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SDK連携の作品はどこが違うか:共通アカウントで続きが残る作品を見分ける手順

遊びを見つける

執筆にClaudeを使用しています。

小さなゲームの展示箱を、透明な仕切りと鍵で分けた模型。
記事のテーマをもとに制作したAI生成イメージ。実際のゲーム画面ではありません。

昨日の続きから遊べる作品と、開くたびに最初からになる作品があります。前者を見つけたいとき、作品ページのどこを見れば「この作品は進行を残してくれる」と分かるのでしょうか。この記事は、その見分け方を自分で確かめる手順として整理します。 先に、題名の「ログインなしで続きが残る」という言い方を整理しておきます。アソバースで確認できているのは、ログイン中にクラウドセーブが使えること、そしてゲストの履歴や進行は端末内に保存されることです。ログインなしでも残る場合は、残る場所が端末の中です。共通アカウントで保存される場合とは仕組みが違います。「ログインなし」と「続きが残る」を一つにまとめず、どこに残るのかを分けて考えるのが出発点です。 以下では、SDK(作品とプラットフォームをつなぐ部品)が何を可能にするのかを確認済みの範囲で押さえます。そのうえで、読者が自分で行える四つの条件の比較実験を組みます。結果は書きません。皆さんが手元で確かめる設計書として読んでください。

この記事の目次
  1. 「残る」には三つの場所がある
  2. SDK連携で変わること
  3. 見分ける手順:作品を開く前に、開いたあとに
  4. ゲストとログインは混ざらない
  5. 起こりやすい誤り
  6. 次の行動

「残る」には三つの場所がある

「続きが残る」を調べるときは、残る場所を三つに分けると混乱しません。

  • 画面を開いている間だけ、どこに残るか:作品の画面の中、残る期間:タブを閉じるまで、アカウント:関係なし
  • 端末内の保存、どこに残るか:使っている端末、残る期間:端末内にある間、アカウント:ゲストでも成立
  • アカウントのクラウドセーブ、どこに残るか:アソバース側、残る期間:退会まで、アカウント:ログインが必要

公式作品13本の案内で言うと、余白の庭・WAVE / WAVE・かたちのあいだの3作品には保存があり、他の10作品の記録や録音は画面を開いている間だけです。この区別は作品ごとに違います。ゲームの種類だけでは判断できません。

もう一つ、混同しやすいものがあります。アソバースには作品ごとのプレイ履歴や「あとで遊ぶ」「好きな作品」があります。これらはプラットフォーム側の機能で、ゲームの中の進行(ステージ、配置、スコア)を保存するものではありません。履歴に作品が並んでいても、ゲーム内の続きが残るとは限りません。

SDK連携で変わること

アップロードした作品には、SDKが自動で追加されます。URLで投稿した作品は、作者がSDKを読み込んだ場合に使えるようになります。SDKが使えると、作品ごとに専用のプレイヤーIDと、作品ごとにJSONで128KiBまでのクラウドセーブが利用できます。

読み取れるのは次の三点です。

  • 保存の単位は作品ごとです。 作品Aの進行と作品Bの進行は別々に保存されます。
  • 保存できる量には上限があります。 128KiBは、ステージ番号や配置の座標のような文字情報なら足ります。大きな画像や音声データを丸ごと入れる用途には向きません。
  • 個人情報は作品に渡されません。 FirebaseのUID、認証トークン、メールアドレスはゲームに渡さない決まりです。作品が受け取るのは作品専用のプレイヤーIDで、遊ぶ側は、保存のためにメールアドレスを作品に預けるわけではありません。

ここで注意したい点があります。アップロード作品にSDKが追加されることと、その作品が実際に進行を保存する作りになっていることは、別の話です。SDKが入っていても、作者が保存の処理を書いていなければ、続きは残らないと考えるのが安全です。「SDK連携」という言葉だけで、保存があると決めつけないでください。

作品内でlocalStorageやsessionStorage(ブラウザの保存領域)を使っている場合も同じです。アップロード作品では、これらは一時メモリーの互換処理として扱われます。ブラウザに永続保存されるものとして当てにはできません。

見分ける手順:作品を開く前に、開いたあとに

見分け方は二段階です。

開く前に読むもの

作品ページの紹介文と遊び方に、保存や続きについての記述があるかを確かめます。投稿画面には、公開済みのURLやアップロードから紹介文の下書きを作る機能があります。ただ、下書きに保存の記述が入るかどうかは確認済みではありません。作者が書いた文章にある場合だけ、手がかりとして使ってください。

