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収納の配置に悩んだら:部屋の寸法と写真をAIに伝えて案を比べる

AIを使いこなす

執筆にClaudeを使用しています。

床にマスキングテープで収納の置き場所を示す枠が貼られ、メジャー、方眼ノート、引き出しケースの模型、壁際の写真を表示したスマホが並ぶ俯瞰の場面。
記事の内容をもとに制作したAI生成イメージです。実際の製品画面や検証結果の写真ではありません。

「置ける案」が返ってくるかどうかは、数字を文字で渡したかでほぼ決まります。写真には縮尺がないため、写真だけで奥行きや高さを正確に読み取らせるのは危険です。寸法、動くもの(ドアや引き出し)、動かせない物(コンセントや窓)は文字で書き、写真は雰囲気と位置関係の補足に使います。 AIに渡す情報は次の4種類です。 1. 置ける場所の幅・奥行き・高さ 2. 動かせない物の位置(コンセント、スイッチ、窓、幅木、点検口など) 3. 人が通る範囲と、ドアや扉が開く範囲(動線) 4. 入れたい物のサイズと数 この記事では、この4点を書く採寸メモ、案を3通り出させる依頼文、置く前に自分で確認する比較表を順に示します。数値と案はすべて、私が計算して用意した説明用の例です。実際にAIへ送って得た回答ではありません。

この記事の目次
  1. 手順1:先に採寸メモを作る
  2. 手順2:写真は2〜3枚だけ添える
  3. 手順3:案を3通り出させる依頼文
  4. 手順4:比較表で確認し、実寸で試す
  5. 回答がずれたときの直し方

手順1:先に採寸メモを作る

メジャーと紙(またはスマホのメモ)を用意し、次の書式を埋めます。単位はcmに統一し、測っていない項目は「未測定」と書きます。推測で埋めると、AIはその数字を事実として扱います。

【採寸メモ】
場所:寝室の北側の壁(説明用の例)
使える幅:160cm(壁全体240cm − ドア部分80cm)
使える奥行き:最大45cm
  理由:ベッド側面まで105cm、通路は60cm残したい
天井高:245cm 幅木:高さ6cm・厚み1cm
動かせない物:
 ・コンセント 左端から100cm、床から25cm
 ・ドア 壁の右端側、部屋の内側に開く、開き幅80cm
 ・窓 この壁にはなし
通路の条件:ベッド側面〜収納の前を60cm以上あける
壁・床の条件:賃貸のため壁に穴は開けない
入れたい物:
 ・引き出し式衣類ケース 6個(W40×D45×H30cm)
 ・単行本 約60冊(高さ20cm・厚み約2.5cm、並べると約150cm)
未測定:なし

書くときのポイントは3つです。

  • 理由をつける:奥行き45cmは「ベッドまで105cm − 通路60cm」から出した数字です。理由があると、条件を変えたときの影響をAIが説明しやすくなります。
  • 通路幅は数値で書く:「通りやすく」だけだと、AIが勝手な幅で計算します。
  • 入れる物は外寸で測る:収納ケースは内寸ではなく、取っ手や車輪を含む外寸です。

手順2:写真は2〜3枚だけ添える

写真は、壁を正面から撮った全体の1枚と、コンセントやドア周りの寄りの1枚があれば足ります。アップロードの仕様は、2026年10月28日に公式ヘルプで確認しました。

  • ChatGPT:画像は1枚20MBまで。画像形式はPNG、JPEG、アニメーションなしのGIFです(ChatGPTのファイルアップロードFAQ)。回数の上限などはプランや設定で変わるため、この記事では扱いません。
  • Claude:チャットではJPEG、PNG、GIF、WebPを添付でき、1000×1000ピクセル以上の画像が推奨されています(Claudeのファイルアップロード)。

他のアプリを使う場合は、そのヘルプで形式と上限を確認してください。

送る前に、宛名や書類、表札、顔、窓から見える景色が写っていないかを見ます。写っていれば撮り直すか隠します。間取り図に住所や会社名があれば、加工してから使います。AIの設定がどうであれ、機密は写さない・書かないのが確実です。

写真には文章の説明も添えます。例:「1枚目は壁の正面で、右端がドア。2枚目はコンセント周りで、床から25cmの位置」

手順3:案を3通り出させる依頼文

次の文をそのまま使い、「採寸メモをここに貼る」の部分に手順1のメモを貼ります。

あなたは収納の配置を考える相談相手です。
以下の採寸メモと添付写真をもとに、置ける収納の配置案を3通り出してください。

【採寸メモをここに貼る】

ルール:
- 寸法はメモの数字だけを使い、写真から寸法を推測しない。
- 各案で、横幅の合計と高さの合計を計算式つきで示す。
- 使える幅・奥行き・高さ・通路幅の条件を満たすか、案ごとに「○/×/要確認」で判定する。
- 引き出しを全部引き出した状態の通路幅も計算する。
- コンセントやドアの開きと重なる場合は、そう明記する。
- メモにない情報が必要なら、案を出す前に質問する。
- 3案は「低く横に並べる」「縦に積む」「その中間」のように、方針を変える。
- 最後に、案を比べる表(項目:必要な幅、高さ、コンセントとの干渉、出し入れしやすさ、購入が必要な物)を作る。

