オセロでCPUに勝てないときの練習法
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CPUに何度負けても「次はどこを直せばいいか」がわからないまま同じ失敗を繰り返す、というのがオセロ上達の最大の壁です。技術書を読んでも実戦でどこに当てはめるかが分からず、ただ時間だけが過ぎてしまうことも多いです。 この記事では「CPUに勝てない」状態から抜け出すために、何を・どの順で練習するかを具体的に示します。強くなるための知識の列挙ではなく、「今日から実際に試せる手順」に絞って説明します。
まず負け方を分類する
練習を始める前に、自分がどこで負けているかを一度だけ振り返ってください。オセロでCPUに負けるパターンは大きく三つあります。
序盤で隅を取られて手数が足りなくなる。これは隅の周辺マス(X打ち・C打ち)の扱いを知らないか、つい打ってしまうケースです。
中盤で選択肢が急に減る。自分の石の周囲に打てる場所がなくなり、相手に連続して打たれます。これは「少なく打つ」という中盤の感覚が身についていないサインです。
終盤は互角に見えたのに逆転される。石数の計算ができておらず、残りのマスを相手に全部埋められる形を作ってしまっています。
自分がどのパターンで負けているかを確認してから、次のセクションに進んでください。当てはまるパターンへ直接飛んでも構いません。
序盤:隅の周辺マスを打たない練習
隅(四隅のマス)を取ったプレイヤーは、そこを起点に大量に石をひっくり返せます。そのため隅は相手に渡さないことが最優先になります。
問題は「隅そのもの」ではなく「隅を渡す一手前のマス」です。具体的には隅の斜め隣(X打ち)と隅の縦横隣(C打ち)です。これらに先に打ってしまうと相手がすぐ隅を取れる状態になります。
練習方法:一局を振り返り、X・Cマスに打った手だけを書き出す
対局後、自分がX打ちとC打ちを何回したかを数えます。CPUが強くてどこに打てばいいか分からなかった場面こそ、「どこに打っても悪いが、X・Cだけは絶対に避ける」という消去法が有効です。打つ候補からX・Cを除外するだけで序盤の失着は大幅に減ります。
最初のうちは「X・Cを打たなければ合格」という基準だけで練習を繰り返してください。それ以外の序盤の定石は後回しにして構いません。
中盤:少ない手数で打つ感覚を身につける
中盤の基本原則は「相手にたくさん打たせて、自分は少なく打つ」です。これを「少なく取る」戦略と呼びます。石をたくさん取り返したくなる気持ちは自然ですが、中盤の石数は終盤にすべてひっくり返る可能性があるため、あまり意味がありません。
なぜ少なく打つのか:石が少ないほど、自分の石の周囲に打てるマスが多く残り、選択肢が広がります。逆に石が多いと相手から攻撃されるマスが増え、ひっくり返される石も増えます。
練習方法:候補手の中で「最も少ししかひっくり返さない手」を選ぶ練習をする
1手打つたびに「今ひっくり返した枚数」を声に出して確認してください(ブラウザゲームなら頭の中だけでも可)。毎回できるだけ少ない枚数の手を選び続け、それが有効かどうかを結果で確認します。全局面に当てはまる原則ではありませんが、「判断に迷ったら少なく取る」を基準にすると中盤の失着は減ります。
ただし、隅を取れる手がある場合はこの原則より隅優先です。また相手に大量にひっくり返せる手を渡しそうな場合も例外になります。「迷ったとき」の判断基準として活用してください。
終盤:奇数理論の感覚を覚える
残りのマスが20〜30枚を切ったあたりから終盤です。終盤に「逆転されてしまう」最大の原因は、偶数のマスのかたまりを相手に取らせてしまうことにあります。これは「偶数理論」と呼ばれる考え方に関係しています。
少し大まかに説明します。オセロの盤面には、連続していてどちらかがまとめて打てる空きマスのかたまりがあります。2マスのかたまり(偶数)は後手が最後の1手を打てる形になりやすく、先に手番を持つ側が不利になります。3マスのかたまり(奇数)は先に打ち込んだ側が最後の1手を打てる形になりやすいです。
練習方法:終盤に入ったら空きマスのかたまりを数える
残り20マス以下になったら、繋がっている空きマスが何マスの「島」になっているかを数えてみてください。奇数の島を自分が持ち込める形にすると終盤の主導権を握りやすくなります。最初は「なんとなく奇数の空きへ打ってみる」程度でも、意識するだけで終盤の感覚が変わります。
細かい計算は慣れてから取り組む方が続きます。まずは「空き島が偶数か奇数か」を気にするクセだけつけてください。
練習のサイクルを決める
知識を得ただけでは上達しません。次の手順で繰り返すと短い時間でも効果が出やすいです。
- 1局打つ(CPUのレベルは今の自分が7〜8割程度の確率で負けるくらい)
- 負けたパターンを上記の三つで分類する
- その一点だけ次の対局で意識して打つ
- 3局続けて同じパターンが出なくなったら、次の課題に移る
一度に全部直そうとすると何も身につきません。一局ごとに「今日の課題はX・Cを打たないことだけ」と絞るのがコツです。
CPUの難易度設定は上げすぎないことも大切です。難しすぎる相手との対局では何が悪かったかの判断が難しく、練習の質が下がります。自分が「なぜ負けたか」を説明できるレベルのCPUから始めてください。
次の行動
アソバースの公式作品「潮目のオセロ」でCPU対戦を試しながら、上記の三つのパターンのどれで負けているかを一局ごとに確認してみてください。まず「X・Cマスに打たない」だけを意識して3局続け、それが安定したら次の課題に進むと、確実に手ごたえが変わります。


