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プレイ回数順とレビュー平均順:ランキングの顔はどう変わるか

遊びを見つける

執筆にClaudeを使用しています。

失敗の原因となった橋を直し、短い通路から再挑戦できる玉転がしの写真風イメージ。
記事のテーマをもとに制作したAI生成イラスト。

ランキングの画面を開き、並べ方を「プレイ回数」にしたときの1位から5位までをメモに書き写す場面を考えてみます。次に並べ方を「レビュー平均」に切り替え、同じように5位までを書き写します。この二つのメモを横に置いたとき、同じ作品名がどれだけ並ぶかが、この記事で確かめる問いです。 アソバースのランキングは、プレイ回数・いいね数・レビュー平均の3つの軸を切り替えて見られます。ジャンルでの絞り込みもできます。軸が変われば順位が変わるのは当然ですが、「どの作品が、どのくらい動くのか」「動いた理由は人気の差なのか、集計の仕組みの差なのか」は、並べて見ないと分かりません。 結果は、この記事には書きません。ランキングは日々動くため、記事に載せた順位はすぐ古くなります。代わりに、同じ条件で二つの順位表を作り、差を読み取るまでの設計を示します。手元にはメモ帳か表計算ソフトがあれば足ります。

この記事の目次
  1. 二つの軸は、そもそも別のものを数えています
  2. 並べる前に揃える条件
  3. 記録の手順
  4. 結果をどう読むか
  5. 起こりやすい誤り
  6. 立場別の使い方
  7. 次の行動

二つの軸は、そもそも別のものを数えています

並べる前に、それぞれの数字が何を表すかを確認します。ここを取り違えると、結果の読み方がずれます。

  • 数えているもの、プレイ回数順:作品が起動された実測回数、レビュー平均順:1〜5点のレビューの平均
  • 人数か、プレイ回数順:人数ではない、レビュー平均順:レビューを書いたアカウントの平均
  • 重複の扱い、プレイ回数順:同じ端末・同じ作品の30分以内の再起動は除く、レビュー平均順:1アカウント1作品1件
  • 掲載の条件、プレイ回数順:公開されていれば対象、レビュー平均順:レビューが3件以上の作品から掲載
  • 自作の扱い、プレイ回数順:起動されれば数える、レビュー平均順:自作の評価はできない
  • 表示される範囲、プレイ回数順:上位50作品、レビュー平均順:上位50作品

ここで押さえておきたいのは次の2点です。

  • プレイ回数は「入口の数」です。 起動した時点で数えるため、遊んですぐやめた場合も1回です。31分以上あけて何度も遊べば、同じ人でも回数は増えます。反対に、30分以内の再起動は重複として除かれます。人気の目安にはなりますが、人数や満足度そのものではありません。
  • レビュー平均は「書いた人だけの声」です。 レビューにはメールアドレスの確認が必要で、書く手間もかかります。遊んだ全員の評価ではなく、書いた人の評価です。件数が少ないと、1人の点数で平均が大きく動きます。

つまり二つの順位を比べることは、「多くの人が入口をくぐった作品」と「書いた人が高く評価した作品」を比べることに近いと言えます。この前提を持って、手順に進みます。

並べる前に揃える条件

比較で一番大切なのは、条件を揃えることです。次の4つを先に決めて、メモの冒頭に書いておきます。

  1. 日と時間帯を揃える。 プレイ回数は増え続けます。二つの画面は続けて、数分以内に記録します。
  2. ジャンル絞り込みを揃える。 まず「すべて」で比べ、次に気になるジャンルを1つ選んで同じ手順を繰り返します。
  3. 範囲を決める。 上位10位までを基本にします。余裕があれば、表示される上位50位まで広げます。
  4. ログイン状態を記録する。 ログインの有無で表示が変わるかどうかは、画面を開いて確かめます。変わる場合は、同じ状態で二つとも記録します。

「すべて」と「ジャンル別」の両方を取ると、同じ軸でも見える顔が変わるかどうかを、もう一段確かめられます。ただし最初は「すべて」だけで構いません。

記録の手順

次の表を、紙か表計算ソフトに用意します。列は5つです。

作品名 / プレイ回数順の順位 / レビュー平均順の順位 / 順位の差 / 備考

手順は次のとおりです。

  1. ランキングの画面を開き、並べ方を「プレイ回数」にします。上位10位までの作品名を、順位つきで1列目と2列目に書き写します。
  2. 続けて並べ方を「レビュー平均」に切り替えます。上位10位までを書き写します。プレイ回数順の表にない作品は、新しい行として追加します。
  3. 両方に出てくる作品は、同じ行に二つの順位を入れます。片方にしか出ない作品は、出ない側の欄に「圏外」と書きます。
  4. 両方の順位がある行だけ、順位の差(大きい数字から小さい数字を引いた値)を入れます。
  5. 最後に、プレイ回数順の上位10位とレビュー平均順の上位10位で、共通する作品が何本あるかを数えます。これが今回の中心の数字です。

