新年に一曲録音する:雨音のピアノの年初め
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1月1日の朝、まだ家の中が静かな時間に「雨音のピアノ」を開く場面を考えてみます。画面には鍵盤が並び、雨音が小さく流れています。録音ボタンを押せるのは30秒、記録できるのは128音までです。年の始まりに何を残すか、この短い枠で決めることになります。 この記事の問いは、30秒でどんな一曲なら、新年の記念として聴き返す価値が出るかです。長い曲は作れません。そのぶん、何を入れて何を捨てるかがはっきりします。もう一つ注意が必要なのは、この作品の録音が画面を開いている間だけ残る点です。閉じれば消えます。「残す30秒」を本当に残すには、弾く前に残し方を決めておく必要があります。
30秒と128音の計算
上限が二つあるので、先にどちらへ当たるかを見ておきます。128音を30秒で割ると、1秒あたり約4.3音です。演奏がこれより速ければ128音が先に尽き、遅ければ30秒が先に尽きます。
- 2音、30秒で弾く音数:60音、先に尽きる上限:30秒
- 4音、30秒で弾く音数:120音、先に尽きる上限:30秒(ぎりぎり)
- 5音、30秒で弾く音数:128音で打ち止め(約25.6秒)、先に尽きる上限:128音
和音を弾くと、1回の押下で複数の音を使うかもしれません。「音」を1打鍵と数えるか、鳴った音の数と数えるかは、作品を開いて確かめてください。和音を多用する予定なら、確かめてから構成を決めるのが安全です。
年初めの録音には、ゆったりした演奏が向いています。1秒に1〜2音なら30秒で30〜60音になり、上限には余裕があります。速弾きで詰め込むより、間を残したほうが雨音とも混ざりやすいはずです。
12のキーで一年を弾く案
キーボード操作は A W S E D F T G Y H U J の12キーです。白鍵と黒鍵が交互に並ぶ1オクターブ分と考えられます。どのキーがどの高さかは、作品を開いて押して確かめてください。
12という数は、1年の12か月と同じです。そこで次のような作り方ができます。
- 12キーを低い音から順に1月〜12月へ割り当てます。
- 去年を振り返って、印象に残った月のキーを、残った順に1つずつ弾きます。
- 最後に、新年の1月に当たるキーを、少し間を置いて弾きます。
これなら音数は十数音で、30秒には余ります。余った時間は、音を鳴らさない部分として使えます。雨音だけが流れる数秒は、区切りとして働きます。
別の型も考えられます。
- 願い型:今年やりたいことを3〜4つ思い浮かべ、1つにつき1フレーズ(2〜3音)を割り当てます。
- 余白型:音数を意図的に10音以内に絞り、雨音と余韻を主役にします。
どの型でも、割り当てを先に紙に書いておくのがコツです。録音は一度きりのつもりで臨むと、迷いが演奏に出ます。何度でも録り直せるかどうかも作品で確かめ、録り直せるなら気軽に重ねてください。
音色・タッチ・余韻を決める基準
録音の前に、設定を三つ決めます。好みの問題ですが、判断の手がかりは作れます。
- 音色:フェルトとガラスの2種類です。まず両方で同じ3音を弾き、静かな朝に聴きたいほうを選びます。
- タッチ:3段階あります。最弱、中間、最強で同じ音を弾き比べます。新年の静けさを残したいなら、弱めから中間あたりが落ち着くかもしれません。ただし最終判断は耳で行ってください。
- 余韻:切り替えができます。音を詰めない演奏なら、余韻ありのほうが雨音に溶けやすい可能性があります。音数が多く速い演奏なら、余韻なしのほうが音がにごりません。
雨音つきの自由演奏で録音できるか、録音に雨音が含まれるかは、確認済みの範囲では言えません。この部分は作品を開いて、録音を再生して確かめてください。
画面を閉じる前に、残す手段を決める
この作品の録音は、画面を開いている間だけ残ります。ページを閉じる、再読み込みをするなどで消えると考えて動くのが安全です。ログインしていてもクラウドセーブの対象かどうかは確認できていないので、残す手段を別に用意してください。
考えられる方法は三つです。
- キー列を書き留める:弾いた順にキー名(たとえば A S D G H)をメモします。音色・タッチ・余韻の設定も一緒に書きます。次に同じ設定で弾けば、ほぼ同じ曲を再現できます。タイミングまでは残らないので、「早い・遅い」といった注記を添えます。
- 端末の機能で収録する:画面録画や音声の収録など、お使いの端末にある機能を使う方法です。操作や音の取り込み方は端末ごとに違うので、お使いの環境の案内で確認してください。
- 記憶ゲームに頼る:同じ作品の「フレーズの記憶ゲーム」は、3音から8音へ育つ形式です。8音のフレーズなら、メモなしでも覚えやすい長さです。お手本の速さも選べます。年の始まりの「8音」を、毎年の挨拶代わりにする使い方もできます。
保存が残る作品を選ぶなら、「WAVE / WAVE」には保存があります。16ステップにパターンを並べる作品なので、雨音のピアノの録音をそのまま移すことはできません。ただし、年初めに弾いた音の並びを手で打ち直して残す、といった使い方は考えられます。「余白の庭」も保存があるので、新年の庭を残す選択肢になります。
再生して確かめる手順
実際の流れを、順番にまとめます。所要時間は、準備を含めて10分前後を見込んでおけば足ります。
- 準備(2分):紙かメモ欄に、使うキー、型(12か月型・願い型・余白型)、音色、タッチ、余韻を書きます。
- 練習(2〜3分):録音せずに通しで弾き、30秒に収まるかを数えます。
- 録音(30秒以内):録音を開始し、練習どおりに弾きます。最後の数秒は何も弾かず、雨音だけを残します。
- 再生(1回以上):その場で再生します。聴きながら次の三点を確かめます。
- 音の順序は意図どおりか。
- 終わりまで30秒に収まっているか。
- 余韻と雨音のバランスはどうか。
- 判断:再生結果に応じて次のように動きます。
- 音が詰まって聴こえる、次の一手:音数を減らす、余韻をなしにする
- 間が空きすぎる、次の一手:一つ一つの音の間隔を短くする
- 音が刺さる、次の一手:タッチを弱める、音色を替える
- 雨音が主役すぎる、次の一手:音数を少し増やすか、タッチを強める
誤りやすい点は二つあります。一つは、録音を終えた直後に画面を閉じてしまうことです。残す手段を使う前に閉じると、何も残りません。もう一つは、録り直しを重ねるうちに、最初の演奏のほうが良かったと気づくことです。気に入った回は、すぐにキー列をメモしておいてください。
次の行動
雨音のピアノを開き、まず12キーを順に押して、その並びを紙に書き写してください。次に、去年の出来事から3つを選んでキーを割り当て、30秒以内の一曲を弾きます。再生で気に入ったら、画面を閉じる前に、キー列と設定をメモしておいてください。
