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紙の書類をスマホで撮ってAIに聞く前に:写し方と、隠しておく情報の決め方

AIを使いこなす

Claudeで執筆し、GPTで自動校閲・修正しています。

スマホで撮る前に、用紙の一部を不透明な紙片で隠す手元。
記事の内容をもとに制作したAI生成イメージです。実際の製品画面や検証結果の写真ではありません。

撮る前に質問を決め、回答に必要のない情報は写さないか、不透明な紙で隠します。そのうえで、明るい場所で真上から撮り、文字や数字を拡大して確認してから送るのが基本です。AIへの送信後に隠し忘れを探すより、送る画像に何を含めるかを先に決めましょう。 以下に、撮影の手順と情報の分類表をまとめます。書類や依頼文の例はすべて説明用で、実際にAIへ送って確かめた結果ではありません。

この記事の目次
  1. 1.質問を一文にして、必要な範囲を選ぶ
  2. 2.「渡さない・置き換える・必要なら渡す」に分ける
  3. 3.隠してから撮るチェックリスト
  4. 4.学習の設定も、送信前に確認する
  5. 5.画像と一緒に送る依頼文
  6. 6.答えを原本と照合してから使う

1.質問を一文にして、必要な範囲を選ぶ

最初に「この書類で何を知りたいか」を一文にします。

  • 請求書:支払期限と、今回支払う金額を確認したい。
  • 契約書:解約の手順と、費用が発生する条件を平易にしてほしい。
  • お知らせ:自分がすることと、その期限を整理したい。

請求書なら、金額だけでなく「税込」「今回分」などの見出しも残します。契約書なら、解約条項に加え、その条項が参照する定義や別紙が必要になることもあります。「この欄だけで必ず足りる」とは決めず、意味を判断するための見出し・注記・参照先も確認するのがコツです。

範囲を広げる場合も、追加する箇所の個人情報を確認してから撮ります。仕事の書類は、勤務先が認めるサービスと利用方法に従ってください。

2.「渡さない・置き換える・必要なら渡す」に分ける

次の表は、一般向けAIに書類を渡す前の編集上の目安です。法律上の区分ではなく、質問への必要性から判断するためのものです。

  • A 渡さない、撮影前の扱い:写さないか、紙で隠す、情報の例:マイナンバー、口座番号、カード番号・有効期限・セキュリティコード、暗証番号、パスワード、認証コード、ログイン用の情報
  • B 置き換える、撮影前の扱い:元の情報は紙で隠し、必要な役割や条件だけを依頼文に書く、情報の例:氏名、住所、電話番号、メールアドレス、契約番号・お客様番号、生年月日、勤務先名
  • C 必要なら渡す、撮影前の扱い:周囲の情報も点検し、質問に必要な箇所を写す、情報の例:金額、日付・期限、項目名、条項、注意書き、手続きの案内文

Bの氏名なら「本人」「相手方」、勤務先名なら「勤務先」と置き換えます。年齢が質問に必要なら年代だけにするなど、目的に足りる粗さで伝えます。置き換え自体が不要なら、何も伝えなくて構いません。

Cも無条件に送ってよい情報ではありません。条項の文章に氏名が埋め込まれていたり、金額が病歴や取引内容と結び付いたりする場合があります。QRコードやバーコードも、内容を判断できなければ隠す候補です。

名前を隠すだけで、誰の情報か分からなくなるとは限りません。診断書や非公開の業務資料など、残る内容自体が機微・機密に当たる場合は、送信を見送り、発行元や相談窓口で確認する方法も選べます。