「圏外」の行は、備考欄に理由の候補を書き込んでおきます。次の節で扱いますが、圏外には少なくとも2通りの理由があるためです。

画面の写真を撮る場合は、自分用の記録にとどめてください。作品名や作者名を、確認なしに外へ出すのは避けたほうが安全です。

結果をどう読むか

表ができたら、共通する本数と順位の差から、次のように読みます。

共通する作品が多い場合

プレイ回数が多い作品が、レビューでも高く評価されていると読めます。入口の数と書いた人の評価が、おおむね同じ方向を向いている状態です。この場合は、どちらの軸で作品を探しても大きな違いはありません。

共通する作品が少ない場合

二つの軸が、別々の作品を押し上げています。この場合は、少ない側の理由を作品ごとに確かめます。

  • プレイ回数順の上位にいて、レビュー平均順に出ない作品。 理由は2通り考えられます。レビューの平均が低い場合と、レビューが3件に届いておらず、そもそも評価順に掲載されていない場合です。この2つは見た目が同じ「圏外」でも、意味がまったく違います。作品のページを開き、レビューが何件付いているかを確かめます。件数の見え方は画面を開いて確認してください。
  • レビュー平均順の上位にいて、プレイ回数順に出ない作品。 起動回数は少なくても、遊んだ人の評価が高い作品と読めます。ただしレビューが3件前後のときは、1人の点数の影響が大きくなります。たとえば3件の平均は、1人の点が1点変わるだけで約0.33動きます。順位の高さを、そのまま作品の力とは読まないでください。

順位が大きく動いた作品

順位の差が大きい作品に、印を付けます。そのうえで、その作品を実際に開いて遊びます。遊んだ感触と二つの順位を照らし合わせると、「入口で選ばれやすい作品」か「遊んだあとに評価されやすい作品」かを、自分の言葉で説明できるようになります。

起こりやすい誤り

  • プレイ回数を人数と読んでしまう。 回数は起動の実測であり、人数ではありません。同じ人が時間をあけて何度も遊べば増えます。
  • 件数の少ない平均を信用しすぎる。 評価順はレビュー3件以上から載るため、掲載されたばかりの作品は件数が少なく、順位が動きやすいと考えられます。
  • 二つの画面の間に時間をあけてしまう。 回数もレビューも変わり続けます。続けて記録しないと、軸の差ではなく時間の差が混ざります。
  • 「どちらが正しいか」を決めようとする。 二つの軸は別の問いに答えています。比べて分かるのは優劣ではなく、見え方の違いです。
  • 自作の順位に一喜一憂する。 自作の評価は自分ではできません。自作が一方の軸にだけ出ているなら、その理由を同じ表で読み解く材料にします。

立場別の使い方

同じ表でも、読者によって見る場所が変わります。

  • 遊ぶ人。 新しい作品に出会いたいときはプレイ回数順、じっくり遊べる作品を探したいときはレビュー平均順から入り、ジャンルを絞ると探しやすくなります。
  • 作る人。 自作が片方の軸にしか出ない場合の手がかりになります。回数は多いのに評価が少ないなら、遊んだ人が感想を書きやすい導線を考える余地があります。ただし評価を頼む方法は、アソバースの案内と規約の範囲で考えてください。
  • 保護者。 回数は人数ではなく、評価は書いた人の声だと分かっておくと、数字の見方が落ち着きます。お子さんと一緒に表を埋める作業は、数字の読み方を学ぶ練習にもなります。
  • 学習者。 同じデータでも、集計の軸を変えると上位が変わります。「何を数えるか」で見える景色が変わることを、自分の手で確かめられます。

次の行動

ランキングの画面でプレイ回数順の上位10位を書き写し、続けてレビュー平均順の上位10位を書き写してください。共通する作品の本数を数え、順位が大きく動いた作品を1本選んで、実際に遊んでみましょう。圏外だった作品があれば、作品のページでレビューの件数を確かめ、「評価が低い」のか「掲載条件に届いていない」のかを見分けてみてください。