点で続けるか判断できるため、負担を抑えられます。6回という数は編集上の提案で、決まりはありません。
  • 頻度:「最も忙しい月でも守れる頻度」を選びます。

AIには次のように確認します。

聞き手は【在宅勤務の昼休みに歩く人】です。
尺10分・隔週・全6回のシーズン構成で、回ごとの役割
(導入回/中盤/区切り回)を分けた案を出してください。
無理が出そうな点も指摘してください。

5. 初回3回分の企画カードを作る

残した1案は、3回分のカードにして試作できるかを確かめます。次は説明用の例です。

番組仮題:昼休み10分の寄り道地図(仮)聞き手:在宅勤務で、昼休みに外を歩く人形式:一人トーク/約10分/隔週/全6回

  • 題名、第1回:地図で見る「家から15分圏」、第2回:川沿いと坂道、どちらを歩くか、第3回:季節で変わる同じ道の見え方
  • 聞き手が得るもの、第1回:自分の周辺を見直す視点、第2回:ルートの選び方の基準、第3回:同じ場所を歩く楽しみ
  • 構成、第1回:導入1分/本題6分/今日の宿題2分/予告1分、第2回:同左、第3回:同左
  • 素材、第1回:自分で撮った地図メモ、第2回:自分の散歩記録、第3回:自分で撮った写真の記憶
  • 制作時間の見込み、第1回:収録1時間+編集1.5時間、第2回:同左、第3回:同左
  • ネタ元の確認、第1回:周辺の地図、第2回:前回の宿題への反応、第3回:季節の変化

カードを作ったら、次の3点を確認します。

  • 3回目まで、構成を変えずに作れるか
  • 第4〜6回の題名案を、いま5分で3つ挙げられるか
  • 実際に第1回を録ってみて、見込みの時間に収まったか

最後の確認だけは、AIにはできません。試作で見込みを大きく超えたら、尺を短くするか頻度を下げます。

6. AIに渡さないもの、確認するもの

企画段階でも、AIへの入力には注意が必要です。個人情報保護委員会は2023年6月2日に、生成AIサービス利用についての注意喚起を出しています。入力した個人情報が学習に利用され、出力されるリスクを踏まえて入力を判断すること、利用規約やプライバシーポリシー等を確認することが示されています。ゲストや友人の本名、未公開の取引先情報、社内資料は貼らず、「友人A」「会社B」のように置き換えます。入力した内容が学習に使われるかどうかと、運営側が秘密を守る義務を負うかどうかは別の話なので、設定と規約は両方確認してください。

もう一点、AIが出した番組名や台本が既存作品に似る可能性があります。文化庁の「AIと著作権」のページでは、生成・利用段階の侵害判断で「類似性」と「依拠性」が論点になると整理されています(2024年3月の「考え方」)。個別の適法判断はここでは扱えませんが、番組名は配信アプリや検索で同名・類似名を探し、台本は自分の言葉で書き直しておくと、確認しやすくなります。

次にやること

評価表の10項目を印刷するかメモに写し、手元の3案を採点してください。そのうえで、一番高い案の第1回を10分で録音します。録音して初めて、尺と制作時間の見込みが現実と合っているか分かります。

出典・参考資料