3.隠してから撮るチェックリスト

撮影前の確認から、送信直前の見直しまでを一続きにします。

  1. 質問と撮る範囲を決める。 必要な見出しや注記も含めます。
  2. AとBの元の情報を隠す。 文字が透けない紙を重ね、ずれないようにします。付箋を使う場合も、不透明か確認します。
  3. 紙を平らな明るい場所に置く。 手やスマホの影、照明の反射が文字に重ならない位置にします。
  4. 必要な範囲を真上から撮る。 ページ全体が必要なら四隅を入れ、一部分で足りるなら、その範囲を大きく写します。
  5. 複数ページを一枚に詰め込まない。 表や細かな文字は、見出しとの関係が分かる範囲で分けて撮ります。
  6. 画像を拡大する。 金額・日付・条件の小さな文字を、自分の目で読めるか確かめます。
  7. 写り込みを確認する。 隠した欄の端、裏面の透け、隣の書類、封筒の宛名も見ます。
  8. 送る画像を選び直して確認する。 撮り直し前の画像や、隠していない画像を誤って添付していないか見ます。

スマホのマーカーで上塗りする場合は、薄い塗りや隙間がないか、送信する画像で確認する必要があります。加工の扱いに迷うなら、撮影前に不透明な紙で隠す方法が取り組みやすいでしょう。

4.学習の設定も、送信前に確認する

情報を隠す作業と、サービスの設定確認は両方行います。学習への利用を止める設定だけを根拠に、機微な情報を送ってよいとは判断しないでください。

OpenAIの公式説明では、個人向けのFree・Plus・Proについて、ChatGPTの設定で「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにすると、以後の新しい会話はモデル改善に使われないとしています。ただし、オプトアウト後でも、高評価・低評価などのフィードバックを送ると、関連する会話全体が学習に使われる場合があります。書類を含む会話で評価を送る前にも、この条件を確認してください。

Claudeの個人向け製品の公式説明も、金融情報、医療情報、パスワード、機密文書などの共有には慎重な扱いを勧めています。また、安全上の判定でフラグが付いた会話は、信頼性・安全性に関する内部モデルの改善などに利用される場合があると説明しています。

学習への利用、保存、担当者による確認は、同じ意味ではありません。利用するサービスとプランの最新の説明を確認し、それでも渡す必要のない情報は省きます。

5.画像と一緒に送る依頼文

次は、請求書の支払期限と金額を確認するための説明用サンプルです。質問部分を書き換えて使えます。

添付は、紙の書類をスマホで撮った画像です。
不要な個人情報は撮影前に隠しました。
「本人」「相手方」は名前の代わりです。

知りたいこと:支払期限と、今回支払う金額。

次の順で答えてください。
1. 質問に関係する見出し、金額、日付、注記を書き出してください。
2. 読めない文字や自信のない数字には「?」を付けてください。
3. 読み取った内容を根拠に、答えを3行以内でまとめてください。
4. 必要な情報が足りない場合は、足りない箇所を教えてください。推測で補わないでください。
5. 氏名・住所・識別番号などが残っていれば、その値を繰り返さず、情報の種類と位置だけを知らせてください。

最後の指示は補助です。AIが隠し忘れをすべて見つけるとは限りません。指摘されてからでは、情報はすでに送信されているため、撮影前と送信直前の確認を省かないでください。

6.答えを原本と照合してから使う

AIが整った文章で答えても、数字や条件が正しいとは限りません。次の三点を原本と照合します。

  • 金額・日付:桁、税込・税別、今回分と合計額を確認します。
  • 期限・条件:「いつまでに」「どの場合に」「例外は何か」が抜けていないか確認します。
  • 次の行動:支払い、解約、返送などは、書類の記載や発行元の案内で確かめます。

必要な箇所が読めなければ、隠す作業をしたうえで撮り直します。契約や支払いの判断は、AIの要約だけで決めないでください。

撮影時の最終メモは、「質問を決める→不要な情報を隠す→読める大きさで撮る→添付を確認する→答えを原本と照合する」です。用が済んだ画像やスキャンの保存先も見直し、不要なら削除します。端末の画像を消す操作と、AIサービスに送ったデータを削除する操作は分けて確認しましょう。

出典・参考資料