「案を出す前に質問する」と指定するのは、足りない数字をAIが想像で補うのを防ぐためです。質問が返ってきたら、測り直して答えます。

手順4:比較表で確認し、実寸で試す

次の表は、手順1のメモをもとに私が計算した説明用の例です。自分の部屋で同じ形の表を作り、AIの回答と照らします。

  • 構成、案A:低く横に並べる:ケース2段×3列(6個)、案B:ケースと本棚を並べる:ケース3段×2列+幅80cmの本棚、案C:高い本棚で幅を節約:ケース3段×2列+幅40cmの高い本棚
  • 幅の合計、案A:低く横に並べる:40×3=120cm(余り40cm)、案B:ケースと本棚を並べる:80+80=160cm(余り0)、案C:高い本棚で幅を節約:80+40=120cm(余り40cm)
  • 高さ、案A:低く横に並べる:60cm、案B:ケースと本棚を並べる:ケース90cm、案C:高い本棚で幅を節約:ケース90cm、本棚は約180cm
  • コンセント(左端から100cm)、案A:低く横に並べる:余り40cmを80〜120cmの位置にあてれば確保できる、案B:ケースと本棚を並べる:ケースか本棚のどちらかが重なるため、配置の調整が必要、案C:高い本棚で幅を節約:余り40cmを80〜120cmの位置にあてれば確保できる
  • 本の収納量、案A:低く横に並べる:別の置き場が必要、案B:ケースと本棚を並べる:棚板2段で約160cm分(約150cmの本が入る見込み)、案C:高い本棚で幅を節約:4段×40=160cm分(約150cmの本が入る見込み)
  • 気をつける点、案A:低く横に並べる:上の空間が余る、案B:ケースと本棚を並べる:余りがなく、物を増やせない、案C:高い本棚で幅を節約:背の高い家具は固定や転倒対策が要る

本棚の数字は板の厚みを引く前の目安です。実際の内寸は小さくなるので、約150cmの本に対して160cmは余裕が少なく、製品の内寸で必ず確かめます。

表は次の順に確認します。

  1. 合計が合っているか:幅の合計が使える幅160cm以内かを、自分でも足し算します。
  2. 動かせない物と重なっていないか:コンセントの位置を、案の説明と照らします。
  3. 引き出しを引いても通れるか:この例の奥行き45cmのケースを前に引き出すと、通路60cmは大きく減ります。ケースを全部同時に引き出すことは普通ありませんが、1段ずつ開ける前提でも通れるかを確かめます。AIが見落としやすいので、「引き出しを1段開けた状態で通路が何cm残るか」を追加で質問します。
  4. 本当に入るか:本棚の内寸と、本の高さ・奥行きを見比べます。
  5. 固定方法が使えるか:賃貸で穴を開けられない場合、背の高い家具の転倒対策は、突っ張り式などの方法が住まいの規約上使えるかを確認します。

画面上で良さそうな案でも、買う前に実寸で試します。

  • 床にマスキングテープで、案の幅と奥行きを貼ります。
  • ドアを開け、ベッドの横を歩いて、通路60cmが保てるか試します。
  • 高さは、紐やメジャーを壁に当てて目視します。

ずれが出たら、実測値で採寸メモを直し、「この数字に直しました。案を作り直し、変更点だけ教えてください」と同じ会話で頼みます。

回答がずれたときの直し方

  • 幅の合計が合わない、原因として多いもの:外寸と内寸の混同、単位の違い、直し方:「計算式を全部書いて」と指示し、自分で検算する
  • コンセントを塞ぐ案が出る、原因として多いもの:位置を文章で書いていない、直し方:「左端から○cm」「床から○cm」を書き足す
  • 通路が狭くなる、原因として多いもの:通路幅を数値で渡していない、直し方:「ここは60cm以上」と数値で指定する
  • 写真と食い違う回答、原因として多いもの:写真の位置関係を読み違えている、直し方:写真の説明文を足し、メモの数字を優先させる

数字に関わる依頼には、毎回「メモの数字を優先して」と添えます。

最初の一歩は、採寸メモを作って手順3の依頼文に貼ることです。メモは15分ほどで作れます。案出しと計算はAIに任せ、寸法の測定、重なりの確認、テープでの実寸確認は自分で行います。この分担にすると、買ってから「入らなかった」を減らしやすくなります。

出典・参考資料