記述がない場合は「保存なし」と決めずに、「実際に試して判断する」へ進みます。

開いたあとに行う比較実験

問いは次のとおりです。この作品は、ログイン状態の進行を、画面を閉じても、別のブラウザでも引き継ぐか。

準備するものは、アカウント(GoogleまたはメールアドレスでOKです)、普段使うブラウザ、もう一つ別のブラウザ(別端末ならなお良い)、メモ用の紙かテキストです。

最初に、作品の中で目に見える状態を一つ決めます。ステージ番号、置いたものの数、記録の数値など、画面で数えられるものが向いています。複数の状態を同時に追うと、どれが残ったのか分からなくなります。

四つの条件を、この順番で一回ずつ行います。

  1. 条件A(ゲスト・再読み込み): ログインしない状態で進行を作り、ページを再読み込みします。目印が残っているか記録します。
  2. 条件B(ゲスト・閉じて開き直す): 同じゲスト状態でタブを閉じ、少し置いてから作品を開き直します。残っているか記録します。
  3. 条件C(ログイン・閉じて開き直す): ログインして、決めた目印を作ります。タブを閉じ、開き直して確認します。
  4. 条件D(ログイン・別ブラウザ): もう一つのブラウザで同じアカウントにログインし、同じ作品を開きます。目印が現れるか記録します。

記録するのは、条件ごとに「目印の値」と「残った・残らなかった」の二つです。単位は条件ごとに一行です。各条件は、念のため二回ずつ行うと、偶然の見落としを減らせます。

結果の読み方

  • 消える、B:消える、C:消える、D:消える、読み取れること:画面を開いている間だけの作品である可能性が高いです
  • 残る、B:残る、C:残る、D:現れない、読み取れること:端末内の保存が中心と考えられます
  • 消える、B:消える、C:残る、D:現れる、読み取れること:アカウントのクラウドセーブを使っている可能性が高いです
  • 残る、B:残る、C:残る、D:現れる、読み取れること:端末内とクラウドの両方、または判断が混ざった状態です。追加の確認が必要です

AとBは、ゲストの進行が端末内に残るかを見る条件です。CとDは、アカウントにひもづくかを見る条件です。Dが決め手になります。同じアカウントなら別のブラウザでも続きが現れるという事実が、「共通アカウントで保存される」ことの最も直接的な証拠になります。

ただし、表の読み取りは目安です。作品の保存の作りまで確定させるものではありません。「作者に確認する」「作品ページの説明を読み直す」といった次の手段は残しておいてください。

ゲストとログインは混ざらない

この実験で戸惑いやすいのが、ゲストで進めた分の扱いです。ゲストの履歴と進行は端末内に保存され、ログイン後のアカウントへ自動では混ざりません。

次の場面を仮定として考えてみます。ある人が、ログインせずにある作品を何日か遊んで、かなり進めたとします。その後、アカウントを作ってログインして同じ作品を開くと、進行がなくなったように見えるかもしれません。これは消えたのではなく、ゲストの保存とアカウントの保存が別の場所にあるためと考えられます。ログアウトすればゲストの保存がまた見える、という形です。

したがって、続きを複数の端末で遊びたい作品では、本格的に進める前にログインしておくのが無難です。すでにゲストで進めてしまった場合は、条件Dの手順でどちらの状態が残っているかを先に確かめてから、遊び続ける側を決めてください。

起こりやすい誤り

実験が崩れやすいのは、次のような場面です。

  • 目印が二つ以上ある。 どの状態が保存対象なのか分からなくなります。一つに絞ってください。
  • 作品を更新直後に確認する。 作者が作品を更新していると、仕様が変わっていて前回の保存が使えない場合があります。同じ日のうちに四条件を終えると、この影響を避けられます。
  • 別端末で同時に進めてしまう。 未同期の端末セーブは、クラウドの古いデータより優先して再送されます。二つの端末で別々に進行を作ると、どちらかの進行が想定と違う形で残る可能性があります。条件Dは「確認するだけ」にとどめ、新しい進行は作らないでください。
  • プレイ履歴を保存の証拠にする。 履歴はプラットフォームの機能です。ゲーム内の進行とは別物です。
  • 「あとで遊ぶ」や「好きな作品」と混同する。 いずれも作品の一覧を整える機能で、ゲームの続きを保存するわけではありません。
  • ゲストとログインの両方で別々に進行を作る。 保存が二系統になり、どちらを見ているのか分からなくなります。

次の行動

気になる作品を一つ選び、決めた目印を一つ書き出してから、条件AからDまでを順に行ってみてください。結果は、目印の値と残った・残らなかったの二つだけを記録すれば十分です。保存の細かい仕様や、保存が使えるかどうかの案内は、作品を開いて確かめるか、現在の案内で確認してください。