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Perplexityで調べる範囲を絞る:公式サイトや学術情報に寄せる指示と見落としの注意

AIを使いこなす

執筆にClaudeを使用しています。

多数の候補と絞り込んだ候補を並べ、範囲外の付箋を拾う場面
記事の内容をもとに制作したAI生成イメージです。実際の製品画面や検証結果の写真ではありません。

Perplexityの調査範囲は絞れます。ただし方法は三つあり、効き方が違います。画面では検索の種類を選ぶか、指示文で「このドメインを優先して」と頼みます。ドメインを機械的に限定する search_domain_filter は、APIの資料に載っている仕様です。 絞ると出典は整いますが、公式に書かれていない現場の事情や、更新が遅れた情報、公式と食い違う報告は候補から外れやすくなります。この記事では、同じ質問を「絞らない」「絞る」で比べる記録表を使い、何が増えて何が消えたかを自分で確かめる手順を示します。 確認範囲は、Perplexityのヘルプとドキュメントの記述(2026年10月28日に閲覧)です。画面上でドメインを直接指定する操作は、閲覧した資料では確認できませんでした。そのため画面では、指示文で寄せる前提で書いています。文面や表は説明用の例で、私が実行して確かめた結果ではありません。

この記事の目次
  1. 絞り込みの方法は三つある
  2. 指示文で公式サイト・学術情報に寄せる
  3. APIでドメインを限定する場合
  4. 絞らない・絞るを比べる記録表
  5. 絞ると見落としやすいもの

絞り込みの方法は三つある

  • 検索の種類を選ぶ(Academic、Finance、自分のファイルなど)、使う場所:画面、確認できた根拠:Pro Searchのヘルプに、種類を選んで範囲を狭められるとの記述、強制力:選んだ種類に寄る
  • 指示文で情報源を指定する、使う場所:画面・API、確認できた根拠:使い方のヒントが、目的・背景・条件を明確に書くことを勧めている、強制力:依頼にとどまる。結果の確認が必要
  • search_domain_filter、使う場所:API、確認できた根拠:ドメインフィルターの資料に仕様がある、強制力:指定ドメインのみを対象にする許可リスト方式

検索の種類の選択肢は、プランや時期によって画面の表示が変わる可能性があります。ヘルプによると、Pro Searchは利用中のプランに含まれている場合に、プランの上限まで使われます。自分の画面で選べる種類を、先に確認してください。

指示文で公式サイト・学術情報に寄せる

公式サイトに寄せる依頼文

次の質問について、一次情報(提供元の公式サイト、官公庁・公的機関のサイト)を優先して調べてください。

質問:【ここに質問を書く】
優先するドメイン:【例:ppc.go.jp、caa.go.jp】
条件:
- 上のドメイン内に根拠が見つからない場合は、見つからないと明記し、他のサイトで補わないでください
- 回答ごとに、出典のURLとページの種類(法令、ガイドライン、FAQ、お知らせなど)を付けてください
- ページに日付があれば、その日付を併記してください

「見つからない場合は補わない」の一文が要点です。これがないと、公式に書かれていない部分を他のサイトで埋めて、公式の説明のように見える文章が返ることがあります。ドメイン名は例なので、知りたい情報の提供元に置き換えてください。

学術情報に寄せる依頼文

次のテーマについて、査読論文、学会・大学・研究機関が公開する資料を優先して調べてください。

テーマ:【ここにテーマを書く】
条件:
- 各出典について、著者、公開年、査読済みの論文かプレプリント(査読前の論文)かを分けて示してください
- 解説記事やまとめサイトは根拠にせず、必要ならその旨を最後に別枠で書いてください
- 論文同士で結論が分かれている場合は、分かれている点をそのまま書いてください

学術検索の資料では、専用モードではなく、学術系のドメインを search_domain_filter に指定する方法が紹介されています。あわせて、査読論文を優先させる指示や、著者・公開年を書かせる指示を組み合わせる使い方も示されています。論文とプレプリントを分けさせる点は、この記事の編集上の工夫です。

APIでドメインを限定する場合

APIを使える人は、指示文に頼らずドメインを限定できます。ドメインフィルターの資料でSearch APIの仕様として確認できたのは、次の点です。

  • 1回のリクエストで指定できるのは最大20ドメイン
  • 許可リスト(含めるものだけ)か拒否リスト(- を付けて除外)のどちらか一方で、混在はできない
  • プロトコルは付けず nature.com のように書く。ルートドメインはサブドメインも対象になり、パスでの指定もできる
json
"search_domain_filter": ["ppc.go.jp", "caa.go.jp"]

これは資料の書式に沿った例で、私が実行したものではありません。他のAPIやモデルで同じ指定が使えるかは、利用するエンドポイントの資料で確かめてください。

この方式は範囲を確実に切れる反面、範囲に漏れがあっても気づく手段がなくなります。学術側にも注意があります。学術系ドメインに絞っても、arxiv.org のようなプレプリントは入ります。絞ったから査読済みになるわけではありません。次の記録表は、こうした漏れや混ざりを見つけるためのものです。

絞らない・絞るを比べる記録表

手順は次のとおりです。

  1. 調べたい質問を一つ決め、文言を固定します。
  2. 絞らずに質問し、出典を全件、表に写します。
  3. 新しいスレッドで、同じ質問を公式向けの依頼文(または検索の種類の選択)で実行し、同様に写します。
  4. 二つの出典を見比べ、片方にしかないものを「差分」欄に書きます。
  5. 差分の出典を実際に開き、結論が変わるかを判断します。
  • 実行日・使った設定、絞らない:、絞る:
  • 質問文(固定)、絞らない:、絞る:
  • 出典の数、絞らない:、絞る:
  • 公式・一次情報の数、絞らない:、絞る:
  • 日付が確認できる出典の数、絞らない:、絞る:
  • 結論の要点、絞らない:、絞る:
  • 片方にしかない出典、絞らない:、絞る:
  • 結論が変わった点、絞らない:、絞る:
  • 出典を開いて確認できたか、絞らない:、絞る:

次は記入例です。架空の値で、実測ではありません。

  • 質問文(固定)、絞らない:景品表示法に関する消費者向けの相談窓口の案内はどこにあるか、絞る:同左
  • 出典の数、絞らない:8件、絞る:4件
  • 公式・一次情報の数、絞らない:3件、絞る:4件
  • 片方にしかない出典、絞らない:解説ブログ2件、報道1件、絞る:公式FAQ1件
  • 結論が変わった点、絞らない:窓口の名称が出典により異なる、絞る:公式の名称に統一

この例のような結果なら、公式の名称を採用します。そのうえで、絞らない側にあった別の表記が旧名称なのか誤りなのかを、公式ページの日付で確かめます。差分を放置しないことが、この表の目的です。

絞ると見落としやすいもの

  • 公式に載っていない実務上の注意、起こり方:公式は原則論だけで、運用の細部は外部の報告にある、確認方法:絞らない側の差分を読む
  • 更新の遅れ、起こり方:公式ページが古いまま残っている、確認方法:ページの日付と別の公式ページを照合する
  • 指定漏れの組織、起こり方:関係する省庁・自治体・団体を挙げ損ねる、確認方法:差分に未指定の公的機関が出ないか見る
  • 言語の偏り、起こり方:日本語の公式だけに寄り、海外の一次情報が外れる、確認方法:国際的な質問なら提供元の英語ページも対象にする
  • 学術側の偏り、起こり方:プレプリントは査読前。論文は有料で本文が読めないことがある、確認方法:種類を分けて書かせ、本文を開いて確認する
  • 指示の無視、起こり方:指示文での指定は依頼なので、範囲外の出典が混ざりうる、確認方法:出典URLのドメインを全件目視する

出典が付くことと、要約が正確なことは別です。ヘルプも出典リンクでの確認を促しています。結論に使う箇所は、元ページの該当部分を人が読んでください。

使い分けの目安は次のとおりです。

  • 制度や仕様の確認(手続き、窓口、機能の有無):公式に寄せた結果を軸にし、絞らない結果は差分の確認に使います。
  • 評価や実務の感触:絞らない結果を軸にし、事実関係だけ公式で裏取りします。
  • 研究動向:学術に寄せたうえで、プレプリントと査読論文を分けて読みます。

毎回比べる必要はありません。重要な判断の前や、結論が公式と食い違いそうなときに限れば十分です。質問に機密情報や個人情報を入れる場合は、実在のものを避け、ダミーに置き換えてください。

出典・参考資料